Quantcast
Channel: 天晴れ! HK伝説 ~氷川きよしさんに出会えた奇跡に感謝!~
Viewing all articles
Browse latest Browse all 770

きよしさんの”付き人”になっても、やっぱりその魅力の秘密は神秘なのでしょうね。

$
0
0
こんばんは。
思いっきり深夜、というか”丑三つ時”になってしまいました。
と書くと、なんだかコワイですね(笑)。

きよしさんは昨日は倉敷市民会館で開催された「木曜8時のコンサート」の公開収録に出演され、今日は広島で、ファンクラブふれあい会(第9回目)ですね。
ご参加の皆さま、きよしさんと素敵な時間をおすごしくださいませ。

先の記事のきよしさんのニューシングルのジャケットの画像、大きなデータのものに差し替えましたので、よろしければPCやスマホの壁紙にどうぞ。
ちなみにわたしは、迷いましたけど、すでにPCもスマホもCタイプのジャケットにチェンジしました。
そんなわけでスマホを見ては”ドッキンドッキン”なわたしです(汗!)。
皆さまはどのタイプがお好みでしょうか?


イメージ 1

と、ここでCタイプのジャケット、ふたたびアップさせていただきました(キャッ!)。
「男花(シングルバージョン)」のPVもつくってくださるそうで、「氷川きよし節」(文化放送)でドローンを使った撮影秘話もお話しくださって、アルバムのPVも大好きですが、楽しみですね。


そして、私事ですが、昨日、自分の半年間の予定を左右することになりそうな仕事の打ち合わせを終えて、まだ第一関門突破といったところなのですが、ホッとして脱力しています。
自分で思っていたよりずっと気が張っていたのですね~。
それで、ホッとしたら何だか目が冴えて、この間から書きたいと思っていた”付き人”をテーマにした記事を書いてみたくなりました。


以下、思いのままに書いていきますので、とりとめなくなってしまったらごめんなさい。

少し前ですが、脚本家の倉本聰さんが、北島三郎さんの”付き人”をされたことがあることを、日本経済新聞の連載コラムを読んで知りました。
倉本さんが脚本を書かれた「幻の町」という単発ドラマに、トラックの運転手さん役で北島さんに出演していただいた際の小樽ロケで、倉本さんは北島さんの絶大なる人気を目の当たりにし、その人気の秘密をなんとしても知りたいと、”付き人”を志願されたのだそうです。

そのコラムを読んで、倉本さんのそのときのお気持ちが、わたしのきよしさんに対する自分の気持ちとかさなったことはいうまでもありません。
でもさらにわたしが思ったのは、今日まできよしさんを一ファンとしてみつめさせていただいてきて、きよしさんの人気の秘密はわかっているつもりですが、なぜこんなにも自分が”氷川きよし”に惹かれ続けているのか、その魅力の秘密は、たとえきよしさんの”付き人”になったとしても、そのすべてを知ることはできないだろうということでした。
以前、きよしさんの魅力の秘密は”神秘”なのだとコメント欄に書いてくださったかたがいらっしゃいましたが、あらためてそうだなあと思うこの頃です。

日本経済新聞のコラムは「私の履歴書」というタイトルで、各界で活躍されてきたかたたちがほぼ月替わりで連載され、先月は脚本家の倉本聰さんが1カ月にわたって書かれていました。
お読みになられた方もいらっしゃるかと思いますが、その第18回のタイトルは”サブちゃん”。
「幻の町」という単発ドラマを倉本さんが書かれ、主演は田中絹代さんと笠智衆さんで、北島さんはトラック運転手役で出演されることになりました。
多忙な北島さんは撮影当日、東京から加わる予定でしたが大雪で千歳空港(当時)から小樽に向おうとして大渋滞に巻き込まれてしまいます。
携帯電話もない時代だったので、主だったタクシー会社に北島さんのハイヤーの車番を伝えて、その所在を無線で知らせてもらうようお願いしたところ、
タクシーの運転手さんから、”サブちゃん、銭函インター通過”、”小樽まであと15分”と、続々報告が入ってきて、そのたびにロケの見物に集まっていた地元の人たちが歓声をあげ、
いよいよ北島さんが到着すると大喝采となり、倉本さんは北島さんの絶大な人気を目の当たりにして、”このサブちゃん人気って何だろう?”と考えて...。
その答えを知りたいという思いがつのった倉本さんは、なんと北島さんの付き人になることを思い立ったのです。
北島さんと親しいテレビ局の方を介してお願いしたところ、”いいですよ”とお返事をいただいて、すでに付き人が3人いたので、倉本さんは”第4付き人”になったのだそうです。

”第4付き人”として北海道や青森方面のコンサートに同行した倉本さんは、
”サブちゃんと客席のやり取りには垣根がない。年齢や性別、職業や身分など一切の区別がなく、人と人とが水平にぶつかり合っていた。
「俺はこれまで何をしてきたんだ」と恥じ入った。自分の中に無意識なエリート意識があって「上から目線」で仕事をしてきた、批評家や業界人の目ばかり気にして脚本を書いていた。テレビドラマは大衆のものだ。「地べた目線」でドラマを書くぞと心に決めた。”
と書かれていました。

そして、このコラムで目にした「地べた目線」という言葉を目にしたとき、思いだしたことがあったのです。
それはきよしさんがデビュー2年目くらいの頃のあるインタビュー。
超多忙なきよしさんが、取材で一生懸命に受け応えする様子に、記者の方が、”こんなにまで忙しくて疲れていないはずはないのに、どうしてそんなに一生懸命になれるのですか?”と質問されたのです。
すると、きよしさんは、たとえどんなに小さな記事でも、その記事を読んで僕の歌を聴いてくださるかたがいるかもしれないと思うと、がんばらずにはいられないのだというようなことをおっしゃっていて...。
わたしはその言葉にガーンと頭を殴られたようなショックをうけたのです。
ああ、この人(その頃はまだきよしさんのことを”この人”といっていました)は、20代そこそこの若さで、誰のために歌っているのかちゃんとわかっているんだ、自分の歌を受けとってくれる人たちの顔が見えているんだ。
それにひきかえ、わたしは本をつくるときに(20代後半まで出版社で単行本をつくっていました)、読者の顔がちゃんと見えていただろうか? 
本が売れても、売上の数字をながめて”内容や企画がよかったから”と思い、お金を払って本を買ってくれた読者のことをちゃんと考えたことがあっただろうか?
本は、読んでもらえなければただの紙束。読んでくれる人のおかげで”本”というものになれるのだということを、きよしさんにおしえていただいたのでした。

そういえば、以前、ブログに書いたことがありますが、あるコンサートで開演を待っていたとき、わたしのうしろの席にすわっていた方が、お隣のお友だちに、”わたし、夢で、きよし君の付き人になっていたの”とお話ししているのが聞こえてきたのです。
その方は、きよしさんのご両親よりもお年上の様子でしたが、
さらに、”それでね、(マネージャーの)上東さんに指示されて、ハイと返事をしていたの”とおっしゃっていて、そのお声がなんとも楽しそうでした(喜)。

皆さん、やっぱり潜在的に(?)、きよしさんの”付き人”になってみたいという思いがおありでしょうか?
きよしさんの身のまわりのことや諸々の雑事をしてくださる”付き人”と思われるかたたちを、コンサートのDVDの特典映像などでも目にすることがありますが、機敏で気の利く人でないとつとまりそうもないですよね、きっと。
そんな”付き人”以外にも、きよしさんを身近で支えてくださっているスタッフの皆さんが多数いらっしゃいますが、警備を担当されている方のことを、この流れで書いてみます。

明治座で、きよしさんが座長公演をされていたとき、終演後の出待ちをしている際、警備スタッフの方たちは、どの方も注意事項などをていねいに説明してくださいますが、その方は特に熱心に話してくださっていました。
きよしさんがお帰りになる道筋を知っていて決められたエリア(明治座さんの敷地内)以外の歩道できよしさんの車を待ったり、車がゆっくり走ってくださるので走って追いかけるかたがいることを、自分自身で目にする以前にその方のお話で知ったのです。
もしなにかあったら当人が大変なことはもちろんですが、”氷川きよしさんのファン”と、きよしさんのお名前も出て
しまいますし、「NHK歌謡コンサート」のプリンスロードでのお見送りもそうですが、皆がルールを守ることで成り立っているもの。
きよしさんの車がゆっくり走ってくださるからといって、走って追いかけるような人がふえれば、残念ですが車はスピードをあげざるをえませんものね。

昼の部1回公演のみだったその日、わたしは出待ちをしていたのですが、きよしさんの車が通りすぎ、そのまま走って追いかけていく人たちが、きよしさんの車が信号待ちしているタイミングで、そのまま歩道を走って追いかけていくのが目に入ると、そのスタッフのかたは右手に誘導灯をもったまま猛ダッシュされました。
何かあったら、身を挺してきよしさんを守り、ファンの安全を確保する一念で、明治座さんから数100メートルを駆け抜けていかれたのではないかと思います。
わたしはその様子を目にし、きよしさんのことをそうまでして守ってくださるスタッフの存在に涙がでそうになりました。

ここでは具体的な道筋やわたしが向かった駅名にはふれませんが、
駅に向かって歩いていく途中、反対側から歩いてきた屈強そうな男性とすれ違いざま、無線か携帯電話からのような音声で、
”今、○○○○が無事に○○に入るところを見届けました”というような声が流れてきたのですが、出待ちの際、説明や注意事項を何度かお聞きしていたので、その声がスタッフの方のものとわたしにはわかりました。
さらに、そのとき、途中途中に万が一に備えて警備のかたが待機されていることを知って、”出待ち”も、多くのスタッフが支えてくださっていることを知ったのです。

わたしが、さらに駅に向かって歩いていくと、道路の反対側を誘導灯を手に、足どり軽く明治座さんのほうへと歩いていくそのスタッフの方の姿が見えました。
わたしは、
”きよしさんのことを守ってくださってありがとう”
と、心のなかで手をあわせて見送らせていただいたのでした。

そのスタッフの方は、きよしさんのコンサートで開演前後は案内係、コンサート中はステージの警護をされていることもあるのですが、今年、わたしが参加したあるコンサートで、きよしさんが、そのスタッフの方がその開催地区のご出身だと話題にされて、お名前とともに紹介されたことがありました。
そのときのきよしさんの様子に、ああ、きよしさんこそは、誰よりもそのスタッフの方の一生懸命な仕事ぶりをご存知なのだなあと合点したのです。


※そのスタッフの方のことを書きたいと3月から思いながら、なかなか思うようにに書けなくて今になってしまいました。
来週は父の故郷である新潟でのきよしさんのコンサートにいってみたいという思いから、今回は新潟県上越市の上越文化会館で開催されるコンサートに参加します。



Viewing all articles
Browse latest Browse all 770

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>