ああ、そうだった。
言葉ではうまくあらわすことができなかったけれど、わたしなは、こんな”氷川節”もまた、聴いてみたいと、ずっとずっと思っていたのだ。
NHKホールの片隅で、ステージのきよしさんを見つめながら、そんなことを思っていました。
皆様、今夜の「うたコン」、ご覧になりましたか?
オープニングでボックスシートに出演者の皆さんが着席されていた様子がオープニングで映しだされたかと思いますが、きよしさんがグリーンのスーツをお召しになっていたので、その色から、緑、大自然とイメージがふくらんで、今日、歌ってくださる松山千春さんの曲が「大空と大地の中で」なのでは? と期待が高まりました。
そう、そして、いよいよのそのとき、司会の谷原章介さんのあたたかなナレーションできよしさんが「大空と大地の中で」を歌いだされた瞬間に感動で心ふるえだしたのです。
なんて、なんて、なんて、壮大でロマンティックな歌声なんでしょう。
きよしさんの歌声に聴き入り、身もこころもその響きにひたすような思いでただただ聴き惚れておりました。
揺り起こし、抱きしめてくださるような強く深い励ましの力!
そして、その力強さのなかにただよう心とろかす甘い歌声の響きにきよしさんの優しさを感じ、美しい光がみえたのです。
以前、徳光和夫さんが、きよしさんのファンで目が不自由な方の話題になると、その方は素晴らしい耳をもっていらして、そして”心眼”でちゃんときよしさんのことが見えているのだということをお話しされたことを思い出していました。
その光は、青くもあり、緑でもあり、桃色でもあり...、何色といったらいいのかわからないのですが、とても眩しくて、でもずっと見つめて包まれていたいようなそんな光だったのです。
帰宅して、録画をリピートしていたら、こんな時間になってしまいましたが、「人生の並木路」では、きよしさんの、そしてきよしさんの歌声をとおして古賀政男先生の深い深い励ましの思いを感じて、そして、命の炎が揺らめくのをその歌唱から感じていました。
そういえばあの衣裳は明治座さんでのコンサートで”氷川きよしが歌う愛の歌”のコーナーでお召しになっていたものでしょうか。
紫色一色なのですが、ドットが織り込まれているところに遊び心があってほんとうに素敵ですね~。
録画では、聴くわたし側にこころの余裕ができていましたので、じっくりときよしさんの”歌唱の技”にも聴き入って、とりわけ鮮やかな”こぶしまわし”の妙に感動したのです。
まもなく、スタッフさんの誘導があり移動となり、きよしさんは移動するため立ちあがられたのですが、そのときに大江さんの手をそっと握って励まされていました。
なんだかとてもじんときて。
わたしにはそのおふたりのやりとりと、きよしさんの優しい振る舞いがこころに深く残ったのです。
では、以下は終演後の”歌のプレゼントコーナー”のことを。
トップバッターは丘みどりさんでした。
丘さんは、番組でもトップバッターをつとめられ、「麦の唄」をう歌ってくださいましたが、素敵な歌唱でしたね。
赤いお着物と金糸の帯をお召しになっていましたが、その歌唱と凛とした立ち姿に、中島みゆきさんの「麦の唄」のMVがうかんできたのです。
こちら、よろしければご覧くださいませ。
この曲は、いうまでもなく朝の連続テレビ小説「マッサン」の主題歌ですが、わたしには、2014年11月24日に小樽市民会館で公開収録が開催された「北の大地コンサート」で、きよしさんはじめ出演者の皆さんと一緒に歌った思い出の曲でもあります。
歌い終わって、司会の吉幾三さんに感想を求められたきよしさんは、
「音楽は国境を越えますね」
とおっしゃったことが思い出されます。
と、脱線してしまってごめんなさい。
丘さんは「夜霧の馬車」を歌唱されたときの白い羽が施された真っ白なドレス姿で登場。
ふだんは地声で歌っておられるそうですが、「夜霧の馬車」では裏声(ファルセット)での歌唱に挑戦されたということと、古賀政男先生のコーナーということもあり、口から心臓が飛び出しそうなほど緊張されていたのだそうです。
とてもそんなふうにはみえない落ち着いて憂いが匂いたつような素敵な歌唱でしたね。
ドレスの下のヒールまでみせてくださって、”履いたことのないような高いヒールなんですよ~”とおっしゃっていました。
歌ってくださったのは、
「鳰の湖 (におのうみ)」 でした。
おふたりめは、「うたコン」のステージを目ざされている、期待の歌手の方が登場されました。
その方は、伊達悠太(だて ゆうた)さん。
北海道伊達市出身。
再デビューされて2年目ということで、今、がんばっている「俺とカモメと日本海」を披露してくださいました。
とても明るく楽しい方で、煮物づくりが趣味で、事務所にいくときにはよくお手製の煮物を差し入れされるそうです。
得意メニューは”肉じゃが”で、昨日はイチゴジャムをつくられたと(嬉)。
”演歌男子”で、さらに”料理男子”だなんて、きよしさんとも相つうじるものがありますね。
ぜひ、「うたコン」のステージへたつ夢をぜひかなえてほしいです。
さあ、さあ、さあ、あと残すはおひとり!
どなたがでてきてくださるのでしょう?
いつもこの瞬間に思うのは、ここで、もしも、”あの方”がでてきてくださらなかったら、NHKホールはどうなっちゃうかしら? ということ(笑)。
もう~、暴動?
なんて、物騒なことを申しあげてごめんなさい。
伊達さんを拍手でお見送りさせていただくと、ステージの照明は暗転して、下手にひかえておられる谷原さんと小郷知子アナウンサーにスポットが当たり、一瞬の沈黙のあと、客席にペンライトが瞬きだしたのです。
そんな客席の様子に、谷原さんが、
”まだお呼びしないとでてこられませんよ(笑)。それでは皆さんでお呼びしてください”
というようなことをおっしゃってくださったので、
”きよしく~ん!”
と大きな声が響いて、登場されたのは、もちろん、”われらがあの方”、氷川きよしさんでした(喜)。
白と黒のツートンカラーの衣裳で登場されて、歌ってくださったのは、もちろん、「勝負の花道」でした。
きよしさんの胸のすくような颯爽とした歌唱に、明治座さんでの第2部のコンサートのオープニングが思い出されると同時に、ああ、今この時、きよしさんは新たな一歩を踏み出されているのだなあと感じたのです。
話題が前後しますが、きよしさんが登場されると、谷原さんが、
「今日の緑のスーツ、素敵でした」
と番組の前半できよしさんが着用されていた衣裳をおほめくださると、
「(緑が)好きなんです、なんか」
ときよしさん(笑)。
そして、このときの白と黒のツートンカラーの衣裳を小郷さんともども、”どうなっていらっしゃうるんですか?”と驚きとともに絶賛され、
「”あしゅら男爵”みたい!」
と谷原さんがおっしゃったのですが、きよしさんは、きょとん(笑)。
そう、きよしさんは、”あしゅら男爵”をご存じなかったのですね。
ちなみに、わたしも、初めて(黄色と黒のツートンも含めて)このデザインのスーツをお召しなったきよしさんをみたとき、じつは”あしゅら男爵”を想起したのです。
ということは、わたしと谷原さんは”世代”なのでしょうね(笑)。
小郷さんが、きよしさんがご自身でツートンカラーの衣裳をデザインされたことを話題にされ、谷原さんが、
「あの緑のスーツもですか?」
とおたずねになると、
「あれは、生地をあれして、あれしました」
と、゛あれ゛がたくさん飛び出してのお答えでした(笑)。
小郷さんが、きよしさんがご自身でツートンカラーの衣裳をデザインされたことを話題にされ、谷原さんが、
「あの緑のスーツもですか?」
とおたずねになると、
「あれは、生地をあれして、あれしました」
と、゛あれ゛がたくさん飛び出してのお答えでした(笑)。
座長公演の話題になり、
「先月、1か月、明治座さんで公演したのですが、お芝居って難しいですね~」
と、きよしさんがおっしゃると、
「僕は氷川さんのお芝居、好きですよ」
と谷原さんがほめてくださったのですが、きよしさんはこの機会にと思われたのでしょうか。
谷原さんに演技についておたずねになったのです。
谷原さんに演技についておたずねになったのです。
「うーん、オレもわかんないんですよ~」
と思わず本音発言の谷原さんでしたが、今、来月Bunkamuraシアターコクーンで上演される「民衆の敵」に出演されるので、そのお稽古の真っ最中ということでした。
☆そのお芝居の詳細はこちらです!
ここで、谷原さんこのお稽古の期間が1か月とおききになったきよしさん、
「えっ、1か月ですか? 僕は1週間でした。だから、初日の前になったら緊張して、寝れなくて、微熱もでて。緊張すると熱がでることありますでしょ。熱っていっても高熱ではないですけどね」と、それでも37度だったことをお話しされたきよしさんに、おふたりは大きくうなづかれました。
多忙なきよしさんですから、お稽古の期間をそれ以上確保するのは難しかったことを了解されたのでしょう。
きよしさんは、
「体調管理が大事ですね。
早寝早起きして。
お酒はのまずに、なんてことはなくて(笑)。
でも深酒はしないで」
と、皆を笑わせてくださいました。
そこで谷原さんが、
「座長公演は終わったので、なにか宣伝することはありませんか?」
と、おたずねになると、
「ありますっ!」
となにかのスイッチがはいったように即答されると、
「宣伝すること、いくらでもあります」
と、おっしゃり11月26日に「勝負の花道」のニュータイプ(G.H.Iタイプ)がリリースされることをお話しされました。
゛今度は何タイプに?゛
と司会のおふたりがおたずねになると、
「ええと、この間が、○○だったから、今度は...」
としどろもどろに(笑)。
でも、素敵なジャケットとカツンプリング曲がはいっていることは伝わったのです。
すると、谷原さんが、
「これは3枚買うしかないでしょ!」
といってくださいました。
すると、きよしさんは、
「もう6枚出してるんですよ。時代のながれで」
と申し訳なそうにフォローされたのです。
谷原さんはその言葉にうなづくと、
「聴く用と、とっとく用とで6枚!」
とおっしゃり、
小郷さんは、
「こうなったらずっとシリーズを!」
といってくださったかと思います。
きよしさんはすっかり恐縮され、
「はいっ!できる限り」
と(笑)。
そんな楽しいやりとりのあとで、「勝負の花道」を歌ってくださったのでした。
歌い終えると、NHKの構内で工事をしているため、出待ちがてきない旨を谷原さんがおわびされ、
「ですので、皆さん、今、網膜に焼きつけてくださいね」
との谷原さん。
きよしさんは緞帳が降りて、その姿がみえなくなるまで、ずっと手をふってくださっていました。
終演後、原宿駅へ向かう道々、なんだかとても歌いたくなってきたのでした(喜)。
ご一緒していたお友だちのSさんにご了解いただき、スマホに歌詩を表示して、「大空と大地の中で」をフルコーラス、思いきり歌ったのです。
歌っていて、幸せな思いがどんどんあふれてきたのでした。
きよしさん、素晴らしい歌唱をありがとうございました。
あなたのおかげで、わたしは、今夜も幸せいっぱいです。
文末に゛あしゅら男爵゛の画像を!
多忙なきよしさんですから、お稽古の期間をそれ以上確保するのは難しかったことを了解されたのでしょう。
きよしさんは、
「体調管理が大事ですね。
早寝早起きして。
お酒はのまずに、なんてことはなくて(笑)。
でも深酒はしないで」
と、皆を笑わせてくださいました。
「座長公演は終わったので、なにか宣伝することはありませんか?」
と、おたずねになると、
「ありますっ!」
となにかのスイッチがはいったように即答されると、
「宣伝すること、いくらでもあります」
と、おっしゃり11月26日に「勝負の花道」のニュータイプ(G.H.Iタイプ)がリリースされることをお話しされました。
゛今度は何タイプに?゛
と司会のおふたりがおたずねになると、
「ええと、この間が、○○だったから、今度は...」
としどろもどろに(笑)。
でも、素敵なジャケットとカツンプリング曲がはいっていることは伝わったのです。
すると、谷原さんが、
「これは3枚買うしかないでしょ!」
といってくださいました。
すると、きよしさんは、
「もう6枚出してるんですよ。時代のながれで」
と申し訳なそうにフォローされたのです。
谷原さんはその言葉にうなづくと、
「聴く用と、とっとく用とで6枚!」
とおっしゃり、
小郷さんは、
「こうなったらずっとシリーズを!」
といってくださったかと思います。
きよしさんはすっかり恐縮され、
「はいっ!できる限り」
と(笑)。
そんな楽しいやりとりのあとで、「勝負の花道」を歌ってくださったのでした。
「ですので、皆さん、今、網膜に焼きつけてくださいね」
との谷原さん。
きよしさんは緞帳が降りて、その姿がみえなくなるまで、ずっと手をふってくださっていました。
ご一緒していたお友だちのSさんにご了解いただき、スマホに歌詩を表示して、「大空と大地の中で」をフルコーラス、思いきり歌ったのです。
歌っていて、幸せな思いがどんどんあふれてきたのでした。
あなたのおかげで、わたしは、今夜も幸せいっぱいです。
※永井豪さんの「マジンガーZ」に登場するあしゅら男爵さまの画像です。
※駆け足での更新で失礼します。
あさっては「新・BS日本のうた」の公開収録に参加させていただきます。
あさっては「新・BS日本のうた」の公開収録に参加させていただきます。