こんにちは。
週明け早々にきよしさんが4月1日から放送される「ゲゲゲの鬼太郎」のオープニング曲を歌唱されるというニュースがとびこんできて。
なんだか嬉しすぎて、すぐにはそのことが呑みこめず、しばしぽかんとしておりました。
※4月からの「ゲゲゲの鬼太郎」のメインビジュアル
これって夢じゃないのよ、ね?
鬼太郎はわたしにとって特別なアニメなのですが、きよしさんがオープニング曲を唄ってくださるなんて、考えてみたこともなかったのです。
嬉しい、嬉しい、嬉しい~。
あまりの嬉しさに、なんだか思いがまとまらなくて、いろいろなことを考えているうちに1日が経ち、昨日は、きよしさんから”きよメール”が...。
きよしさんは、
”そして!”
といったんくぎられてから、
一年間、応援していただいた「ドラゴンボール超」がこの3月いっぱいで放送を終了致します。「限界突破×サバイバー」を歌わせていただいたことは、僕の歌手人生において、燦然(さんぜん)と輝く勲章のようなものです。
これからも、大切に歌っていきたいと思います。
皆様、ありがとうございました…なのですが!
実は、「ドラゴンボール超」放送枠の後番組に4月1日(日)から 「ゲゲゲの鬼太郎」がはじまります。
幼い頃から大好きだったあの「ゲゲゲの鬼太郎」です!
それをご存知のファンの皆様から、デビュー当時から現在に至るまで、鬼太郎グッズをたびたびプレゼントしていただいております、あの「ゲゲゲの鬼太郎」です!
その「ゲゲゲの鬼太郎」の「ゲ ゲ ゲゲゲのゲ~」でおなじみのオープニング曲を僕が歌わせていただくことになりました‼
これもひとえに、「限界突破×サバイバー」をファンの皆様が熱く、熱く、応援してくださったおかげです。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
こんな超大作の主題歌を立て続けに歌わせていただけるなんて、夢のようです。
4月1日(日)あさ9:00からです。
皆様、楽しみにしていてください。
と。
うわあ、きよしさん、あっつい!!
メールの文面からきよしさんの熱い思いがつたわってきて、そして、晴れやかな笑顔がうかんだのです。
こんな嬉しいことがあるかしら?
そのくらい鬼太郎が大好きで、アニメを現実の世界と地続きのようにうけとめてみていたのですもの!
この嬉しさに、きよしさんのコンサートで松江や出雲に米子鬼太郎空港経由でいったときの画像をアップしちゃいますね。
そして、どんなことを考えていたのかも、まとまりなく書いてみますね。
※米子鬼太郎空港の荷物受取のベルトコンベアに鬼太郎のおとうさんが。
そういえば、2010年の「第42回 思い出のメロディー」に、「ゲゲゲの鬼太郎」のオープニング曲を最初に唄われた俳優の熊倉一雄さんが出演され、唄ってくださったことが思い出されます。
「ゲゲゲの鬼太郎」のオープニング曲を作曲されたいずみたくさんとは、”たくちゃん”、”熊ちゃん”と呼び合う親しさだったそうです。
ある時、”今度、熊ちゃんにぴったりな歌があるから”といずみさんに言われたその曲が「ゲゲゲの鬼太郎」だったというエピソードもお話しくださり、変わらぬ歌声を聴かせてくださり感動したのでした。
きよしさんも出演されていて、この年は「ああ上野駅」を唄ってくださったのですが、きよしさんのおかげで、子どものころになによりも大好きだった「ゲゲゲの鬼太郎」のオープニング曲を熊倉さんの生歌で聴かせていただけたことにほんとうに感動したのです。
そのとき83歳だった熊倉さんは2015年に他界されましたが、俳優、声優、演出家と多彩な活躍をされた熊倉さんの訃報に、「思い出のメロディー」での歌声とお元気な姿がうかんで、在りし日が偲ばれてなりませんでした。
※米子駅の階段です。”0番線”を案内しています
わたしの、 鬼太郎への思いはこのブログにも何度か書いたことがあるのですが、その最たるものは、2013年6月11日の記事だったのではないかと思います。
ちょうど明治座創業140周年記念ファイナル「氷川きよし特別公演 銭形平次~きよしの平次 立志編~」を上演されていたときのことでした。
※境港駅の巨大ボードです
わたしの子ども時代をふりかえってみると、内気で感じやすく、感情が昂るとすぐ涙ぐんでしまい、自分の気持ちを言葉にすることが苦手でした。
仕事仕事でお休みの日もピリピリしていた父には、自分からは怖くて話しかけられなくて...。
子ども心に、これから大人になってちゃんと生きていけるのかしら? と考えると、不安でたまらなくなったのです。
でもその後の人生で、そんなわたしを受けとめてくれる人たちに出会えたおかげで今日まで来られました。
思えば人一倍感じやすいということは同時に人一倍傷つきやすくもありますが、きよしさんに出会ってからは、いつどんなときも、きよしさんが心に刺さった棘を溶かし、癒してくださってきたのです。
ほんとうにありがたいことです。
※境港駅前のポストには鬼太郎とおとうさんが!
そんな子どものころのわたしの友だちでありヒーローは鬼太郎だったのです。
もうだいぶ前ですが、子どもを描いた映画について書いてほしいという依頼をいただいて、「ミツバチのささやき」というスペイン映画につうて書いたことがあるのですが、そのなかで、鬼太郎とのことを書いていました。
もうだいぶ前のことになりますが、わたしがまだ出版社で編集者として働いていた頃に書いたものです。
その頃、いろいろな方と出会う機会がありましたが、その中に、私が”映画が好き”ということを知ると、”手弁当で作っている雑誌なので原稿料は出せないけれども映画のことを書いてくれませんか?”とお声をかけてくださる方が何人かいらして、私は嬉しくて何誌かに書かせていただいていたのでした。
その中に、”~子どもが輝く瞬間(とき)~”というテーマで、「ミツバチのささやき」というスペイン映画について書いているものがありました。
※米子鬼太郎空港と米子駅を結ぶ電車の天井です。
映画「ミツバチのささやき」に興味をもってくださった方はよろしければ下記のアドレスで掲載原稿を転載したこのブログの記事をお読みいただけます。
以下はそのなかで鬼太郎について書いた部分です。
小学校に入学する以前のことだったのではないかと思う。
当時、わたしは「ゲゲゲの鬼太郎」のアニメが大好きだった。
人間に悪さをする妖怪たちをその霊力を使って退治する少年・鬼太郎は子どもたちのヒーローだったが、とりわけわたしには大切で近しい存在であり、活き活きと活躍する鬼太郎がお話の世界の人だとは、当時のわたしにはどうしても思えなかったようだ。
というより、一点の疑いもなく鬼太郎やその鬼太郎が存在する異世界を受け入れ、そちら側の世界に自分の世界が半分はまり込んでいたような状態とでもいったらよいだろうか...。
わたしはお話の中で子どもたちがそうするように、妖怪ポストに手紙を入れれば鬼太郎に絶対会えるのだと信じていたので、まだ外出といったら母に連れられてお買い物に行くぐらいだったが、その際にはきょろきょろと道路脇を眺め、妖怪ポストを探したものだ。
しかし当然のことながら妖怪ポストを見つけることはできなかったのだが、それでも子どもというのは自分のことながらたいしたもの。鬼太郎は全知全能なのだから、これほど会いたいと思っているわたしの気持ちが伝わらないはずはないと確信にも近い思いを抱き、ある日、意を決して、まだたいして字も書けなかったように思うのだが、鬼太郎宛に手紙を書いたのだった。
当時住んでいた家は父の仕事場と一緒になっていたので空き部屋もあり、中2階にあった客布団やらをしまっておいた部屋は、半分物置のようで薄暗く、寂しげで、子ども心に妖怪たちの住む異世界にもっとも近しく思われた。
ひとりでその部屋に入るのは怖くてかなり勇気がいったはずだが、わたしはその部屋に入り、手紙を置いてきたのだった。明日になってその手紙がなくなっていれば、きっと鬼太郎のもとに届いているはずだとひとり勝手に思い、どきどきしながら眠りについたのだった。
翌朝、目覚めたわたしはいつもどおり朝ごはんを食べた後、ひとりでその部屋へと行ってみた。ドアを開けようとして触れたドアノブの冷たさがわたしを一瞬緊張させたが、何のことはない、手紙は置かれた時のままそこに...。
しかしだからといって、それで鬼太郎がいないと思うようになったわけでもなく、”あんなに忙しい鬼太郎のことだもの、特に困っているわけでもないわたしのところにまではなかなか来られないんだろうな”などと、ごく自然に了解したように記憶している。
今となってはその手紙にどんなことを書いていたのか自分のことながらまったく覚えていず、もし手紙が残っていたら感涙ものだが、残念なことにのこっていない。
※こちらは”猫娘”バージョン。シートもカワイイでしょ。
きよしさんのファンになって、きよしさんも鬼太郎が大好きとしってからは、どこかできよしさんと鬼太郎を重ねていたというか、きよしさんのなかに鬼太郎をみていたわたしなので、そのきよしさんがオープニング曲を唄ってくださるなんて、やっぱりやっぱり、夢のようです。
こ内気な子どもだったわたしのいちばんの心のお友だちだった”鬼太郎”のオープニング曲を、大人になってからいちばん大好きなきよしさんが唄ってくださるなんて、こんなに嬉しいことがあってよいのでしょうか...。
わたし、氷川きよしさんのおかげで、今日も最高に幸せです。
※境港の街のマンホールのふたです。
次回、境港へいったときのBGMは、きよしさんの唄われる「ゲゲゲの鬼太郎」ですね(喜)。
アップテンポにアレンジされているそうですが、どんな歌唱なのでしょう?
そう、今、やっとそういう肝心なことを考えられるようになりました(笑)。
それくらい、嬉しくてならないのです。
※確定申告は無事終わりました。
あとは月末締切の原稿をがんばるのみです!