ようこそ2017年!
今日から1年間よろしくお願いいたします。
皆様
あけましておめでとうございます。
昨日はあまりにもいろいろなことがありましたが、終わりよければすべてよし。
きよしさんの熱唱に、心晴れやかに新年を迎えさせていただきました。
きよしさんの「白雲の城」の熱唱を魂に刻むようにして聴かせていただき、感無量です。
なんて気高く慈愛にみちた歌唱だったことでしょう。
その歌唱は心に静かに深くしみわたり、後半の情熱を沸きたたせたきよしさんの歌声に胸熱くなり、目に涙があふれていました。
夜空に浮き上がる熊本城を背に立つきよしさんのあまりにも凛々しいたたずまいを忘れることはできません。
そのあしもとを、熊本の皆様のまごころを象徴するみずあかりの竹灯籠と三角灯籠が照らしてくださり、これから「白雲の城」を歌うのだというそのときの澄みきった愛あふれるまなざしがこうしていても思いだされるのです。
衣裳はシンプルなものにされるのかしら?
と予想してはいましたが、これ以上ないシンプルな白地に黒袴という出で立ちに、なるほどと、きよしさんのこの歌唱への覚悟や使命感といってもよいほどの深い思いもまた感じたのです。
NHKホールから、曲紹介をしてくだだった武田真一アナウンサーの言葉も心にのこりますね。
以下、書きとめてみました。
「熊本は私のふるさとです。
家族や親戚や友達がいます。
育った家もあります。
思い出の景色もあります。
そんなふるさとが震災で大変なことになってしまいました。
今も先が見えない苦しい思いをしている人がいます。
遠くはなれていてもふるさとの姿を心に焼き付けていきます。
頑張るばい、熊本!
氷川きよしさん、『白雲の城』です」
その言葉にこめられた思いもまたきよしさんの心に響いたことでしょうね。
きよしさん、まごころの、魂の歌唱をありがとうございました。
おかげで、これ以上ない素晴らしい年末となり、心晴れやかに新たな年を迎えることができました。
あなたのファンになれて、”氷川きよし号”に乗せていただけて、その歌声に守られながら、これまでどれほど忘れえぬ景色や風景を見せていただいてきたことでしょう。
2016年末の「白雲の城」は、わたしの人生にもまた深く鮮やかに刻まれました。
※以下は余談です。
大晦日、近隣に住む長男のほうの弟もやってきて、和やかに「NHK紅白歌合戦」をみてすごすことができましたが、実はお昼頃、アクシデントがあったのです。
年末のわが家の恒例の大晦日の買い出しに父と弟と新宿に出かけたのですが、手分けして買い物をしていたときに、父が売り場で転倒してしまったのです。
目撃されたお店の方から数分瞬意識をうしなったことをうかがったのですが、弟に呼ばれてお会計を列にならんで待っていたわたしが駆け付けたときには、会話ができる状態で、”もう大丈夫だ”という父ではありましたが、すでに救急車を呼んでくださっていたので、心配なのでそのまま病院に運んでいただくことにしたのです。
救急車にはわたしが同乗することになりました。
救急隊員の方はとても優しい方で、朝からの様子や病歴などを聞き取ってくださって、父もとても安心したようです。
運転席とこちらを仕切る隙間かみうるフロントガラスのむこうには大晦日の新宿の街...。
ストレッチャーに寝ている父は、会話も普段通りにもどってきましたし、足も救急隊員の方に問われると、左右に動かすことができていたので、安堵する気持ちがましてきていはいましたが、数分意識を失ったということが気になっていたのです。
どのあたりを走っているのだろう?
繁華街を少し離れたようでしたが、そんなふうに思っていたところで救急車はとまったのです。
"着きました”と隊員の方がおっしゃったでしょうか。
それで隙間からフロントガラスのむこうをみると病院がみえたのです。
後部のドアが開いたので、先に降りようとして救急車の外を見たのですが、最初に目に飛び込んできたのは、きよしさんがデビュー前からお世話になっているお店の看板でした。
あれ?
そういえばお店にうかがったとき、向かい側に大きな病院があることはみてしっていましたが、まさかその病院にお世話になり、こんなタイミングでそのお店の看板を目にすることになるとは。
昨年はなかなかうかがう機会がなかったので、お店のママさんはお元気かしら?
と年末に思っていたので、”謹賀新年”の縦長のポスターが貼られているのをみて、お元気そいな様子がうかび、きよしさんの笑顔もうかんできたのです。
そうしたら、その瞬間、きっと大丈夫という安堵感がむくむくわいてきて。
診察を待っている30分ほどの間も、家でお正月の準備をしている母に電話をしたりして、心おだやかに待つことできました。
先生にひとおおりみていただき、風邪で熱があったことが起因しての人酔いだったようで、意識をうしなったことも緊急を要することが原因ではないので、点滴が終わったら帰宅して大丈夫ということになったのです。
そこに荷物の引き取り諸々をすませた弟の車が着いて、早く家に帰ったほうがという弟に、
”○○でお昼を食べたい”と父がいうので、
その日、寄ることにしていたのに一度キャンセルした父のいきつけのお店にまた電話をして、向かったのでした。
日中のことを思うと、なにごともなかったように、年越しの食卓を囲み、「NHK紅白歌合戦」をみていることが、不思議に思えてなりませんでした。
きよしさんの「白雲の城」の見事な熱唱を聴き終えたところで、その日1日の出来事を思いかえして、もし、あのとき父が帰らぬ人となっていたら、今ごろどうしていたんだろう?
と、そんな思いがわいてきたのです。
きよしさんの「白雲の城」の歌唱とともに、わたしにとって忘れられない大晦日となりましたが、無事、新年を迎え、今日は、とげぬき地蔵さまに初詣にいってきました。
明日は、ほろ酔い気分で記事を書きたいと思っています。