こんばんは。
深夜の更新です。
昨夜の「NHK歌謡コンサート」、ご覧になりましたか?
オープニングで、出演者の皆さんが後ろを向いておられて驚きませんでしたか?
客席から見ていて、えっ、なんで? と意表をつかれた思いがしたのです。
楽しく華やかなオープニングでしたね。
楽しく華やかなオープニングでしたね。
最初におわびしますが、先の記事では、曲目を勘違いをしてしまい、大変失礼しました。
記事を読んで、あるいは放送をご覧になって、あれ、なにかヘン? と思われた皆様、ごめんなさい。
もう~、うっかりにもほどがありますね。
ここで、”いやですね ばかですね”と自分自身をなぐさめております(汗)。
でも、ある意味、身をもってこの言葉が、励ましやなぐさめにもなることをしることができましたので、気持ちをきりかえて、また記事を書いていきますね。
では以下は放送で印象に残ったことから終演後の出待ちのことまで、記憶のままに思いのままに書いてみたいと思います。
放送をご覧になられた方にはご存知のことになりますが、きよしさんは、オープニングからノリノリでしたね(喜!)。
オープニングの「春一番」を出演者の皆さんが手にチアガールの持つような色とりどりのボンボンをふりながら歌唱されて一気にもりあがり、つづいての、「ほんきかしら」では、石川さゆりさんの歌唱にあわせて、きよしさんは、五木ひろしさん 渋谷すばるさん、布施明さんとバックコーラスをされるという豪華な演出でしたが、きよしさんはほんとうに楽しんでおられて...。
ソロ歌唱で聴かせてくださった「夜空の星」では、一緒にその場で踊りだしたくなるほどに心ウキウキとして、そしてさらにウキウキをとおりこして、シュンシュンと音がしそうなほど湧きたったのです。
終始、皆さんの歌唱も最前線で楽しまれていたきよしさんでしたが、
「カナダからの手紙」を平尾昌晃先生が、 石川さゆりさん、 華原朋美さん、 椎名佐千子さん、 杜このみさんと歌っておられたときには、ステージ上段で一緒に歌を口ずさみながら思いきりリズミカルな仕草をされていて(喜)、そんなきよしさんをみつめていたら、ああ~、そのままきよしさんにも「カナダからの手紙」を歌っていただけないかしらと思っていたのでした。
この日はきよしさんが尊敬されている平尾先生の作曲家デビュー50年ということで、ご出演されたのですが、1966年の3月1日に、当時18歳の布施明さんが平尾先生が作曲された「おもいで」をリリースされたのだそうです。
そして1971年の3月1日には、「よこはま・たそがれ」を五木さんがリリースし、”五木ひろし”としての第1歩を踏み出されたということでしたね。
平尾先生は布施さんが「愛は不死鳥」を歌っておられるとき、ステージ下手のボックスシートにおすわりになったまま、指揮をしているように両手をうごかし一緒に歌っておられて、その姿にじんときてしまったのです。
布施さんが歌唱されているときに、「みれん心」を歌唱するためにお着替えをされたきよしさんがステージに戻られ、係の方に途中まで誘導されて前列のボックスシートの向かって右端に着席されたのです。
左橋(下手)から高山アナウンサー、五木さん、平尾先生の順番で着席されていてそのお隣が2席空いていたので、きよしさんは最初、平尾先のお隣は布施さんがおすわりになると思われ先生のお隣を1席あけて右端にすわられたようでしたが、係の方が再度あらわれて、きよしさんを平尾先生のお隣にと誘導されました。
布施さんの「愛は不死鳥」に、一緒に歌っているかのように聴きいっておられる平尾先生に、感動しておられる様子のきよしさんでしたが、そのとき、ひらひらと舞う白い羽の1枚がきよしさんの髪にとまったのです。
と、そのときです。
きよしさんご自身が気づくより早く、五木さんが気づかれ、間にすわっておられる平尾先生をさえぎらないよう、後方から手をまわして、きよしさんの髪にとまった羽をサッとはらってくださったのでした。
ほんの一瞬のことなのですが、でも、そういう五木さんの心配りや優しさにじんときてしまったのです。
そして、そのあとのトークで、平尾先生とのエピソードをお話しされたときには、”歌は楽しく歌ったらいいんだよと(平尾先生に)激励していただいたことが、僕の財産になりました”と、きよしさんがおっしゃっていましたね。
きよしさんのその言葉に、客席から大きな拍手がおこりました。
それはきよしさんの美しい心ばえに感動された拍手と、わたしたちきよしさんのファンから平尾先生への感謝の思いがこめられた拍手だったのではないかと、勝手ながら感じて、ああ、皆の思いはひとつなんだなとあらためて感じ入っていたのです。
平尾先生も、きよしさんがそれほどまでに先生の言葉を大切に受けとめていることに感激され、さらにあたたかなお言葉をきよしさんにかけてくださったので、ますますじんときてしまいましたが、先生ののさらなる激励を胸に抱いて歌唱された「みれん心」、惚れ惚れするほど素晴らしかったですね。
こぶしが気持ちのよいほどくるっくるっとまわっていて。
そしてからりとした明るさのなかにじわっとペーソスがにじんでくるあの感じが絶妙だなあと、聴くほどに感じるようになっています。
今さら? とおっしゃる方もおられるかもしれませんが、
わたしは、このとき、「みれん心」は主人公の女性の失恋を描きながら、同時にその深いところで、なぐさめて励ましてくれる”人生の応援歌”でもあるんだなあしみじみ思ったのです。
発売して1カ月。
遅いと思われるかもしれませんが、わたしのなかで「みれん心」という歌の”芯”とういか”魂”を、このとききよしさんの歌唱の力ではっきりと感じとることができたのでした。
「みれん心」に出逢ったときのわくわくドキドキした気持ちとはまた少しちがったわくわくドキドキする気持ちがふくらんできて...。
熱いのですが、おだやかで静かな感動がおしよせてきて、わたしは両こぶしをグッと握りしめたのです。
そんな思いを胸に、聴かせていただいたラストの「よこはま・たそがれ」では、あまりの感動に涙があふれてきました。
五木さんがステージ中央で1コーラスめを歌唱されているとき、ステージ下手に待機されておられた平尾先生が、五木さんの歌唱にあわせてその場で力をこめて拍子をとって、まるでタクトを振っておらるようにみえたのです。
平尾先生にはライトがあたっていなかったので、わたしにはそのシルエットが目視できただけなのですが、先生の笑顔と、五木さんへの思いをこめたそのふるまいは、”懸命”といったらよいでしょうか。
平尾先生のシルエットと、平尾先生の思いをうけて熱唱される五木さんを同時にみつめながら、人の心と心のつながりはこんなにも深いものなのだということを感じさせていただいたのです。
2コーラスめでは平尾先生もステージ中央に進まれ、つづいて出演者の皆さんも登場して、皆さんでしめくくられ、きよしさんも一緒に口ずさんでおられましたね。
「NHK歌謡コンサート」は3月いっぱいで終了しするそうですが、あらためて素晴らしい番組だなあと思わせていただきました。
そして、シルエットではありますが、わたしは平尾先生のあの姿をわたしはずっと忘れないと思ったのです。
終演後は歌のプレゼントコーナーとなりました。
トップバッターは椎名佐千子さんで、3月23日に発売される「出船桟橋」を歌ってくださり、しっとりとしたなかの激しさにうっとりさせられました。
おふたりめはNHKホールをめざしてがんばる”期待の人”として村木弾さんが登場されました。
村木さんは船村徹先生の内弟子をしながら歌の勉強をつづけ、舟木一夫さんのプロデュースで先月デビューされたそうです。
このとき、お召しになっていた衣裳も舟木さんがつくってくださったということでしたが、その自己紹介をうけて、
高山アナウンサーが、「大きなふたつの船に乗ってのデビューですね」とおっしゃったので、
”うまいっ!”と、思わずひざをたたいてしまったわたしです(笑)。
デビュー曲の「ござる~GOZARU~」を歌ってくださいました。
さあ、そして、そして、そして!!!
われらが氷川きよしさんの登場となりました。
「みれん心」を歌唱された時の衣裳をお召しになり、なんでそんなにまぶしいのかしら? と目をしばたかせずにはいられないほどに輝く笑顔のきよしさんだったのです。
このときのトークでも平尾先生の話題になり、あらためて、
「初めてお会いしたときは、緊張しましたけど、”楽しく歌ったらいいんだよ~”と励ましていただいて。そのことは僕の財産になっているんです」
とおっしゃっていました。
そんなきよしさんに、ふだんの平尾先生はどんな方なのかを高山アナウンサーがおたずねになると、
「ステージのときとまったく同じで変わりませんね。
ありのままの先生で。
気さくな方で、”フランク”っていうんですか? 横文字でいうと(笑)」
とお答えになり、
さらに、平尾先生には50年間で1600曲もの曲をつくられ、きよしさんにも「櫻」を書いてくださっていることをここでも高山アナウンサー話題にされると、
「1600曲の1曲に僕の『櫻』も入れていただいていることが、すごく光栄です」
と、とてもうれしそうでした。
きよしさんの言葉に、あらためて「櫻」そして、やはり平尾先生が作曲してくださったカップリング曲の「出発」を今の気持ちで聴きたい思いになったのです。
「NHK歌謡コンサート」が3月に終了し、4月からは「うたコン」という番組にリニューアルされるそうなので、きよしさんが「NHK歌謡コンサート」のステージにたたれるのは、この日がラストになるのでしょうか。
そしてきよしさんもそんな思いも胸にいだかれていたでしょうか?
高山アナウンサーが、きよしさんが歌ってくださる曲のタイトルコールされると、場内から大歓声がおこりました。
その曲とは?
そう、「男花」でした。
ほんとうに皆様(わたしもそうですが)「男花」が大好きなんですね(喜)。
そして、いよいよ「男花」のイントロがながれてきたら、なんときよしさんがイントロにあわせてパン、パンと大きく手拍子をされたのです(笑)。
一緒に観覧していたお友だちが、”「男花」ってお手拍子ものだったかしら?”と楽しそうにおっしゃったので、わたしもますます嬉しくなって、”そうですねっ!”とこたえたのですが
もう~、きよしさんたら、そんなにまでごきげんだったのです、ね?
ほんとうにいつでもその心のままに、歌ってくださるきよしさんですものね。
なんだか思いもよらない”手拍子”に、きよしさんの嬉しい思いを感じたわたし、舞いあがってしまって最初の”エンヤコラ・コール”を忘れそうになってしまいました(汗)。
わたしもそれくらい幸せだったのですが、そんな思い、きよしさんに伝わったでしょうか?
きよしさんは、「今夜、夢で逢いましょう?」と、ステージの緞帳がおりる別れ際にそういってくださったのでした。
終演後は、きよしさんからの素敵な言葉を胸に抱いて出待ちをしました。
外気が冷たく感じられましたが、きよしさんを待つ時間は、やっぱり少しも苦になりません。
この日はKさんも母も観覧がかなわず、ひとり参加の予定だったのですが、お友だちのOさんのご縁でこの日お知り合いになった方と一緒に観覧させていただいていました。
ですので出待ちをしていても、「男花」での手拍子のことや、「みれん心」の歌唱の素晴らしさなどなど、いくら話しても話したりない思いで、きよしさんを待っていました。
歓声が聞こえてきたので、そろそろかしら?と列の前方をみると、きよしさんを乗せた車が近づいてきました。
なんて、素敵!
きよしさんの笑顔がとびこんできたそのとき、一瞬にして春のひざしにつつまれたようにあたたかく、そして、昼間のように明るく感じられたのでした。
なんて、素敵!
きよしさんの笑顔がとびこんできたそのとき、一瞬にして春のひざしにつつまれたようにあたたかく、そして、昼間のように明るく感じられたのでした。
きよしさんをお見送りしたあとは、皆さん笑顔、笑顔。
夜空にまたたく月も星も、み~んな笑いかけてくれるているようで...。
幸せな幸せな夜になったのです。
2月にきよしさんが「NHK歌謡コンサート」に出演された折、高山アナウンサーのブログに、新曲「みれん心」についてのきよしさんの談話を読ませていただきました。
すでにご覧になっておられるかたも多いかとは思いますが、
「新曲の『みれん心』は、久々に師匠の水森英夫先生に作っていただいたんですが、シングル曲では初めて挑む女性の心が描かれた作品です。
番組でも言いましたが、女心に鈍感なところがあるので…歌うことで身につくといいですね(笑)」
ですって。
あんなにこまやかなきよしさんのどこが鈍感なんでしょ?
なんて思いつつ、ちょっと期待したりして...。
うわあ、これが女心ってものでしょうか?
最後までうかれた内容で失礼しました。
先日放送された徳光和夫さんの「とくモリ!歌謡サタデー!」での、徳光さんときよしさんのお話が素晴らしかったので、少しお時間いただきますが、お聴きになれなかった皆様にもぜひお伝えしたいと思いましたので、録音した音源からきちんと文字おこしをして記事にまとめてみるつもりです。
今月は難しそうなので、来月になるかもしれませんが、必ずお伝えさせてください。
うやむやにならないように、この文末で皆様と約束させていただければと。
きよしさんは明日3月3日のひな祭りには、島根県太田市で開催される「新・BS日本のうた」の公開収録に参加されますね。
どんな曲を歌ってくださるのでしょう?
今から楽しみです。
それでは、またお逢いできますように。