「今日もとっても幸せでした」
と笑顔のきよしさんになんとかお礼の言葉をつたえることができ、ホッとして...。
そして、誘導の方の”はいっ”の気配を感じて、右に歩き出す瞬間、わたし、きよしさんに、右手を向けて、”ハッ!”と(喜)。
きよしさんが、目を丸くされながら微笑まれ即座に左手で”ハッ!”と返してくださったので、今まで手を包んでくださっていた大きくて優しい手のひらがその瞬間、わたしの眼前15cmくらいに。
もう、天にも昇る思いになって...。
その瞬間を思い出しては、こころとろけてしまうのです。
皆様、こんばんは。
今日、都内でおこなわれた「新・演歌名曲コレクション6-碧し-」発売記念企画のプレミアムイベントに参加させていただきました。
会場となった江戸川区総合文化センターには、「夜桜演歌まつり」と、一昨年の「THE歌謡祭」の公開収録の時に来たことがありました。
11時から12時30分までの間に受付で座席指定券の引き換えをして、13時開場、13時30分ミニライブ開演というスケジュールでした。
司会の西寄ひがしさんが、前説で、きよしさんの衣裳や、まだコンサートやディナーショーで唄っていない曲の披露があることを、おしえてくださったので、もうわくわくドキドキしながら、きよしさんの登場を待ったのです。
「2018年の幕開けです。
今年は戌年ですから、きよしさんと皆さんにとって、”ナンバー1”の、”ワンダフル”な1年にいたしましょう!
それでは氷川きよしさんの登場です」
西寄さんの言葉を受けて、きよしさんがステージに。
光沢のあるシルバーグレーのシックななかにも華やかさがあるスーツをお召しになっていて、靴は黒のエナメルでした。シャツと蝶タイも同色ですが、素材のテイストが少しことばるのか光沢はないようにみえました。
最初に唄ってくださったのは、「男の絶唱」です。
昨年、”前人未到日本有線大賞9回めの受賞を果たした曲”と西寄さんが曲ふりしてくださり、もう、絶好調の歌声でした。
きよしさんの後方に大きなスクリーンがあり、リアルタイムできよしさんが映しだされ、左右の天井からチェーンを円筒状につないだ吹き流しのような飾りが計6か所に飾られていて、その真下にセッティングされているライトの色でその円筒の色もさまざまなに変わっていったのです。
わたしにはこの日のための演出された照明がとても美しく思えて、嬉しくなりました。
※ロビーに飾られていて、皆さん記念撮影をされていました。
唄いおえると、あらためて日本有線大賞のお礼をおっしゃると、
「名前を呼ばれたときは、賞をいただきたいと思ってはいましたけれども、でも(候補の皆さんが)素晴らしい方ばかりなので、自分が呼ばれるとは思っていなかったんです。
だから呼ばれたときは嬉しかったですね~。
そうしたら、僕の思いをうけとめてくださって、うしろにいた水森かおりさんが号泣されて(笑)。
僕とかおりさんの関係を知らない人はなんで?って思ったかもしれませんけど、同じ事務所の先輩で、僕がデビューしたときからずっとみてくださって、わかってくださっていますから。
その僕の気持ちを思ったら涙がでたってあとでいっていました。
長いですから、あの人と(笑)。
僕より4年か5年キャリアは長いんですよね」
と。
そして、「NHK紅白歌合戦」の話題になると、
「NHKさんから曲目の連絡があったというので、『男の絶唱』かなって思っていたら、”『ズンドコ節』を唄ってほしいそうです”といわれて。
エッ? なんで? どうして?って思いました。
でも、より多くの方が知っている曲をということをききまして。
それでセットがハッピーな宝船ってきいて(笑)。
”ズンドコ節”と”宝船”ってどうしよう?ってことになりました。
衣裳は2週間くらい前からつくりはじめましたけど、和のなかに洋もいれて、色は金?
でもワンポーズだと変化がないから、間奏のに上着を脱いだら全身ゴールドにっていうふうに考えていったんですよ。
リハーサルのときは緊張していなかたんですけど、本番になったらブワーッと緊張して...。
だって、日本中の方がみてくださって、世界の方もみてくださっているでしょう。
もう、緊張して。
そうしたら階段をおりるとき、ちょっと足元が(笑)」
と、きよしさんはその瞬間を再現してくださいましたが、緊張も輝きと笑顔に昇華されて、ほんとうに素敵でした。
ちなみに瞬間視聴率は全歌手の中で第5位という快挙でしたね。
きよしさんは昨年末の出来事をお話しくださると、
「2018年も氷川きよしをよろしくお願いします」
とご挨拶されました。
ここで西寄さんがあらためて新年を迎えたことを話題にされると、
「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申しあげます」
とあらたまっておっしゃり、
「昨年は実りの多い年でした。
紅白も”トリ前”に唄わせていただけて嬉しかったです。
そう、ちょっとした裏話なんですけどね、裏話だから、いろいろなところに書かないでほしんですけど(笑)。
紅白が終わったあと、NHKの食堂で打ち上げがあるんですよ。
そこでね、五木(ひろし)さんが、”みんな前に出てきて”っていって、僕や、惠ちゃん、こうちゃん、ひろしさんを呼んでくださって。
”これから若い君たちが演歌・歌謡曲を引っぱって、もりあげていってくれよ”って。
僕、涙が出そうになりました」
きよしさんは、恵ちゃんは山内惠介さん、こうちゃんは福田こうへいさん、ひろしさんは三山ひろしさんであることを解説されると(笑)、
「福田さんは年上だからこうちゃんって呼んだら失礼ですかね(笑)」
とおっしゃったものの、”だけど”こうちゃん”て呼びたい気持ちなんだよ~”といいたそうだったのです。
ところで、きよしさんは、皆さんになんて呼ばれていて、そしてご自身は皆さんにどう呼ばれたいと思われているのでしょうね。
でもそんな皆さんのうちとけた雰囲気は「新・BS日本のうた」の年末・年始のSP番組からも感じられました。
素晴らしい歌声の素敵な仲間の皆さんと演歌・歌謡界をもりあげていただきたいですね。
※じつはたくさんの人がいるのですが、
雰囲気がつたわるこの画像をアップしますね。
きよしさんはお正月は2日にご両親が東京にいらして、3日から西寄さんもご一緒に箱根に2泊3日の温泉旅行に出かけられたそうです。
「お正月は2日に両親が来まして。
それで3日から西寄さんも一緒に、ヨーロッパ(笑)! にような雰囲気の箱根の方に行ってきました。
正直、疲れました(笑)。
2泊して、お風呂にはいって。
犬もつれていったので、散歩したりして。家にいるのと変わらなかったですよね。
西さんは気をつかって休んだ気がしなかったんじゃないですか?」
と。
すると、
「そんなことありません。楽しかったですよ」
と笑顔の西寄さんでした。
わたしがこんなことをいうのもおこがましいですが、西寄さんのように頼りがいのある方がいてくださって、そして公私ともにサポートとしてくださって、ほんとうにありがたいなあと思うのです。
ここで昨年の紅白での瞬間視聴率がベスト5入りしていることを西寄さんがインフォメーションされ、
「きよしのズンドコ節」を唄ってくださいました。
このながれで、「紅白の衣裳、重いんですか?」
と問われると、
「重いですよね。何キロかな? 30キロくらい? えっ? 15キロ?」
と、はかったわけではないので、はっきりした数字はわからないようでうが、いずれにしてもとても重いものだったのですね。
また、今年は10月に明治座さんで座長公演を開催される話題になったのですが、今のところ演目は未定とのこと。
「なにをやりたいですか?」
との西寄さんの質問に、
「ひょうきんで、正義感が強くて、けんかっぱやくて。やさしくて」
と、たくさんの希望をお持ちのきよしさん。
「今年も楽しかったねってお思える1年にしたいですね。キャッキャいいながら楽しくいきたいです」
と結ばれたのです。
そして、ここで唄ってくださったのが本邦生歌初披露の、
「花笠道中」と、「真昼の最終列車」の2曲。
あらためて素敵なカバーとオリジナルだなあと感じ、きよしさんの歌唱に幸せな思いがあふれてきました。
そう、この2曲が収録されている「新・演歌名曲コレクション6-碧し-」は、ほんとうに素晴らしいアルバムで、聴くほどに発見がありますものね。
きよしさんに出逢ってから日々感動が上書きされてきていますが、はじめてのミニアルバムをだされたとき、当時は外出先ではウォークマンでしたし、収録順にひたすら聴いていたので、今でもある曲が終わると、そのあとの曲のイントロがセットになって思い出されます。
わたし、いったいどれほど繰り返しあのアルバを聴いたのでしょうね(笑)。
さあ、そして、ここでこの日のサプライズ!
1月30日にリリースされる「勝負の花道」のジャケット3種を公開してくださったのです。
そして、その画像をみて、思わず、”あ~っ!”。
そう、この日お召しになっていたスーツこそがニューシングルの衣裳だったのでした。
もう~、きよしさんも、西寄さんも、そうならそうと早くいってくださいっ!
なんて(笑)。
Aタイプのカップリング「柔道(やわらみち)」
Bタイプのカップルング曲「恋次郎旅姿」
のさわりを唄ってくださいました。「恋次郎~」はタイトルから皆様、イメージされていたかと思いますが軽快な股旅演歌です。
そして、台詞入りという
Cタイプのカップリング曲「俺ら江戸っ子 浅太郎」
では、台詞まで披露してくださろうとして、しばし熟考(笑)。
「ええと、うーん」
あまりに部分だけを披露してもと思われたようで、
「ま、いっか」
と、リリースされてのお楽しみということに(笑)。
「今年は、全部演歌です。カップリング曲も3曲とも演歌。
昨年はポップスも唄いましたけど、今年は演歌ひとすじでいきたいと思っています。
『勝負の花道』は、このタイミングでこの作品が来てくれたんだって。
みんな自分自身に勝っていくんだよって。
僕も自分自身に重ねて、皆さんも自分自身のを重ねていただいて、人生の応援歌にしていただけたらと思います。
あきらめという言葉はいらないんです」
と、「勝負の花道」についての思いをお話しされると、
楽しかった”ミニライブ”のフィナーレの曲としてさっそうと「勝負の花道」を唄ってくださったのです。
客席は大いにもりあがって、きよしさんの歌声が皆のこころをつないだくださり、ほんとうにひとつになったような一体感を感じたのです。
きよしさんは唄いおえると、
「皆さん、お身体に気をつけてくださいね、それではまたのちほど」
と、ステージから握手会のブースへと移動されたのでした。
そしていよいよ1階席前列から係の方の誘導で握手会のブースへと移動することになったのです。
わたしは今回は2階席でしたので時間はたっぷり。最初はこころにも余裕があったのですがやっぱり近づいてくるとドキドキ、ドキドキ、ドキドキ...。
自分の心臓の音がきこえてきそう(汗)。
そんな緊張を、西寄さんが事前に集めたリクエストシートをもとにDVD映像をながしてくださり、書き添えられている熱いメッセージを代読してくださり、このときに、青森や花巻、富山や福井、熊本や関西からもお越しになった方が多数いらっしゃることがわかりました。
1階席の方がすべて移動されても、和気あいあいとステージ上の西寄さんに進行でリクエスト曲を楽しんでいて、いよいよ2階席からの移動も始まったのです。
わたし、かなり後方だったのです。
それで、ある曲が終わって、西寄さんの声が近いなあと思ってよくみたら、西寄さんが2階席にいらしてくださっていたのです。
客席をまわりながら語りかけて進行してくださり、わたしは西寄さんのトークライブのときに感じる楽しさを感じておりました。
西寄さんは、きよしさんやスタッフさんがずっと立っておられることを思われてなのでしょうね。
ステージ上ではもちろんのこと、2階席に移動されてからも、たくさんの空席ができてもお立ちになったまま。
数人が、”西さんもすわってください”と声をかけかれたのですが、”ありがとうございます~”と会釈されるだけでけっしておすわりにはならなかったのです。
そして、移動が始まると、ひとりひとりに”いってらっしゃい”とお見送りしてくださったのでした。
わたし、ホールの最寄り駅で、堺のUさんのご縁でお知り合いになったご夫妻(アッと驚く美男美女で優しい方たち)に出会ってタクシーに乗せていただいたのですが、そのときにあらためて今回のイベントは1か所開催なので全国からお越しなのだということを思ってはいたのです。
でも、西寄さんがメッセージを読まれていたときに、あらためて全国から、きよしさんに逢いたくて、集まってこられていることを思って胸がじんとしたのでした。
そして、そんな皆の思いをしっかりとうけとめて、その一瞬一瞬にまごころこめてくださっているきよしさんに、また感動せずにはいられなかったのです。
荷物とコートを係の方に預けて、セキュリティチェックを終えて、通路に並ぶと、もう、きよしさんの笑顔がみえてきました。
客席で待機しているときに、何度か握手会会場の様子を映して、西寄さんが西寄さんが、”1,2,3”と秒数を数えながらシミュレーションしてくださっていたので、とてもこころに余裕があったのです。
とはいえ、きよしさんの紅白歌合戦の本番と同列に語るのは失礼かもしれませんが、でもでもわたしにはそれほどのこと!
やっぱりきよしさんを目の前にすると、思いっきり緊張してきて...。
もう、用意していたひとことに思いを凝縮させて。
うなずいてくださったきよしさんに、渾身の”ハッ!”を贈らせていただいたら、
きよしさんから、パワーあふれる”ハッ!のお返しをいただいて、夢のよう。
皆さまに、
きよしさんの”ハッ!”を贈らせていただきますね。
※明日は「ヒルナンデス!」に出演されますね。
かっぱ橋で事務所の山川豊さんと話題のキッチングッズを探されたそうで、どんなものなのでしょう?
そしてブログに書けずにおりますが、13日に放送された「名曲! 旅の詞 ~日本全国歌碑めぐり~」での、きよしさんの「影を慕いて」はこころにしみいる歌唱で素晴らしかったですね。
河口湖の旅も風景も素敵でしたが、地元の方たちとのふれあいがそれ以上に素敵だなあと感じました。
週末、週明けはきよしさんとともに、あるいは偶然が重なって先駆けて(?)遠出をする予定です。
そのことは今度こそこの次の記事に書きますね。