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Channel: 天晴れ! HK伝説 ~氷川きよしさんに出会えた奇跡に感謝!~
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時空を超えたひばりさんとの共演に胸がいっぱいです。

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こんばんは。
5月4日に放送された「決定版! これが日本の名曲だ」(テレビ朝日系)での美空ひばりさんときよしさんとの時空を超えた夢のデュエット、ご覧になりましたか?

あの日は家族で食事に出かけたので、録画でみるつもりでいたのですが、帰宅してリビングでひといきついて、父がテレビのスイッチを入れたら、ちょうど、”伝説のスーパースター最新の映像技術によって復活、現代の人気スターと奇跡のデュエット”ということで、”美空ひばりさんと共演するのはこの方!”と、きよしさんのうしろ姿が映ったところでした。

母が、”あら、珍しい衣裳ね”
と蝶が描かれた薄くパープルがかったきよしさんのスーツをみていったので、わたしが、
”初めてみるから、この日のための衣裳じゃないかしら?”
と答えて...。

さあ、と思ったら、その前に、ジャッキー吉川とブルーコメッツの皆さんとデュエットされた「真っ赤な太陽」、そして、森繁久彌さんと「知床旅情」をデュエットされた映像がながれたのでした。
その映像をみて、先に実際のデュエット映像をながすなんて、どういう意図があるのかしら? なんていぶかしく思っていたのですが(わたし、疑り深くて斜め見するタイプなのですよね・笑)、いざ始まったら、わくわくがとまりませんでした。
唄ってくださった曲は「人生一路」でしたね(嬉)。
東京ドームでこの曲をきよしさんが歌唱されたときの映像も紹介されましたが、このコラボ映像がながれだしたら、わくわくがとまりませんでした。
今、目の前でなにが起こっているのかしら? と(嬉)。
だって、ほんとうにほんとうにひばりさんがきよしさんのお隣に歩いてこられて、きよしさんをみつめて唄っておられるようだったのですもの!

そして、いざその映像がながれたら、それまで無言だった父が思わず”おおっ!”歓声をあげ(笑)、母が、”ほんとうだ。きよしくんの衣裳はひばりさんの衣裳にあわせたんだね”といい、にぎやかなギャラリーと一緒にわたしはきよしさんの一挙手一投足に見入り、その歌声のハーモニーに聴き入ったのでした。


イメージ 1
※ひばりさんのお着物にあわせたスーツだったのですね。素敵、素敵、素敵!


夢をみているかのようなあまりにも素敵な共演でした。

あらためて映像技術の進化に感嘆し、またその映像をよりリアルに感じさせるために、ひばりさんの過去のデュエット映像がながす演出にも恐れいったわたしです。
でも、それにもまして、きよしさんの素晴らしい歌唱と、ひばりさんへの熱い思いがこの共演をこれほど素晴らしいものにしてくださったのだとあらためて思って、感動がいっそうこみあげてきたのでした。


思いかえせば、わたしが、きよしさんの唄う「人生一路」を初めて生で聴かせていただいたのは、2003年の10月5日のこと。
「レ・ミエン レビューHIBARI 美空ひばりを舞う」(10月3日から7日)という宝塚OGの方たちによるレビューが開催され、レビューと歌謡ショーの二部構成で、レビューは安奈淳さん、高汐巴さん、寿ひずるさんを中心にした宝塚OGが出演。
歌謡ショーは日替わりで出演者は日程順に宇崎竜童さん、姿月あさとさん、グッチ裕三さん、氷川きよしさん、イルカさん、中村美津子さんでした。

きよしさんはその時期、新宿コマ劇場での初座長公演「氷川きよし 颯爽公演」(10月2日から28日まで)に出演中で、その日も11時の昼の部を終えてから出演され、ひばりさんの曲では「人生一路」「柔」「東京キッド」を唄ってくださったのです。
当時のメモをみますと、加えてオリジナル曲から「箱根八里の半次郎」「きよしのズンドコ節」「白雲の城」を唄われ、さらに”他”という文字が書かれていて...。
今となっては何を歌われたのかわからないのですが、もう1曲唄って下さったのではないかと思います。

わたしは、とりわけきよしさんの歌う「人生一路」にしびれて、耳なじみのある有名な曲ではありましたが、その日はじめて「人生一路」が大好きになったのです。
生きるエネルギーに満ちた素晴らしい歌唱でした。

イメージ 2
※「レ・ミエン レビューHIBARI 美空ひばりを舞う」のチラシです。



その公演の思い出はこのブログでも2009年8月8日に書かせていただいていましたので、以下はそのときの記事の一部分をを紹介しますね。
お読みいただけたら幸せです。

わたしは、このとき、はじめて、ひばりさん専属の楽団の指揮をされていたチャーリー脇野さんの存在をしりました。
チャーリィ脇野さんは、ひばりさんの死後、タクトを折られたそうですが、この時の企画に賛同され、今回限りということでタクトを久々に振られているとうかがいました。
ひばりさんと共に生きていらしたチャーリィ脇野さんと、きよしさんの競演。奇跡のようなコラボレーションと思い、客席で感動していました。
きよしさんもその競演でチャーリィ脇野さんを通して、ひばりさんの歌への愛を感じ取られたのではないでしょうか、そんなふうに想像していたのです。
わたしはその当時、ひばりさんのことについて通り一遍なことしか知りませんでしたし、曲もヒット曲を聞いたことがあるくらいでしたが、古賀メロディは好きでしたので、帰り道に、将来ミドルエイジになったきよしさんが歌う「悲しい酒」を聴いてみたいと、強く思ったのでした。

この日の舞台でトークの時にきよしさんが、 「近くのコマ劇場で1ヶ月公演をしていますので、よろしかったら、そちらのほうにも遊びにいらして下さい」とおっしゃると
”行きたいけど、チケット取れなかったんですよ!”
 ”もう全部の席が売り切れなんです!”
そんな声が会場のあちこちから聞こえてきたのです。
きよしさんは、一瞬驚き、困った様子でしたが、その声の方向それぞれに向かって、うなずき、会釈し、そして「申し訳ございませんでした」そうおっしゃって、頭を下げられました。
すると、きよしさんのまごころが伝わり、その場も和み、客席も静かになったのです。

この時の座長公演は前代未聞というほどに席という席がすべて売り切れ、オークションではB席でさえ数万円に高騰していたのです。わたしもチケットのゲットには本当に苦労しました!
今となってはそのことも懐かしい思い出です。
ひばりさんは宝塚がお好きで、よく舞台をご覧になられ、終演後には皆さんに食事をご馳走して下さったのだそうです。皆さん、大スターであるひばりさんを尊敬する一方で、気さくなひばりさんをお姉さんのように慕っていたのだそうです。そんなお付き合いから、このレビューを企画したとのことでした

※チャーリィ脇野さんのこと
小野満とシックスブラザーズのメンバーで小野さんがスイングビーバーズを結成し、ひばりさんのバックで演奏をすることから身を引いた時にも小野さんと共にスイングビーバーズの発展に努められました。
その後スイングビーバーズから独立し、自身のバンド、チャーリィ脇野とゲイポップスを編成。
ひばりさんのバックバンドを務めるようになり、“東京ドームの不死鳥コンサート”までずっと、美空ひばりのバックバンドと指揮を務められたのだそうです。


そして、当時のネットニュースにこのショーの記者会見でのきよしさんの様子が記されていました。

イメージ 3


美空ひばりの名曲の数々を、安奈淳、高汐巴、寿ひずるをはじめとする宝塚OGが一堂に会してレビュー形式でショーを行う。
この日の注目は何といっても、演歌界のプリンス・氷川きよし。
元宝塚スターのオバさま方に囲まれて、緊張気味の氷川クン。宝塚観劇経験を聞かれ、
「あの、2度、お邪魔しました」
と居並ぶOGに頭を下げて見せる優等生ぶりに、安奈・高汐・寿の3人も「カワイイ」とメロメロのご様子。
宝塚スターに囲まれる気分を聞かれ、照れたか困ったか
「あの……光栄です」と答える姿に、隣の安奈淳が「ねぇ恐いの?(笑)」と突っ込む一幕も。

きよしさんは2005年6月24日日本武道館で開催された「美空ひばり17thメモリアルコンサートin武道館」にも出演され、「人生一路」を歌われています。
以下は、その時、きよしさんのコメントです。 
 「ひばりさんの曲は、ひばりさんが人生をかけて歌われるからこそ、あれだけの名曲であり感動を届けられるのですね。
ひばりさんの曲を歌わせていただくからには、自分自身も自分の歩んできた人生を歌に込めたいと考えています。1度決めたら変えることなく、自らの道を極めると歌い上げる『人生一路』は、福岡から歌手を目指して上京し、修行を重ねて現在に至る、今の“氷川きよし”の存在そのものです。だからこそ、今回この曲を歌いたいと考え、そして、幸運にも歌えたことに感謝の気持ちでいっぱいでした」
と。
そして、このコンサートのラスト、出演者全員で「川の流れのように」を大合唱したことについて、
「このコンサートに参加したことの本当の意味での感動は、後になって実感するのでしょうね」
と、語られたのだそうです。
この時の出演者は、雪村いづみさん、 森光子さん、上妻宏光さん、藤原道山さん、小椋佳さん、谷村新司 さん、モーニング娘。、松浦亜弥さん、つんく♂さん、 和田アキ子さん、天童よしみさん、堀内孝雄さん、水前寺清子さん、五木ひろしさん。
曲目リストは、 「素敵なランデブー」・雪村いづみ 「東京キッド」・森光子 「リンゴ追分」・上妻宏光 & 藤原道山 「函館山から」・小椋佳 「昴」・谷村新司 「河童ブギウギ~悲しき口笛~東京キッド」・モーニング娘。 「港町十三番地」・つんく♂ 「草原の人」・松浦亜弥 「愛燦燦」・和田アキ子 「人生一路」・氷川きよし 「芸道一代」・天童よしみ 「悲しい酒」 ・堀内孝雄 「関東春雨傘」・水前寺清子 「ひばりの佐渡情話」・五木ひろし そして「川の流れのように」・全員
でした。

また、わたしは参加できなかったのですが、新高輪プリンスホテル(当時)の飛天の間で開催されたひばりさんのフィルムコンサートにも、きよしさん、単独でゲスト出演されていました。
事務所の長良会長が、ひばりさんと兄弟に等しいご関係だったこともあり、ご縁が深く、これらは皆そのため実現した企画なのかもしれませんが、今も燦然と輝く美空ひばりさんの歌への愛、心を受け継ぐ歌手は、われらが”氷川きよし”なのだと思います。

氷川きよし様。
その愛を歌の心を、あなたの天上の歌声で人々の心に伝え、どうかいついつまでも世の中を明るく照らし続けてください。



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