「それではまた来週!」
この日の来場と応援のお礼をおっしゃったきよしさんから、そんな言葉が飛び出して...。
それは、2時間30分の生放送で素晴らしい司会と、「一本の鉛筆」のみごとな歌唱が、きよしさんにとってとても満足のいくものであり、達成感とみなぎる自信、そして深く安堵されていることを感じさせるものでした。
そして、今はただただこころからこの日のすべてに感動されているその思いがつたわってきて、わたしもまたいっそうの感動に包まれたのです。
「第49回 思い出のメロディー」の終演後のセレモニーでのことでした。
※入場時に配布されたパンフレット
皆さま、「第49回 思い出のメロディー」、ご覧になりましたか?
10代、20代、30代のきよしさんの映像が映しだされるなか、オープニングのご挨拶を堂々とされて、惚れ惚れしました。
そして、「一本の鉛筆」の歌唱には、自分が今どこにいるのかも忘れるほどに惹きこまれ、きよしさんと一体になっているような思いになって聴き惚れていたのです。
後半ではきよしさんの発する歌詩のひとこと、ひとことが胸に突き刺さるように、わたしのこころに入り込んできました。
歌の力、そして、氷川きよしの歌の力、魂の輝きを感じて...。
ああ、わたし、なんて幸せなんだろう!
あんなにまで素晴らしい歌を唄ってくださる、”氷川きよし”という歌手に出会て、ファンになれた幸せを噛みしめていたのです。
あんなにまで素晴らしい歌を唄ってくださる、”氷川きよし”という歌手に出会て、ファンになれた幸せを噛みしめていたのです。
きよしさんに出逢って以後、ファンとしてたくさんの同じ時間を共有させていただいてきて、今またこれほどの感動を味わわせていただいたことに、深い深い感謝の思いがあふれて、とめようのないわたしでした。
放送された番組の内容はご存じのことになるかと思うので、以下は開演前、終演後のセレモニー、そしてほとんどステージ下手の司会者席にいらして、出演者の皆さまの歌唱に聴きいり、楽しそうに一緒に口ずさんでいらしたきよしさんでしたので、カメラに映っていなかったときの様子など、チケットの画像のあとから、こころのままにに書いてみますね。
その前に書いておきたい嬉しいサプライズは、”長良さん”と、長良会長のお名前が、小林旭さんの会話のなかで飛び出したことでした。
きよしさんが「きよしのズンドコ節」をリリースされる前に、「アキラのズンドコ節」を歌唱されている小林さんに、会長はきよしさんの歌が入ったテープを添えてご挨拶されたのでしょうね。
NHKさんとしてはドッキリ(NG?)発言なのかもしれませんが(汗!)、マイトガイの小林さんだからこそのサプライズ発言に、”長良さん”と、会長のお名前が世界中にながれたことが、わたしには嬉しくてなりませんでした。
そして、HKピュアリバ―できよしさんのコンサートをサポートしてくださっているトランぺッターの小松悠人さんが楽団に加わって2時間半の番組を支えてくださっていて、そのことも嬉しいことで、ついつい見つめてしまったのです。
ここで、先に、番組をご覧になった感動は、ぜひぜひNHKさんに送りましょう!
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(24時間受け付けています)
ハガキの方は
〒150-8001 NHK放送センター 「第49回思い出のメロディー」行
※住所は不要なので、宛名はこれだけで大丈夫です。
電話(有料)&FAXでも受け付けていますので、お手数ですがそちらの概要は下記で確認してくださいね。
☆電話
☆FAX
※暑さ覚悟で、それなりの準備をしていったのですが、
ホールのロビーに並ばせてくださったので快適でした。
いよいよ残すところ1曲となったときの、きよしさんの言葉が忘れられません。
オープニングの第一声から堂々と澱みない、けれどもまごころのこもった言葉で番組を有働由美子アナウンサーとともに進行してきたきよしさんに見惚れ、ファンとして誇らしい思いでいっぱいになっていました。
きよしさんは、そこでこんなふうにおっしゃっていましたね。
今夜、皆さんの歌を聴かせていただいて昭和の歌ってやっぱりすごいとあらためて思いました。大スターの先輩方が今も尚輝き続けているその隣には必ず素晴らしい歌があって。それを聴いた皆さんも、きっと元気や勇気をもらってきたのではないでしょうか。今年、僕も40歳。これからも皆さんの人生を支える歌を、夢を込め、祈りを込め、時には涙を添えて唄っていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。※上記は録画を見直しての聞き書きのため、文字の表記は異なるかもしれないこと、ご了承くださいね。
放送開始前のディレクターさんの前説のときに、
”終演後はセレモニーがあるので、すぐにお帰りにならないでください”
とご案内がありました。
番組のトリである森進一さんが「北の蛍」を歌唱されると、出演者の皆さんがステージに集まって終了となったのですが、観覧しているわたしたちには、どこで放送が終わったのかわからず、まだエンディング中なのかなと思っていたのです。
すると、有働さんが、「終わりですっ!」とおっしゃったので、客席はもちろんステージからも笑いがこぼれました。
生放送で時間いっぱいいっぱいだったのでしょうか。
わたし、この日、きよしさんが森進一さんが「襟裳岬」を歌唱された際の曲紹介をされるのを聴いて、きよしさんのコンサートの司会をされている西寄ひがしさんは、どんなお気持ちでお聞きになっていらっしゃるだろう? と勝手ながら想像してじんときてしまいました。
西寄さんは森さんのすすめで司会者としての人生を歩むことになり、森さんにたくさんのことを教えていただいた後、きよしさんをツアー初年度から司会者として支えてくださっていることを、そのトークライブでうかがっていたのでそのことが思い出されたのです。
そして先に一部分を聞き書きさせていただいたきよしさんのご挨拶に感無量になっていたわたしでしたが、そのあときよしさんは、トリの森さんの「北の蛍」の曲紹介で「第49回思い出のメロディー」をドラマティックにしめくくられましたね。
その瞬間、まぶしいほどの笑顔のきよしさんがステージいたのです。
そして、森さんと合唱団の皆さんにスポットがあたり、舞台下手の司会者席が暗転すると、有働さんにつづいて、きよしさんも舞台袖へともどっていこうとされたときのこと。
もうほとんどシルエットでしかみえませんでしたが、ちょっぴり前屈みになって歩くきよしさんが、大きくひと呼吸されたのです。
きよしさんの、全力を尽くしたあとの緊張がとけた瞬間を目の当たりにして、わたしは安堵と嬉しさがこみ上げてくるのを感じながら、森さんの歌声に聴き入ったのでした。
終演後のセレモニーでは、あらためて来場のお礼をおっしゃり、たくさんの歓声と拍手に、手を振りながら、きよしさんは、
「それではまた来週!」
と声高らかにおっしゃり、大役を果たされ、今はただただこころからこの日のすべてに感動されているその思いがつたわってきたのです。
そして、菅原都々子さんが8月6日のお誕生日で90歳になることを皆でお祝いしましょうということになりました。菅原さんは、今日唄えたのはきよしさんが支えてくださっていたからとこのときもお礼をおっしゃっておられ、その謙虚さとともに、美しい方だなあとわたしはみつめておりました。
有働さんが、きよしさんに、「皆さんで”おめでとう”を言いましょう。じゃあ、”せえの”でいきましょう。氷川さん音頭とってください」とうながしてくださると、
きよしさんは、「菅原先生、90歳のお誕生日」
とおっしゃって、そこで一区切りされたので、”せえの”はなかったのですが、さすがはきよしさん、そこは以心伝心ですね(嬉)、
”おめでとう!!!”と3000人が一糸乱れず大合唱したのです。
大きな拍手がおこって、菅原さんはていねいにお辞儀をされました。
そこで、有働さんが苦笑まじりに、
「”せえの”忘れてましたよ。でも皆さんがちゃんとくみとってくださって」
とおっしゃっていたのです(笑)。
わたしはそんな有働さんに、そこが、”氷川きよし”の言葉を超えた力なのですよと、こころのなかで思って幸せな思いになっておりました。
そして有働さんがこの日のきよしさんの司会ぶりを褒めてくださると、
「有働さんがフォローしてくださったおかげです」
ときよしさんはあらためて有働さんにお礼をおっしゃったのです。
すると、
「なにをおっしゃいますか。40歳になられるんですから」
と有働さんがそんなようなことをおっしゃると、きよしさんは、大きな声で、
「いや~~~~」
とさまざまな感慨をこめておっしゃると、
「40歳。自分らしく輝いていたいです」
と結ばれました。
出演者の皆さまを有働さんとともにお見送りされると、客席に向きなおって、大きく手を振り、お辞儀を何度もされながら、舞台下手袖へときよしさんはもどっていかれたのです。
※伊藤咲子さんが「ひまわり娘」を歌唱されたときに振ったひまわりです。
ホールに入ると座席の上に白いビニール袋が置かれていて中にひまわりが2輪!
開演10分前くらいでしたでしょうか。
ディレクターさんがステージに登場し、前説がスタートしました。
そして、5分ほど前になったところで、司会の有働さんときよしさんが登場されたのです。
袴姿のきよしさんにわあっと歓声がおこりました。
和服姿の有働さんも素敵というか、洋装のときよりかわいらしく思えたのです。
きよしさんの、「緊張します~。有働さんが頼りです」の言葉に、
「何をおっしゃいますか。来月40歳になるんでなるんですからっ!」
と有働さんは叱咤激励してくださったのです。
でも、きよしさんが
「緊張して、今から口のなかがパサパサなちゃって...」
とおっしゃったので、緊張しないように、そうしてご自身をリラックスさせておられるように感じて、ホッとしたのです。
でも出演者の皆さまのお名前を読みあげて、あと3分というような状況になり、場内が静まり、皆の視線がきよしさんと有働さんに集中すると、きよしさんがマイクを持っていない右手を胸に押し当てる仕草を何度かされたので、客席から、声援と拍手がおこりました。
3分前!
緞帳があがるとそこには出演者の皆さまがせい揃い。
有働さんが、
「今ここが日本でいちばん華やかな場所、パワースポットになっていると思います」
とおっしゃると、
きよしさんは振り返って出演者皆さんに会釈され、
「お世話になります。前を失礼します」
とおっしゃりながらステージ中央に進まれたのです。
1分30秒前!
きよしさんが、
「わくわくしてきました」
とおっしゃると、
「それはよかった! 10時までそのまま突っ走っていきましょう!!」
といってくださったところで、
スタート!
あの冒頭のきよしさんの映像がながれるなかのトークで「第49回 思い出のメロディー」がスタートしたのでした。
テレビに映っていない時も、ステージの司会者席におられることが多く、有働さんた出演者の皆さまと歓談されている様子や、多くの場合、歌唱に合わせてご自身もその歌を口ずさんでおられたので、その様子も見させていただき、きよしさんのお気持ちをダイレクトに感じながらの2時間30分でした。
第2部でお召し物をドレスにされた有働さんが、きよしさんの鮮やかなスカイブルーのスーツをおほめになると、
「もう、なにかわたしにもいって!」
ときよしさんにおっしゃると、
「有働さんはスタイルがよくていらっしゃるから。
そのう、黒はボディラインが強調されて」
と一生懸命おっしゃると、
「きよしさんたらっ!」
と、いつでも直球ストレートなきよしさんの言葉に、有働さんは照れくさそうにされながらも満足されていたのです。
だって、有働さん、素敵でしたものね。
有働さん、ほんとうにお世話になりました。
2時間30分の中でただ一度、きよしさんがただ一度言葉を継ごうとしてほんの一瞬、一呼吸ほどの゛間゛のあったときがあったかと思います。それは感極まっての゛間゛でしたが、もし、そうでなかったら代わってすぐに言葉を継ごうと、さっときよしさんのお顔をごらんになり瞬時に感極まってのことと合点されてスッと身をひかれた有働さんのおどろくほどみごとな反射神経やこまやかで優しい心づかいも忘れられません。
多くのきよしさんのファンが、有働さんへの感謝の思いでいっぱいだと思います。
ありがとうございました。