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Channel: 天晴れ! HK伝説 ~氷川きよしさんに出会えた奇跡に感謝!~
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「男の絶唱」を熱唱サプライズ披露! きよしさん、2017年はこの曲で勝負されますね。 「きよしこの夜Vol.16」で、冴えわたる”氷川節”にまたもまたも惚れなおしています

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「いよいよ最後の曲です。
実はここで『白雲の城』を歌わせていただくことになっていたのですが...」
昨日、開催された「きよしこの夜Vol.16」の夜の部でのこと。
ラストトークで、いよいよ最後の1曲となったことをお話しされ、みなの”えーっ”という反応に、
「長くなかったですか? えっ? 短かった。それならよかった」
と嬉しそうに微笑まれたきよしさんでした。

「皆さんが最高に素晴らしいので、新しい作品を。
まだ新曲かどうかわからないのですが...。
まあ新曲になると思うんですけど。
来年はこの曲でがんばっていきたいと思っています。
あっ、『白雲の城』も歌いますよ」
と、あまりのサプライズ披露に、”新曲”と断言できないご事情がおありだったのでしょうか?
でも、後半の言葉で、”新曲なんだよ”というきよしさんからのメッセージを感じますよね。

その新しい作品とは!
そう、「男の絶唱」です。
この記事のタイトルにしっかりいれさせていただきましたが、
「泥のなかでも美しく咲く水連のように生きていこうという曲です。
そういう(曲に描かれている主人公の)思いに、今の自分が励まされています」

きよしさんはそこまでおっしゃると、
”「男の絶唱」”と力強くタイトルコールをされました。
ステージの後方(きよしさんの背面)がスクリーンになっているのですが、そこに、縦書きで”男の絶唱”と白抜きの文字でタイトルが映し出され、歌詩もアップされたのです。
蓮の花を想起させる紫の着物に白地に古代文様(鈍色がかった金糸でしたでしょうか?)が描かれた袴姿でのフルコーラス歌唱でした。
”氷川きよし”の”心技体”が拮抗して醸しだす、あまりにも鮮やかな世界に、なぜこの世にこんなに素敵な歌手が存在しているのだろうと、その歌唱に、存在にわれを忘れて聴きいっておりました。
まっすぐに前を向いて歩く主人公の生きざまは”勇猛果敢”とたとえたらよいでしょうか。
でも、わたしがさらに惹きこまれたのは、そのなかにただよう優しさと憂いを感じたから。
勝手ながらきよしさんが大好きでカバーもされている村田英雄さんの「人生峠」を思いおこし、さらに、レイモンド・チャンドラーの描いた”タフでなければ生きていけない 優しくなければ生きている資格がない”というフィリップ・マーロウの台詞を思いだしたりもしたのです。

2日目は昼夜2公演参加させていただきますので、歌詩をもう少しおしらせできるようにと思っていますが、
”見失うかよ 心の灯り”
という歌詩が、きよしさんに、心の灯をともしていただいたおかげで、今日まで前向きに生きてくることができたと常日頃感謝しているわたしでしたので、とりわけズーンと心に響きました。

そして、「白雲の城」の歌唱となりましたが、その歌唱はこの夏、Zeppで開催された”夏祭り”で披露してくださったバージョンだったのです。
もう一度聴きたい、忘れられない歌唱でしたので、きよしさんが歌いだされたとき、感動でふるえておりました。
8月のあのとき、
[“氷川きよし”の歌にはジャンルも国境もない。 しいてジャンルというのなら、それは“氷川きよし”というジャンルだと思ってきたわたしの思いそのものの歌唱がそこに存在したのです。
この曲に出逢って以後、この曲に、歌に真摯に向き合ってきた“氷川きよし”が、こう歌いたいと行き着いた歌唱]
と書かせていただいておりました。

皆様、新曲になるであろう「男の絶唱」のことを先におしらせしたくて、ちょっぴり思案してこんな書き出しになさせていただきましたが、このあとは、コンサートのながれにそって記憶のままに(今回はいつもよりはメモをとりました)書いていきます。
内容にふれるものですので、14日の公演や、DVDを楽しみにされる方はお気をつけくださいませ。


イメージ 1
※”氷川きよしモバイル”限定カード
右下のQRで、きよしさんのクリスマス動画がみられます。


「皆様、『きよしこの夜Vol.16 クリスマスがめぐるたび』にようこそ!!」
と、きよしさんがオープニングコール。
幕の上に4色のスポットライトが映しだされて、くるくると動いて気分は一気にドリーミング!
幕があがると、ダンサーさんに囲まれてきよしさんが登場。
右袖からに上半身はスカイブルーと白の市松模様。もう半身はスカイブルー一色に染めぬかれ、前身頃の下前には日の丸が描かれ、その上に、格子(ブロックチェック)が日本地図の形状を形どっています。

さあ、オープニングで歌ってくださったのは?
そう、「きよしの日本全国 歌の渡り鳥」でした。
歌いおえると、オープニングトークとなり、来場のご挨拶をされ、4年後に開催される東京オリンピックの話題をされ、日本を励ましてきた歌として、”音頭”の魅力もお話しされ、
「東京五輪音頭」
「東京音頭」
を歌ってくださることに。
ここで、最初の早変わり!
白地に右肩から左前身頃、裾にかけて、オリンピックのシンボルカラーである、青、黄、黒、緑、赤が吹き流しのように描かれていました。
さわやかな出で立ちと、カラッとした明るい歌声に、4年後のオリンピックに、日本人の魂でもある”音頭”をきよしさんに歌っていただくイメージがうかんできたのです。

舞台は暗転。
ジングルベルとソリの音がきこえてきて、スクリーンにゴールドの音符が舞い、それが雪に変わったかと思うと、コンサートのタイトルバックがうつしだされました。
”クリスマスがめぐるたび
今年も本当にありがとうございました。
心から感謝の気持ちでいっぱいです。
氷川きよし”
と描かれていたでしょうか。
KIYOSHIの「きよしこの夜」をアレンジしたインストロメンタル演奏がながれるなか、スクリーンにはきよしさんのショットがパラパラと惜しげもなく披露されていき、その数とスピードがましていきました。
おなじみの写真もあれば、コンサートのツアートラック、ホール、幕間のオフショット、さりげなくプライベートショットもまぎれこませてくださっていて、”もっとゆっくりみせてください~”と心のなかで思ったわたしですが、そのショットがパズルわのピース野ようにザザーッと配列をかえると、モザイク画のようにきよしさんの姿となったのです。
素敵な素敵な映像でした。

イントロは「きよしの Merry X'mas」に転じて...。
ここで、笑顔の月(ハーフムーン)に腰かけたきよしさんが空中に登場されました。
歌ってくださったのは、
「クリスマスがめぐるたび」
でした。
真っ白なスパンコールの三つ揃いのスーツにで、ジャケットは燕尾。帽子はボーター(カンカン帽のような平たい形)で、巻き帯の部分が白のスパンコール、靴は白のエナメルという出で立ちで、月からおりると、
「Jewel(ジュエル)」
「君がいないクリスマス」
を歌われました。

ここで暗転し、司会の西寄ひがしさんが登場。
61日間122公演のコンサートツアーを中心に、”氷川きよし”の2016年をふりかえり、
「さまざまな挑戦をされていますが、今年は、”女歌”にも挑戦されました。
”いやですね ばかですね”、一緒に歌ってください」
ともりあげてくださったところで、
「みれん心」の歌唱となり、きよしさんは、玉虫色(ゴールドがかっています)の三角の地紋が織り込まれた三つ揃いのスーツで登場されました。

歌いおえると、西寄さんとのトーク。
”お心にドーン!と、お届けします”
とおっしゃったきよしさんの、”ドーン!”があまりにも力強かったので、わたし、びっくりして、身構えてしまったほどでした(笑)。
す、すごすぎます...。
あまりの迫力にそう思っておりました。
「スタッフも寝ずにがんばってくれていました。僕もそうですけど...」
と、そこで、きよしさんの言葉をうけて西寄さんが、
「昨日はリハーサルでしたけれども、(きよしさんは)朝4時までDVDをみてチェックしていたんですよ。
ほとんど寝てないんじゃないですか?」
と、きよしさんにおたずねになると、
「全然、平気です~。
僕は無敵だからぁ」
と、口をちょっぴりとがらせて思いっきり不自然な高い声でお答えになったお茶目なきよしさんだったのです(笑)。

わたし、感動の度合いが激しいので、いつも以上に話が行きつ戻りつしそうですがお許しください。
次の記事であらためてセットリストをアップするようにしますね。

まずここでは舞台セットについて記憶の範囲になりますが、ふれておきますね。
今年のコンサートツアー(および昨年の「きよしこの夜Vol.15)のセットと比較して説明しますと、まず上部にHKのロゴがありますが、そのロゴがさらに円で縁取られていて、その左右に鳳凰(ですよね)が向かいあい、嘴と赤く光る目が印象的です。HKのロゴ、円、鳳凰の目に電飾がほどこされ、黄金のように光ります。
そのロゴと鳳凰をつなぐようにして、ステージ全体にかかるアーチのような曲線がライトになっていて、さまざまな色に変わります。
この曲線のラインを描いたライトが、大空のようでもあり、虹のようでもあり、大きな広がりを感じさせ、あらゆるものを”氷川きよし”が架け橋となってつないでいくような印象をいだいたのです。
今年のセットで、きよしさんが”あなぐら”とおっしゃっていた、舞台の上にセットされたステージの下は今回は3分割されてフレームが描かれていてさらにおしゃれな雰囲気に。
そして、今回も上手側に階段が設らわれていますが、途中でY字になっていていい感じのアクセントに思えました。
きよしさんが登場される上手側、ステージ上段上手側と、西寄さんが登場される下手側にそれぞれクラシカルなフレームのゲートが設らわれていますが、それぞれオーダーメイドのようで、
西寄さんが、
「高さが違う!」
とおっしゃるので、きよしさんが下手側のゲートをくぐろうとしたのですが、そのままだと頭がぶつかる高さでした。

イメージ 2


「歌が好きで(これまで)やってくることができました。
こんな大きなホールで歌わせていただけて、ありがたいですね」
きよしさんは客席をしみじみとみわたすとそうおっしゃったのです。

そして、14日に先駆けてこの日から店頭に並んでいるニューアルバム「新・演歌名曲コレクション4—きよしの日本全国 歌の渡り鳥—」から、
「アンコ椿は恋の花」
「ハイそれまでヨ 」
「三百六十五歩のマーチ 」
を歌ってくださり、「ハイそれまでヨ 」では、ツイストをノリノリで踊られておりました。

と、ここで、「イヨマンテの夜」を心待ちにしていたわたしでしたので、そうなんだ~、このコーナーで歌唱されないということは今回はまだ披露されないのだなあと思い、ちょっぴりがっかりしたのです。

ここで舞台は暗転。
つづいては、今年は子どもさんに向けての作品を発信されたことを西寄さんが紹介されると、黄色の半袖Tシャツに白のジーンズに同じく白のハイカットスニーカー、ウェストには白のGジャンを巻かれていたと思います。
黄色のTシャツはこのコンサートのオープニングでのスポットライトを思いおこさせる4色の球形とHKのロゴが描かれていました。
腕には、この日発売されたHK時計の白をはめておられたのです。

「おじいちゃんちへいこう」
を歌ってくださると、コケッコ組の皆さん(このときは15名)が登場。
「きよしのチキチキOHAソング」を歌うきよしさんを踊りでもりあげてくださり、歌い終わると、きよしさんは、右に、そして左になにかお声をかけられたかと思うと、「せえの!」とひとこと。
その声にあわせて、きよしさんとコケッコ組の皆さんは声をそろえて、”ありがとうございました”とおっしゃると、きよしさんも、”またもどりますから~”といいながら、みな一緒にかたまって上手へともどられたのでした。

ここで舞台は暗転。
サンバホイッスルが鳴って、ラテンのナンバーが奏でられました。
わたしには曲名がわかりませんでしたが、その曲は「コーヒールンバ」に転じて、あの曲のイントロへと...。
そう、その曲とは、
「ときめきのルンバ」
でした。
ここで、”スターシリーズ”を歌ってくださることに。
きよしさんのときおり突き放したような歌唱や、甘い気だるさをただよわせた表情から、この一群の曲が”スターシリーズ”であることを思いおこさせられたのです。
ご自身のモノクロ写真やHKのロゴなどがブリントされた布地でつくられたフード付のロング丈の上着に共布のラウンドカラーのシャツとパンツをお召しになり、゛I am japanese゛という文字もプリントされていたでしょうか。
「虹色のバイヨン」
「情熱のマリアッチ」
と3曲を歌ってくださいましたが、「情熱のマリアッチ」にいたっては、まさに、”タテノリマリアッチ”でした。
きよしさんはリズムそのものになっていたでしょうか。
心臓の鼓動がリズムにシンクロして、全身をしならせて歌唱されるきよしさんに、ゾクゾク、ドキドキさせられたのです。
こんなにまで素敵な「情熱のマリアッチ」を聴かせていただけるなんて!
進化する”氷川節”に熱狂せずにはいられませんでした。

ここで舞台は暗転。
耳なじみのある楽しい音楽にあわせて、「きよしこの夜」はじめ過去のメモリアルコンサートのモノクロ映像がスクリーンに映しだされました。
様々なキャラクターに扮した西寄さんの映像がながれると、客席には笑いがいっぱい。
そして、懐かしさがひろがっていったのです。

と、スクリーンの映像がかわって、ハラハラとさくらの花びらが舞いはじめました。
「さくらさくら」が奏でられ、そこには琴や鼓、三味線といった和楽器の音も重なって...。
鮮やかな桜の映像が映ると、その映像はさまざまな季節、夜桜、朝焼けの桜...とうつりかわり、そのなかに白地の着物に黒の袴をお召しになったきよしさんの映像がところどころ浮かび上がるように映しだされたのです。
変奏曲といったらよいでしょうか。
「さくらさくら」のメロディーが、きよしさんの「櫻」に転じて、その2曲が絶妙に組み合わさって1曲へと昇華していきました。
「櫻」では美しいスキャットがはいって、幽幻美あふれるきよしさんの映像とマッチして、幻想的な世界へといざなっていただいたのです。

桜の映像が金屏風にかわると、そこには桜の枝が描かれていました。
その金屏風の絵は次第に画角をかえ、そのうしろには富士山がそびえたっていたのです。
そんな金屏風をバックに、きよしさんは紫の着物に白地に金がかった鈍色で古代文様が描かれた袴姿で登場。
「おとこの詩(うた」
を歌唱されたのです。
つづいて、
「箱根八里の半次郎」
「ちょいときまぐれ渡り鳥」
の股旅演歌を2曲歌唱されました。

きよしさんは「ちょいときまぐれ渡り鳥」を歌いおえると、大きくうなずかれて、
そして、あらためて居住まいをただして、来場のお礼をおっしゃったのです。
「終わりなき歌の道を歩んでまいります。
命ある限り 皆様にお届けする歌を一生懸命お送りしていきます。
今後とも氷川きよしを
よろしくお願い申しあげます」

きよしさんは、そこで次の曲が最後の曲であることをおっしゃったのでした。

このあとのことは、この記事の冒頭に書かせていただきましたので、以下はアンコールのことを。


いよいよアンコール!
ステージも客席も、ロイヤルブルーに染まってきました。

1曲めはどの曲を?
と思った瞬間、聴こえてきたイントロに、
わたしは、
「イヨマンテの夜」!
と声をあげてしまいました。
ごめんなさい。
でも、あまりにも嬉しかったんですもの。
コーラスがはいって、幕が開くとロイヤルブルーから一転、炎が燃えたぎっているかのような赤色につつまれました。
そこで、登場したきよしさんは真っ赤なローブを身にまとい王者のごとく眩しかったのです。
ブーツだけがゴールドでした。
両肩、ウェスト、袖口にやはり真っ赤な羽があしらわれ、なぜかわたしには、美空ひばりさんが不死鳥コンサートで着用されていたドレスが思い浮かんだのでした。

このときだけ、武体の上のステージ前方に階段がセットされており、きよしさんがゆっくり階段をおり、前方に歩みだすとマントの裾が左右に広がり歩みとともに後方に延び、きよしさんの背後に深紅の壁があらわれたように見えたのです。
客席にはどよめきにつぐどよめきが起こりましたが、なによりもその勇壮でドラマティックな歌唱に総毛立ったのです。
なんという、ほんとうになんという素晴らしい歌声なのでしょう。
きよしさんの歌声の゛圧゛に、おおげさでなく、のけぞったのです。

最後のこの世ならぬロングトーンに、またも感動にふるえつつ、゛氷川節゛の深化と尽きない可能性を心のそこから感じて、ただただ拍手を贈らせていただきました。

マントがするすると後方に引かれていくと、身軽になったきよしさんは、
「男花」を。
そして、赤いローブを脱がれると、ゴーールドのミリタリー調の衣装に早がわり。
「きよしのソーラン節」、
「きよしのズンドコ節」
を歌ってくださいました。

最後の最後まで衣装も遊び心いっぱいに、楽しませてくださいました

出会って17年め、゛氷川節゛にまた惚れなおしています。

以上、駆け足での更新で失礼します。
変換ミス、記憶違いなど、次の記事で修正しますね。




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