昨夜の「うたコン」、ご覧になりましたか?
テーマは”暑さ吹き飛ぶ! 愛と人情名曲集”ということで、オープニングは”股旅もの”のお芝居”でしたね。
きよしさんは、里見浩太朗さんと島津亜矢さんと共演され、事情があっての”悪役”に挑戦。
ダークサイドな魅力を漂わせつつ、結局は悪に徹しきれない”氷川のきよし”を人情味いっぱいに演じてくださっていました。
そして「大利根無情」の突きぬける高音の爽快な響きと、味わいの増すこぶしまわしに聴き惚れたのです。
個人的にとても期待していた「旅笠道中」は里見さんが唱いだされたので、きよしさんの歌唱ではないんだなあと思いつつ、きよしさんをみると、マイクを使わずに一緒に唄っておられたので、そのことだけで満足しておりました。
ところが、2コーラスめでは島津さんも加わって3人で唄ってくださるという嬉しすぎる展開に、わたしは大感激したのです。
亜矢さん演じる”亜矢姫さま”と兄弟であることがわかったあとの、きよしさんと島津さんの笑いをこらえての演技も最高(笑)。
大好きだった「ごきげん歌謡笑劇団」を思いださずにはいられませんでした。
「新・BS日本のうた」でもお芝居仕立ての回がありますが、時代劇を身近なものに感じさせてくださる好企画ですよね。ぜひ、第2弾を期待したいと思います。
そういえば、お芝居のなかに、「大井追っかけ音次郎」、「ちょいときまぐれ渡り鳥」、「箱根八里の半次郎」と、きよしさんのヒット曲名が飛びだしましたね(嬉)。
そのことも嬉しいことでしたが、里見さんが「ちょいときまぐれ渡り鳥」とおっしゃったとき、きよしさんが恐縮されて思わず里見さげておられる様子に、じんときてしまいました。
それにしても、どうしていつもそんなふうに素敵な振る舞いがごく自然にできるのかしら? とあらためてきよしさんの心映えそのもののようなその振る舞いを美しいと感じたのです。
※NHKで会見をされたそうですね。
そう、”振る舞い”という言葉をここで使ったのは、番組の後半、フォーマル感あふれる黒の三つ揃いのスーツに着替えられたきよしさんが「第49回 思い出のメロディー」の司会者として有働さんとともに登場され、そのときに、司会者として”大人の振る舞い”ができたらとおっしゃっていたから。
先の記事にも書きましたが、”夏の紅白歌合戦”ともいわれる番組の司会をつとめらるなんて、ファンとして嬉しく誇らしい思いでいっぱいです。
8月5日午後7時30分から生放送!
楽しみですね。
こちらの記事が会見の詳細がわかりやすいかなと思います。
よろしければチェックしてみてくださいませ。
番組のラストはエレファントカシマシの「風と共に」。
素敵な歌、そして感動的な歌唱でしたね。
放送終了後、あらためて出演者の皆さんがステージに並ばれると、大きな拍手がおこりました。
そして司会者の谷原章介さんと小郷知子アナウンサーがおひとりずつ紹介されながらお見送りをされ、きよしさんはここではトップバッターでした。
終演後は”歌の”プレゼントコーナー”。
ここでのトップバッターは島津亜矢さん。「心」を唄ってくださいました。
子供の頃から、時代劇を見て、里見さんに憧れていたそうで、そんな里見さんと同じステージに立っていることが、夢のようで信じられず、ぽかんとしてしまったのだそうです。
23日に放送される「新・BS日本のうた」は、”永久保存版! 亜矢の2番勝負第2弾”で、亜矢さんの歌唱を堪能したい方はお見逃しなく。
そしておふたり目は羽山みずきさん。
番組では、「旅の夜風」を中澤卓也さんと唄っておられましたが、映画をみてイメージを広げるなど準備をされて臨んだ成果でしょうか。中澤さんを見つめていたらドキドキしてしまったのだそうです。
そんな羽山さんに、谷原さんが、”うん、うん”と愛しそうに相づちをうたれていました。
羽山さんは、「雪んこ風唄」を歌唱されたのですが、”雪んこ”って子供の姿をした雪の精のことなのだそうです。
ロマンチックですね。
さあ、そして羽山さんをお見送りして、場内の照明がおちると、どこからともなく、”きよしく~ん!”という声、声、声。
「なんですか? まだ何もいってませんよ」
とおっしゃる谷原さんにうなずく小郷さん(笑)。
その言葉を合図に(?)、一気にペンライトがまたたいたので、
「それでは皆さんで呼んでいただけますか」
と。
今思いかえしても、音頭をとったわけではなかったような気がするのですが、でも音頭をとっていただいたとしか思えないほど一糸乱れずに、きよしさんの名前を呼んだのでした(笑)。
きよしさんは、「第49回 思い出のメロディー」の紹介をされるためにお召し替えされた黒のスーツでの登場でした。
そういえば、きよしさんが番組のなかでこのあの黒のスーツ着替えて待機席に着席されたとき、その後、「第49回 思い出のメロディー」の番宣をされるとは思っていなかったので、もしかしたら「碧し」を唄ってくださるのかしら? と勝手な期待をしてしまったのです。
谷原さんは、オープニングの股旅もののお芝居を話題にされ、
「子分を引き連れた悪いヤツでしたね。氷川さんもああいうダークサイドな役もできるのですね」
と、そこは役者さんの目線でほめてくださったのです。
きよしさんは、「”悪きよし”ですね」とおっしゃると、
「先月は1か月公演をしていまして。ねずみ小僧を演らせていただいたんです。
ねずも小僧って、”チャッ、チャッ、チャッて早いんですよ。
でも初めてのことを経験させていただくと勉強になりますから、とにかく一生懸命やらせていただくことが大事だなって思いました」
と座長公演を振り返られました。
話題が「第49回 思い出のメロディー」の司会のことになると、
「お話をいただいた時は、僕でいいのかなって思いました」
ときよしさんはおっしゃったのです。
そんなきよしさんに、”そんな謙遜されて”というリアクションの谷原さんと小郷さんでしたが、ここで谷原さんが
「昨年の司会は萩本欽一さんですよ」
とおっしゃると、
「プレッシャーかけないでください」
ときよしさん(笑)。
歌手の皆さんが歌いやすいように、そのために歌唱曲や歌手の皆さんのことをしっかり勉強して準備しておき、時には自分を抑えて、司会者に徹しようと考えていることをお話しくださったのです。
谷原さんが、優等生的決意のきよしさんに、ソツがないだけでなく、そこに”抜け”のようなものがあってもよいのではないかというようなことをおっしゃると、
きよしさんは、力強く”だすから!”とおっしゃって(笑)。
”ですから”といいなおしてそこは有働さんがフォローしてくださるはずと言葉にされてから、
「がんばります」
と結ばれたのでした。
さあ、そこで唄ってくださったのは、もちろんあの曲!
そう、「男の絶唱」でした。
スーツ姿で歌唱される「男の絶唱」に、ひたすらに惹きこまれたのです。
終演後はお友達のサポートのおかげで、出待ちもさせていただくことができました。
きよしさんはVネックの白いTシャツをお召しになって、うちわを振っておられたでしょうか。
その優しい笑顔ばかりをみつめていたので、細部を見る余裕がなかったわたしです(汗)。
明日は川口総合文化センター リリアでコンサート(昼夜2回公演)ですね。
わたしは夜の部に参加させていただきます。
”コンサーツアー再開”ということで、どんな構成になっているのでしょう?
歌唱は、今夜の「男の絶唱」を聴かせていただいて、明日、”氷川節”を堪能させていただけることが楽しみで、嬉しくって、わくわくもドキドキも加速するばかり。
もう、わたし、どうしましょ?