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Channel: 天晴れ! HK伝説 ~氷川きよしさんに出会えた奇跡に感謝!~
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きよしさん、平和の歌を、そして幸せの歌をこれからもずっとずっと唄ってくださいね。皆があなたの歌声を愛しています。

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おはようございます。
今夜はサントリーホールで開催される「全音楽界による音楽会」にいってまいります。
この音楽会は2011年3月11日に東北地方を襲った未曾有の大震災の現状に、大友直人さん、コシノジュンコさん、三枝成彰さん、堤剛さん、林真理子さん、矢内廣さん、山田邦子さん、湯川れい子さんたちが音楽が発起人となり、震災直後の4月20日にチャリティコンサートを開催したのが始まりです。
一昨年に開催された第5回に、湯川さんのお誘いできよしさんも初めて出演され、そのときはオーケストラの生伴奏で、世界中の演奏者そして音楽ファンに愛されているクラシックの殿堂で「きよしのズンドコ節」を唄ってくださいました。
あのとき、わたしは個人的な感慨も含めての聴く人を幸せで包むこむような”氷川きよし”の晴れやかな歌声に心底感動したのです。
昨年は趣旨に賛同して全面的にバックアップしてくださっているサントリーホールが約1年をかけての大改修工事をおこなったため、他の会場でおこなうことをされずお休みになったので今年が第6回目。
このコンサートの義援金は、公益社団法人 3.11 震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構と一般社団法人チームスマイルを通じて、東日本大震災で被災した子供たちを支援するための資金となるそうです。

☆公式HP

今回、きよしさんもふたたび出演されるのでこの日を楽しみにしてきました。

昨日、きよしさんご自身も携帯サイトの”きよし日和”を更新され、その文末に、このコンサートのこと、そして明日のNHK「のど自慢」への思いを書かれていましたね。

3月10日(土) はサントリーホールで 「第6回全音楽界による音楽会 3.11チャリティコンサート」、3月11日( 日) は宮城県栗原市からNHK 「のど自慢」生放送に出演させていただきます。
東日本大震災から7年。
微力ながら、被害に遭われた皆様に少しでも元気になっていただけるよう、精一杯、歌わせていただきます。

東北の皆様、そして、全国の皆様、どうぞお体を大切にしてください。


昨日、”きよし日和”を読み返していたら、きよしさんがこれから平和の歌、そして幸せの歌を唄いつづけて、多くのかたのこころを照らしてくださるのだなあという思いがふくらんで...。
胸がいっぱいになったのです。
今夜はどの曲を?
もしかしたら、昨年の「思い出のメロディー」で唄ってくださったあの曲でしょうか?
と、勝手ながら想像して...。
今夜のコンサートに一緒に参加されるお友だちのOさん、Hさんにそんな思いを出先からメールしたのでした。

今夜の終演は21時30分ですが、明日のNHK「のど自慢」にも参加させていただきます(喜)。
「のど自慢」の詳細が発表になったときは、日帰りできるものの、コンサートの翌日ということでものの迷いながらも数枚応募したのです。
Kさんは当初から参加が難しいということでしたので、ひとりで早起きしていくのもと消極的な思いでいたのですが、ありがたいことに、まだ返信待ちだったころからお友だちのTさんが前夜から現地入りするので、当たっても当たらなくてもお知り合いに声をかけてなんとかするからといってくださっていて。
おかげで参加させていただくことがとてもとても楽しみになったのです。
そうしたらTさんへの恩返しかのように少ない応募枚数だたのに当選することができ、すでに入場整理券をTさんにお預けさせていただきました。


そして昨日はさいたま劇場で「ムサシ」を観ておりました。
人生のお師匠さまである蜷川幸雄さんの三回忌追善の公演でしたので、2月は渋谷の東急Bunkamuraシアターコクーンで上演され、今月は蜷川さんが芸術監督をつとめておられたここ彩の国さいたま劇場で観させていただきたいと思ったのです。
2009年4月の初演もこの劇場で観させていただいていました。


イメージ 1


初演は2009年3月。
構想20年を要して、病と闘いながら井上ひさしさんはこの「ムサシ」を上演1週間前に書きあげたということでした。
主役の宮本武蔵を演じる藤原竜也さんは今年35歳。
当初から、藤原さんが演じることを想定して当て書きされていましたが、劇中の宮本武蔵の年齢設定が35歳なので、同じ年齢になって演じることに深い感慨を抱かれたそうです。

ライバルである佐々木小次郎は、初演は小栗旬さん、以後、勝地涼さん、現在の溝端淳平さんへとバトンタッチされ、皆さん個性的な小次郎を演じてきていますが、前回の再演からお目見えした溝端さんの小次郎がわたしはとても好きなのです。
才気あふれる小栗さん、躍動感あふれる勝地さんの演技もこころにのこるものでしたが、溝端さんの演技はなんともいえない人間臭さがあって...。
それからは、それまで失礼ながらあまり注目していなかった溝端さんをちがうまなざしでみるようになりました。
今回、ふたたび溝端さんが小次郎を演じていて、ますますのあたたかみを感じたのです。

そういえば「誰だって波乱爆笑」で、きよしさんが出演されたときは、ロケに溝端さんが同行されていましたね。
きよしさんが”弟キャラ”を申し出ると、年上のきよしさんに(実際一回り上でしょうか)即座に、却下されて、苦笑されていましたが、すっかりうちとけた雰囲気になったようにみえました(笑)。


イメージ 2


この劇場には取材もふくめて何度も通わせていただいています。
藤原さんには、藤原さんが20歳のときにロングインタビューをさせていただいてからのご縁。
折にふれ、取材させていただいてきましたが、ここ数年、ますます磨きのかかった演技に圧倒されています。

文末に、以前もブログに書かせていただいたことがありますが、井上ひさしさんが書かれた「ムサシ」のクライマックスで、この世に未練を残している亡者たちが、宮本武蔵と佐々木小次郎にいうセリフを書きますね。

生きていたころは、生きているということを、すいぶん粗末に、乱暴に扱っておりました。
しかしながら、いったん死んでみると、生きていたころの、どんなにつまらない一日でも、
どんなに辛い一日でも、
どんなに悲しい一日でも、
どんなに淋しい一日でも、
とにかくどんな一日でも、
まばゆく、まぶしく輝いて見える。


再演されたときは、その亡者のうしろに、井上さんがいらして、”ほんとうにそうなんだよ”とおっしゃっているかのように感じたのですが、
今回、蜷川さんが他界され、その追善ということで上演されたそのシーンでは、おふたりの存在というか、思いが感じられて、胸が熱くなったのでした。

この「ムサシ」にはもうひとつ大きなメッセージがこめられています。
それは、恨みの連鎖を断つということ。
2010年には招かれてニューヨークとロンドン公演も果たし、大成功をおさめたのですが、世界に向けて、平和というものを訴えたのです。
9.11のテロ事件をわたしたち人間がどううけとめるべきなのかというメッセージがこめられ、平和というものは生半可な思いでは得られないのだということをこの「ムサシ」ではいっています。

父親を殺された乙女(鈴木杏さんが演じています)が、復讐を果たそうとして、その男(甚兵衛)に殺意を抱かせたのは、父親が軽い気持ちで発した彼への嘲りの言葉だったことをしり、とどめをさすことを葛藤の末思いとどまるのです。
以下は乙女の台詞です。

・・・恨みの三文字を細筆で、初めに書いたのは父でした。
その文字を甚兵衛どのが小筆で荒く書き、いまわたくしは中筆で殴り書きしようとしている。
やがで甚兵衛どののゆかりの方々が大筆で暴れ書きをすることになるはず・・・。
そうなると、恨み、恨まれ、また恨み、恨みの文字が鎖になってこの世を黒く塗り上げてしまう。
恨みから恨みへとつなぐこの鎖がこの世を雁字搦めに縛り上げてしまう前に、たとえ、いまはどんなに口惜しくても、わたしはこの鎖を断ち切ります。

こうして、”平和”の尊さと同時にそれがどんなに難しいものなのかを訴えながら、それでもやっぱりひとりひとりの心が平和や幸せをつくりだしていくのだということをおしえていただいたのです。

わたし今日、何人に方に出逢うでしょう。
そして、何人の方にやさしさをいただき、わたしはそのやさしさをまたどなたかにお返しできるでしょう。

ひとりの力はほんとうにほんとうに微力だと思います。
でもその微力が世の中に”平和”と”幸せ”リボンとなっていくのではないかしら?

そしてそういうことの大切さを、多くの方にその歌声でつたえ、こころを照らすことのできる”氷川きよし”は、素晴らしいなあとあらためて、思ったのです。

昨日、舞台を観た帰り道、そんなこんなを”きよし日和”を読みかえしては考えておりました。


この画像はホールへ行く道々に、蜷川さんが演出されてきた”シェイクスピア劇”の出演者の皆さんのサインと手形のパネルが飾られているのです。

イメージ 3
※蜷川さんのプロフィールに”活躍中”とあるのがいいですね。
ほんとうに、今現在も”活躍中”なんですもの。


※お仕事はまだまだかかりますが、ゴールがみえてきました。
3月いっぱい”お休みモード”とさせていただいていることで、かえってリラックスして(別にふだんも緊張しているわけではありませんが・笑)、意外と長いものを書きたくなったりして...。

でも、いずれもとりとめなくてごめんなさい。
そこは”お休みモード”とご了解いただけるかなあと、甘えさせていただいています。

ブログには書けずにいましたが、ブログをお休み中の2月後半に事故に遭って、額と手を負傷しました。
そのときは、”なんでこんなことに!”と思った記憶がはっきりあります。
ほんとうに気をつけていても、いろいろなことがありますね~。
でも、お仕事仲間の方に、”骨折しなくてよかったですね”といっていただいて、ほんとうにそうだなあと思いました。
「ごごウタ」の観覧のときには、前髪とおしろいでカモフラージュできるところまで回復したので、参加できたのですが、今、思うのは、もしラストスパートをあてにしていて3月後半にそんなことになったら絶対に書きあげられなかったなあということ。

イメージ 4
※藤原竜也さん


手のケガも最初からPCはうてたので仕事にはさしつかえなかったのですが、書くことは難しかったのです。
でも2週間経ってようやく苦痛ではなくなってきたのです。

仕事の面でも、それをふまえて、先月後半からブログをほぼお休みさせていただいたいたのですが、「うたコン」、「新BS日本のうた」にも当選できて、体調的にも公開放送に参加できることになりました(喜)。


イメージ 5
※溝端淳平さん

すべてに学びがあり、偶然はないのだなあと思うこの頃です。

と、仕事がんばります。
無事にゴールインできたら、今回のお仕事のことは、どんなものなのか、報告させてくださいね。
良いご報告ができることを思い描くと、わくわくしながらがんばれます!

皆様が日々、笑顔で幸せでありますように!


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