なんて素晴らしい歌声!
ああ、もう、”KIYOSHI"であっても”氷川きよし”であっても、名前なんてどうでもいい。
今、ここに存在するひとつの魂、その魂が奏でる歌声に、自分の魂が共鳴するのを感じていました。
輝く笑顔と、ステージから勢いあまって飛びだしてきそうなほどに躍動感あふれるその肉体に、今を生きているのだという”生命”の放つエネルギーを感じて、その瞬間に生きている幸せを感じて、感動が自分のどこか深いところから押しだされるようにあふれてきたのです。
舞浜アンフィシアターで開催された”KIYOSHI special concert 2015 ~KIYOSHI'S SUMMER~”の3公演目、29日夜の部でのアンコールの最後の曲、「男花」を聴いていたときのことでした。
きよしさんは、3公演の最後の1曲を疲れなど微塵も感じさせず、激しく軽やかに舞うように踊り、熱く歌唱されたのです。
歌い終えるとバンドの皆さんと手をつないで横一列に並んでご挨拶され、バンドの皆さんをお見送りされると、さらに全方向それぞれにご挨拶されました。
肩には今回のコンサートのためにつくられたマフラータオルがかけられていて。
いよいよお別れのそのとき、きよしさんはステージの真ん中に立ち、客席に優しく投げキッスされたのでした。
きよしさんは、3公演の最後の1曲を疲れなど微塵も感じさせず、激しく軽やかに舞うように踊り、熱く歌唱されたのです。
歌い終えるとバンドの皆さんと手をつないで横一列に並んでご挨拶され、バンドの皆さんをお見送りされると、さらに全方向それぞれにご挨拶されました。
肩には今回のコンサートのためにつくられたマフラータオルがかけられていて。
いよいよお別れのそのとき、きよしさんはステージの真ん中に立ち、客席に優しく投げキッスされたのでした。
※舞花アンフィアシアター外観です。
その後のご報告にお時間いただきましたが、このひとつ前の記事に、今回のポップスコンサートのセットリストときよしさんの衣裳について、進行の流れに沿って書かせていただいています。
ですので、ここでは昨日29日の公演で印象に残ったシーンやトークを書いてみたいと思います。
ですので、ここでは昨日29日の公演で印象に残ったシーンやトークを書いてみたいと思います。
ありがたいことに3公演すべてに参加させていただいて、1回の公演で歌唱された曲数はアンコールでの3曲を含めて24曲、3公演あわせて72曲の、その最後の72曲めの「男花」を聴いていたときに抱いた思いをこの記事の冒頭に書かせていただきました。
以前、きよしさんが演歌とポップスを絵画にたとえて、演歌は決まりごともあって陰影を刻んでいく版画、ポップスはそのときのインスピレーションでサーッと書いていく水彩画のようなイメージがあるとおっしゃっていたことを、あらためて思いだしたのです。
その1曲、1曲、その歌唱も動きも、ひとつとして同じものはなく、その一瞬一瞬にきよしさんの命を燃やすような歌唱に聴き入り、見入るばかりでした。
昼の部では、”夏の名曲メドレー”を歌い終えてのオープニングトークで、
「いやあ、僕、マズい!」
ときよしさんは開口一番におっしゃったのです。
そして、続いて飛び出してきた言葉は、
「昨日、もう最高に気持ちよくて。
もう、やめられない。
1週間に1回くらいしたくなっちゃう!」
前日のコンサートでの感動もまたよみがえっていらした様子で、
「気持ちがいいんです。
皆さんの心に僕の心が飛び込んで、また皆さんの心が僕に飛び込んできて、ライブに参加していただいているのを感じて。
すごく気持ちいいんですよ~」
とおっしゃったのです。
※ロイヤルブルーにきらめくペンライトが最高にロマンティックでした。
29日夜の部のご報告をしながら、そこに昼の部のことを織り込んで書いていきますね。
きよしさんはこの情熱のコンサートを終えた今日30日は、松戸・森のホール21でおこなわれる「木曜8時のコンサート」の公開収録に出演されますね。
どんな曲を歌われるのでしょう? そして、休む間もなく新たなステージに立たれるきよしさんに、わたしもまたがんばるぞ!という気持ちにさせていただけます。
待ち望んでいた”KIYOSHI special concert 2015 ~KIYOSHI'S SUMMER~”もいよいよラスト1回。
早く始まってほしい気持ちと、終わってしまうことがさびしい気持ちがわいてきて、開演を待つその時間さえもがたまらなく愛しく思えたのです。
と、そのときです。
お隣のKさんが、”あっ、木根(尚登)さんじゃないかしら?”と、いったのです。
見ると、マネージャーの上東さんが座席までご案内されていて、木根さんが着席されると、気づいた方も多かったようで客席から拍手がおこりました。
そのとき、きよしさんが歌う「hug」がまだ流れていたでしょうか?
木根さんはサングラスをかけているように見えたのですが、なぜか微笑んでそのとき、微笑んでいらっしゃるように感じられて。
きよしさんのために「hug」という素晴らしい曲を書いてくださった木根さんへの私たちファンの感謝の思い、届いたのではないでしょうか?
きよしさんのために「hug」という素晴らしい曲を書いてくださった木根さんへの私たちファンの感謝の思い、届いたのではないでしょうか?
前日に引き続き、29日も昼夜とも、オープニングの「少年時代」(井上陽水)を歌唱されると、
「舞浜、行くぜ~!」
とおっしゃり、とどろく轟音とともに、会場を一気にヒートアップさせ、
「HOT LIMIT (ホットリミット)」(T.M.Revolution)から、もうその勢いはとまりませんでした。
あふれだす情熱にあらがうことなく繰り出される振りは熱くて最高にセクシー!
思いきり挑発モードのきよしさんの、熱すぎる歌声と、思わず、”キャー”と叫んでしまいそうなその動きに、心はジェットコースター状態になったのです。
「シーズン・イン・ザ・サン」(TUBE)
「あー夏休み」(TUBE)
と夏のヒット曲を歌唱されると、トークコーナーに。
![イメージ 3]()
「あ~~、気持ちいい~!」
ときよしさんはおっしゃって、この勢いで”KIYOSH!”で100曲くらい歌いたいことや、”KIYOSH”でもツアーをやりたい思いがわいたことをお話しされたのです。
昼の部では、客席に、
「俺についてこれるか~」
「大丈夫か~」とお声をかけられ、さらに”2階席のみなさ~ん”と(実は階の区切りはなくワンフロアで24列までのホールなのですが)、後方席のファンともエールをかわしてくださった優しいきよしさんでした。
すっかりオープニングから”KIYOSHI"になりきっていたきよしさん、
「氷川きよしは、実は仮の姿なんですよ~(笑)」
いたずらっぽく笑ってそうおっしゃいました。
そこで司会の西寄ひがしさんが登場されて、
「私、今日は西寄ひがしではございません、”MC HIGASHI”でございます」
とご挨拶されたのです。
前日、「HOT LIMIT (ホットリミット)」を歌わせていただいているので、記録用に撮っている映像をケータイの動画で撮って、T.M.Revolutionの西川さんにラインで送ったら、
”すごく完璧でかわいいね”というお返事をいただいたのだそうです。
きよしさんは、“すごく完璧なのに、かわいい“ってどういう意味なのかなと思われて、西川さんにお伺いのメールを送られたそうですが、どんなお返事をくださったのでしょう?
そして、もしかしたら、その西川さんの”かわいい”という言葉にインスパイアされたのでしょうか?
夜の部の「HOT LIMIT (ホットリミット)」の振付は...もう、ここでは私にはとても書けません(汗!)。
ごめんなさい。
コンサートは何台ものカメラ(移動カメラやクレーンもありました)を駆使して撮影されていたので、後日DVDをつくってくださると思いますので、そこにその映像がもし入ったら、そこでご覧いただければと思います(もし、DVDにその振りが収録されていなかったら、そのときはどんな振りだっかのか、書かせていただくことを約束しますので、今はお許しくださいね・笑)。
「18歳で東京に上京したとき、西川さんが活躍されていて、かっこいいなあと憧れましたし、自分自身の見せ方とか勉強になりましたし、すごく刺激をうけた方なんです」
と、あらためて西川さんへの今も変わらない憧れと信頼の思いをお話しされたのでした。
夜の部のトークでは、
「”KIYOSHI”のほうがナチュラルでフラットかな?
こちらの方が素に近いかもしれません。
もちろん演歌歌手の氷川きよしがあるからこそ”KIYOSHI”が存在しているんですけれども」
きよしさんはそうおっしゃると、客席に来場のお礼を言葉にされ、
”サンキュー!”
”カモーン!”
”オーライ!”
と”客席に向かって大きな声でおっしゃってから、
「ただ言いたかっただけです」
と小さな声で言葉を継がれたので、客席は大爆笑となりました。
そして、”MC HIGASHI"が衣裳のかっこよさを絶賛すると、
「ほんとうはこの(黒いフレアのベスト)の下は何も着ないでやりたかったんです。
でも女性の方にお見せできるからだじゃないんで。
おなかが8パックに割れていないとね。
マネージャーさんに聞いたら、”(そんなもの見せたら”迷惑です”っていわれて。
今日はキレ(黒のノースリーブのシャツ)でかくしているんです」
そういうと、きよしさんは正面に向かって、シャツの裾をあげておなかを見せられたのです。
”きゃああっ!”という客席の反応に、気をよくされたきよしさん、そのまま下手、上手にも向き直って、チャーミングなおなかを披露してくださったのでした。
そして、きよしさんが衣裳チェンジのために舞台袖に戻ろうとされると、、”MC HIGASHI"が”ヒュー、ヒュー”とおっしゃたのをうけて、客席からもたくさんの”ヒュー、ヒュー”という声がおこったのです。
きよしさんは足をとめて客席に向き直り、
「皆さん、なんですか? 鳥の声? もう、恥ずかしいからやめてください」
とかなり照れておられる様子でした(笑)。
そして舞台袖に入るところでもう一度会釈されると、さらに大きな”ヒュー、ヒュー”という声がおこったのです。
きよしさんは、小さな声で、
「恥ずかしい...」
とおっしゃって、そのまま舞台袖へと戻られたのです。
続いて、きよしさんがこの世に誕生した1977年(昭和52年)のヒット曲のコーナーになり、
「イミテーションゴールド」(山口百恵)
「酒と泪と男と女」(河島英五)
「あずさ2号」(狩人)
「渚のシンドバッド」(ピンクレディー)
「勝手にしやがれ」(沢田研二)
「情熱の嵐」(西城秀樹)
と一気に歌唱されましたが、夜の部では勢いあまってその場で倒れこむような仕草をされて、その情熱歌唱に魂をもっていかれたような思いがしたわたしでした。
トークコーナーで、
サイバー風のレモンイエローのエナメル調の生地でつくられた衣裳はサウナスーツのように皮膚呼吸ができないので、これだけの曲を一気に、それも「情熱の嵐」で激しい振りつけで歌唱されたので、”熱さはマックス”になっていて当然。
「あう~、あちーよ~」
と(笑)。
ちなみに昼の部でも「あちぃ~」と。
なんだかこんなところにも、素のきよしさんを感じて愛しくなってしまったのです。
ここで、きよしさんが6歳の頃に放映されていたアニメ「愛してナイト」の主題歌「ぼくのジュリアーノ」(平塚たかあき)を歌ってくださいましたが、ジュリアーノは猫のことなので、西寄さんが猫をイメージしてシマシマの毛皮のしっぽのチャームをおしりにつけていらっしゃるのですが、そのチャームはきよしさんが用意してくださったのだそうです。
前日、帰宅して体重を測ったら65キロが64キロと1キロ減っていることや、それでももう少しからだをしぼりたいと思って、ダイエット中であることもお話しされていました。
※夏らしいチケット、そして会場までのマップも印刷されていました。
夜の部でのこと。
「I LOVE YOU」(尾崎豊)での歌唱は、優しくてせつなくて。
愛しい人のぱっくりと開いた心の傷の痛みを一緒に感じて、泣いているひとりの青年の姿がうかんできたのです。
なんてせつない、でも、なんて優しい…。
愛しい人のぱっくりと開いた心の傷の痛みを一緒に感じて、泣いているひとりの青年の姿がうかんできたのです。
なんてせつない、でも、なんて優しい…。
きよしさんのあまりにも繊細なファルセットを聴いていたら、主人公の心と自分の心がふれあって重なって、きよしさんの心がふるえているのを感じて、涙があふれてなりませんでした。
この歌をつくった”尾崎豊”の心まで感じられて...。
圧巻でした。
ですがもちろんこのコーナーはそこでは終わらず、きよしさんは、気持ちをご自身のなかで瞬時にチェンジして、
「without you」(ハリー・ニルソン)を歌いはじめたのです。
静かだけれどもきっぱりとした歌唱。
次第に感情が高まりあふれだし、人が人を愛する思いが広がって...。
次第に感情が高まりあふれだし、人が人を愛する思いが広がって...。
その思いは時間も空間も超越するものだったのでしょうか?
わたしは、今、自分がどこにいるのかわからなくなりそうでした。
「♪ Can't live (生きていけない)
If living is without you (きみなしでは)
I can't live, (僕は生きていけない)...」
If living is without you (きみなしでは)
I can't live, (僕は生きていけない)...」
と歌う”KIYOSHI"の歌唱は、その瞬間、わたしにすべてを忘れさせたのでした。
最後のフレーズを歌い終えた瞬間、きよしさんがそのままくずれるようにすわりこまれたので、そこで、わたしはわれに返ったのでした。
ほんとうに、これほどの歌手に、そして魂に出逢えて、今日までずっとファンとしてついてこさせていただけた幸せに涙がいよいよあふれてきたのでした。
※皆さま、駆け足でのご報告で失礼します。
月替わりなので、先のことと思っていたのですが、8月1日は今週の土曜日、つまりあさって。
月末の第一関門はなんとかクリアできたので今日、明日は仕事をがんばって、あさって開催される市原市市民会館でのコンサートには昼夜参加させていただきます。
九州の皆さまは、きよしさんの九州ツアーが近づいていますね。
大好評のニューアルバム、そして「男花」と「さすらい慕情」で、この夏、ますます盛り上がりましょうね!
月末の第一関門はなんとかクリアできたので今日、明日は仕事をがんばって、あさって開催される市原市市民会館でのコンサートには昼夜参加させていただきます。
九州の皆さまは、きよしさんの九州ツアーが近づいていますね。
大好評のニューアルバム、そして「男花」と「さすらい慕情」で、この夏、ますます盛り上がりましょうね!