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Channel: 天晴れ! HK伝説 ~氷川きよしさんに出会えた奇跡に感謝!~
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「自分の人生も歌にのせて歌っていきたいと思います。 皆さん、ずっと一緒にいてくださいますか?」 16年目の「きよしこの夜」での熱唱と真心トークに胸がいっぱいです。

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「皆様、2016年も、ほんとうに」
と、きよしさんはそこで一呼吸されると、マイクをつかわずに、
「ありがとうございました~」
とお礼をおっしゃいました。
「きよしこの夜 VOl.16」の4公演目で、いよいよ最後の1曲である「白雲の城」をのこすのみとなったラストトークでのこと。
その声は5000人に観客の耳にはもちろん、その言葉にこめられた真心とともに心にとどいて、われるような拍手がおこったのです。

すると、ここまで笑顔いっぱいで歌ってきたきよしさんの目から大粒の涙がこぼれて...。
涙、涙、また涙...。
きよしさんはあふれる涙に、言葉もでず、なんどかうしろをむいて、涙をとめようとされていました。
それでもとまらずに泣いておられるきよしさんに、大きな”きよしコール”がおこると、
きよしさんはなんどかうなずかれたでしょうか。
涙をふりきり、笑顔になって、
「皆さんに支えられて今日の日を迎えることができて、嬉しいです。
皆さんがいつも幸せで健康でいてくださることを祈っています」
そうおっしゃると、また涙があふれたきよしさんでした。

なんて美しい涙、そして涙をたたえたまなざしとその笑顔が眩しいのでしょう。

きよしさんは、そこで居住まいをただされると、
「ほんとうは『白雲の城』を歌うことになっていたのですが、その前に、未発表の歌をプレゼントさせてください。
今の僕の思いと重なる主人公に感銘をうけた作品です」
とおっしゃり、
おなかのそこから力をこめて、
”「男の絶唱」!”
と、ご自身でタイトルコールをされると、勇ましくも哀切をただよわせたイントロがながれてきました。
もう~、このイントロからひきこまれてしまいます。


イメージ 1
※14日付で、メッセージを書き込んでくださっていました。

先に12月14日に待望のニューアルバム「新・演歌名曲コレクション4—きよしの日本全国 歌の渡り鳥-」が発売されました。
おめでとうございます!!
きよしさんも、14日付で全身ボードにメッセージを書き込んでくださり、この日の夜の部でも、”いちばん大好きなアルバムになりました”とおっしゃっていました
この素敵なアルバムが、これからますます多くのかたのお心にとどきますように!


イメージ 2
※順番に写メさせていただいたので、静かな雰囲気ですが、
実際は、ものすご~くたくさんの人でごった返しております。


コンサート初日は前日のリハーサル後、朝4時までDVDでチェックされていたきよしさん、この日も夜の部で、
「いろいろ考えていたら、おとといも、眠れなくなっちゃって」
とおっしゃっていましたが、ボードのメッセージも13日には書きこまれていなかったのです。
でも、この日はアルバム発売の嬉しさを書き添えてくださっていました。
あえて13.14日と書きこまれなかったところに、またきよしさんの誠実さを感じて、じんときたのでした。


さて、コンサートの詳細はひとつ前の記事に書かせていただきましたので、
以下はセットリスト、楽団&ダンサーさんのこと、舞台セットのことを書き、トリさんのツリーの写真のあとから心にのこったきよしさんの言葉を。

14日の昼の部に、ワイドショーや新聞各誌の取材がはいっていましたので、そちらでもコンサートの様子をご覧いただけると思います。

14日は昼夜ともきよしさんによる楽団とダンサーさんの紹介があり夜の部ではセットの話題になり、きよしさんがセットの解説をしてくださいました。

まずはセットリストです。わたしの記憶違いでなければアンコールの4曲をふくめて26曲となります。
テーマと衣装替えのタイミングで1行あけて区切っています。

「きよしの日本全国 歌の渡り鳥」
「東京五輪音頭」
「東京音頭」

「クリスマスがめぐるたび」
「Jewel(ジュエル)」
「君がいないクリスマス」

「みれん心」
「アンコ椿は恋の花」
「ハイそれまでヨ 」
「三百六十五歩のマーチ 」

「おじいちゃんちへいこう」
「きよしのチキチキOHAソング」

「ときめきのルンバ」
「虹色のバイヨン」
「情熱のマリアッチ」

「愛しのテキーロ」
「きよしのへっちゃらマンボ」

「おとこの詩(うた)」
「箱根八里の半次郎」
「ちょいときまぐれ渡り鳥」
「男の絶唱」
「白雲の城」

<アンコール>
「イヨマンテの夜」
「男花」
「きよしのソーラン節」
「きよしのズンドコ節」

HKピュアリバーの皆さんに加わって演奏してくださった皆様は、
バイオリン3名、ビオラ1名、チェロ1名、トロンボーン1名(以前ツアーに参加してくださっていたKARIKOMIさん)、三味線1名mコーラス2名という強力サポートの9名のかたがたでした。
きよしさんが、下のお名前でHKピュアりバーの皆様ともども紹介され、コーラスの土居康弘さんとは”低音の魅力合戦”をしてくださり、司会の西寄ひがしさんも参戦!
もちろん圧倒的な勝利をおさめたのは、きよしさん(笑)。
「みんな、負けん気強いから(笑)」
と余裕の発言をされておりました。

そしてダンサーさんも下のお名前で紹介され、女性4人、男性2人(あれ、もしかして3人? 記憶がおぼろになってしまいました・汗)
ちなみに「きよしのチキチキOHAソング」でもりあげてくださった、コケッコ組の皆さんですが、数をかぞえていたところ、13日夜の部は15名、14日昼の部は14名、夜の部は16名と変動があることに気づきました。
平日なので学校の予定があったのでしょうね。

イメージ 3
※グッズのおしらせで時計にひとめ惚れ!
2色とも購入しましたが、とってもかわいいのです。


回が進むごとにトークがはずんだ印象のきよしさん。
夜の部で、日本レコード大賞、NHK紅白歌合戦への出場がきまったとき、それぞれ”さんざん号泣しましたもんね”と、西寄さんにきよしさんはおっしゃったのです。
そして、
「でもひとりではなにもできないんですよ。
僕は歌っているだけでしょう」
と。
その言葉に、
「じゅ~~~ぶんですっ!」
と西寄さんが即答してくださいましたが、きよしさんは、さらに、
「このステージも、(スタッフの)皆さんががんばってつくってくださって」
とおっしゃり、あらためてステージセットをみつめられたのです。

そこで、西寄さんが、
「このセットをひっさげて、来年もコンサートツアーで全国各地をまわるんですね~。
もうセットは家と一緒。きよし君の家ですね」
と、そんなふうにおっしゃったでしょうか。
きよしさんは”そうだね”というように、大きくうなずくと、
「セットもね、いろいろ考えたんですよ。
おとといもいろいろ考えていたら眠れなくなっちゃって(笑)。
この上のもの(アーチのことです)は、虹です。
あと、HKのロゴのまわりの丸い玉? 輪っかは太陽なんですよ。
その左右に鳳凰がいて。
鳳凰は不死鳥っていわれますでしょう」
と、セットにこめられた意味をお話しくださったのです。

神妙に耳をかたむけていた様子の西寄さん、ここぞとばかりに、
「ほうおう~」
とうなずきながらおっしゃったので、場内大爆笑となりました(笑)。


イメージ 4
※国際フォーラム恒例のアニマルツリー
毎年来年の干支の動物でつくられています。
来年は酉年ということで、ニワトリさんが。
コケッコ組の皆さんのようでかわいいですね。


それでは、昼夜のトークを中心にふりかえってみようと思います。
きよしさんの渾身の歌唱のことは、たとえばアンコールの1曲目の「イヨマンテの夜」にフィーチャーしたとしたらとつの記事におさまらないほど、きよしさんのひと節、ひと節の歌唱、一挙手一投足に驚き、感動があるのです。

昼の部のオープニングトークで、
「昨日、今日と2日間4公演。へとへとになります。
今日の夜の部は、ちょっとぐったりしているかもしれません(笑)」
と心のうちを言葉にされた、きよしさんに、きよしさんなりの手応えと余裕を感じさせていただいたのです。
すると、きよしさんは、
「広い会場ではありますが、皆さんに僕の思いがとどくように歌います」
とおっしゃったのです。

昼夜とも、
「今日は5千人のお客様がいらしてくださっているとききましたが、僕のなかでは一対一です。
おひとりおひとりに(歌詩の)言葉がとどいて、僕の思いがとどくようにと歌わせていただいています」
と、ご自身の思いを言葉にしてくださり、夜の部では、”ビーム!”とおっしゃりながら、思いっきり2階席と目と目をあわせてくださいました。
あまりに熱心すぎて1階席の皆様とのコンタクトがどこへやら(笑)。
電飾のボードを掲げていらした台湾のファンのかたがたが2階席後方にいらっしゃることに気づかれてのことだったのではないでしょうか。

オープニングで「きよしの日本全国 歌の渡り鳥」を歌唱されると、オリンピックカラーの、青、黄、黒、緑、赤をモチーフにした着流し姿で「東京五輪音頭」と「東京音頭」を歌唱される際、
「東京オリンピックが開催された年に、まだ僕はうまれていなかったので、その時はどんな時代だったのだろう? と、その当時に思いを馳せて、東京オリンピックを歌でもりあげられた三波春夫さんの『東京五輪音頭』を歌わせていただきます。
そして、やっぱり”音頭”って素晴らしいものだと思うので、『東京音頭』も歌わせていただきます」
と、選曲された思いを説明されると、
「僕も歌手としてオリンピックをもりあげることができたらと思っています。
日本の言葉と表現で。
日本の歌のルーツは小唄や端唄で。それが形をかえて演歌というものになったそうですから。
だから日本の言葉で歌手として歌でなにかをお届けさせていただけたらという思いでおります」
きよしさんは、2020年の東京オリンピックのそのときはもちろんのこと、今からそのときにむかって、演歌の魅力、日本の魅力を、歌手として世界に発信していこうという思いでいることをお話しくださったのでした。

昼の部では今年1年をふりかえって、
「今年も全国各地をコンサートでまわらせていただきましたが、いつも、コンサートにお越しになった方のなかにおひとりでも、
”氷川は、どっか抜けてるとこあるけど、がんばってるんだから、自分もがんばろう”と思ってくださる方がいたらという思いで、精一杯やらせていただいてきました。
今までのなかで、いちばん充実した1年でございました。
歌手としていちばん幸せな1年でした。
だから、もう、思い残すことはありません」
と。
そのことばに、”えっ?”と西寄さんが反応されたのをみてとられたようで、
「と、申しあげたい思いなんですよ」
とフォローもされたのです。

そして昼夜とも
「皆さん、真心のお品や、お手紙、食物(ショクモツ)をありがとうございます。
すべていただいています。
気をつかっていただいて申し訳ありません
この場をかりて御礼申しあげます」
とあらためて手紙やプレゼントへの謝辞を言葉にされました。

昼の部で西寄さんにあらためて感謝の思いをおっしゃっていたときのこと。
1回めの「きよしこの夜」の第1回の司会は玉置宏さんとガダルカナルタカさんがされ、西寄さんは客席でご覧になっていたという話題になりました。
その前に「チャレンジステージ」では西寄さんが司会をつとめられていて。
初のコンサートツアーで専属司会をつとめることになった西寄さんが、Vol.2からはずっと「きよしこの夜」の司会をされているのです。
「縁があります。
ほんと、西さんとは夫婦みたいね~」
としみじみおっしゃったきよしさんでした。

そして、
「これからもいろいろなことをやりたいですね。
型にはまらず、いろいろな表現に挑戦していきたいです」
とご自身のヒストリーと今年1年をふりかえってこれからの抱負をおっしゃったのです。

また、来年の明治座さんでの座長公演の話題になると、
「ねずみ小僧!
どんなんなるんでしょう?
自分でもまだわかりません(笑)。
でもせっかくだからひもで吊るしあげていただきたいです」
と宙乗りへの抱負も(喜)。

昼の部のラストトークのなかで、
「こういう仕事をしているのでさびしい気持ちになるときもあるじゃないですか。
でも、そんなときも僕は皆さんに愛していただいてがんばってこられました。
レコード大賞や紅白歌合戦に(デビュー以来)、毎年ださせていただけるなんて奇跡だと思っています。
来年も、その”夢のもの”をつかめる方向にもっていけるように日々がんばってまいります」

さらに歌への思いについて、
「自分の人生も歌にのせて歌っていきたいと思います。
これからも応援をよろしくお願い申しあげます」
とおっしゃり、投げキッスをされたのでした。

そして千秋楽となった夜の部では、
「コンサートをふりかえると、言葉が足りなかったなあ。
ああいえばよかったかなあ。
もっと(言葉で)お伝えすればよかったかなあと思うことがあります」
きよしさんは、そこまでお話しされると、
「が、」
とひとこと力強くおっしゃると、
「僕は歌で思いを伝えるために生まれてきたと思っていますから。
死ぬまでその思いはかわりません、
僕の性格なので」
きよしさんは、コンサートでそんな葛藤もいだきながら、歌を歌ってくださっていることをそんなふうに言葉にされると、
「これからも、(そんな僕と)ずっと一緒にいてくれますか?」
とおたずねになったのです。
”は~い!”
と5千人の答えがきよしさんにとどいたかと思います。

そして、この記事の冒頭に書かせていただいたラストトークとなり、
「男の絶唱」、「白雲の城」を歌唱され、
アンコール4曲を圧巻の歌唱とパフォーマンスで歌われ、
「きよしこの夜Vol.16」はあふれる愛と感動につつまれて幕をとじたのでした。


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