Quantcast
Channel: 天晴れ! HK伝説 ~氷川きよしさんに出会えた奇跡に感謝!~
Viewing all articles
Browse latest Browse all 770

僕のふるさとは、皆さんとすごすコンサートの場。ここが僕のこころのふるさとです。

$
0
0
こんばんは。
昨夜、奈良から帰宅しました。
堺のお友だちのUさんが急きょ同じホテルに宿泊されることになり、朝食を一緒にゆっくりいただいて、きよしさんが立ち寄られた奈良漬け屋さんにご一緒させていただき、お店の方からきよしさんが来店されたときの様子を楽しくうかがったのです。
Uさんとは大阪でのイベントでの再会を約束してお店の前で別れ、わたしは奈良町や玄奘三蔵院を観たいと思い10年ぶりくらいに薬師寺へいってきたのです。
Uさんは明日、大阪のオリックス劇場でおこなわれるきよしさんのコンサートにも参加されるそうですが、ますますもりあがりそうですね。
参加される皆さま、絶好調のきよしさんと最高に素敵な時間をおすごしくださいね。



イメージ 1

さて、先の記事でコンサートのセットリストとながれをご報告させていただいていますが、あらためてコンパクトに書いておこうと思います。
5月29日にリリースされるニューアルバム「新・演歌名曲コレクション7-勝負の花道-」から初披露で唄ってくださった6曲は、曲名のあとに”※”マークをつけることにします。

◆オープニング(白地の着物に紫色の袴姿)
「じょんがら挽歌」
「一剣」
「箱根八里の半次郎」
「白雲の城」

◆リズム歌謡コーナー(グリーンのマタドール(闘牛士)風の衣裳)
「男花」
「咲いてロマンティカ」※
「酔わせてオルホ」

◆昭和の名曲コーナー(ゴールドスパンコールの三つ揃いのスーツ)
「霧の摩周湖」※
「真赤な太陽」※
「おまえに惚れた」
「人形の家」

◆新曲&ふれあいコーナー(光沢のあるグレーのロングジャケットの三つ揃い。全身パネルでも着用)
「勝負の花道」
「ゲゲゲの鬼太郎」(テレビサイズ)
「俺ら江戸っ子 浅太郎」 (夜の部では「恋次郎旅姿」)
「柔道(やわらみち)」
「わたしのふるさと」
「郷愁月夜」※
「君に逢いたい」※

◆フィナーレ(黄色系の着物に銀糸の帯)
「きよしの人生太鼓」※
「大井追っかけ音次郎」
「ちょいときまぐれ渡り鳥」
「男の絶唱」

◆アンコール(レインボー柄の燕尾服スーツ)
「きよしの日本全国 歌の渡り鳥」
「きよしのソーラン節」
「きよしのズンドコ節」

以上です。

アルバムのジャケットはまだ未公開ですが、5月1日に届いた”きよメールで、
”ジャケット写真は、ひと目見ただけで、ハッ!と元気が出て、ヨイショ!と幸せになるような()、華やかなピンク色”
とおしらせくださっていましたね。
A、Bそれぞれどんな”氷川きよし”になっているのかなあと、楽しみがいっそうましてきています。


イメージ 2
薬師寺の玄奘三蔵院でいただいた御朱印です。


昼夜とも1313席のホールま満員御礼。
きよしさんはニューアルバムからお客様の前で歌唱するのは初めての曲(6曲でした!)を披露されるということで、とても緊張されたていたそうです。
「歌詩を間違えたらどうしようと思っていたのですが、そうだ、まだ皆さんご存知ないから間違えても気づかれないなって思って(笑)」
と昼夜ともおっしゃっておりました。
まだラジオでもながれていないろいうことでしたが、それもそのはず、この日にはようやくCDができあがったものの、まだコンサートのなかで音源をながすOKがでていないののだということを夜の部できよしさんがおっしゃっていたのです。

昼の部でのオープニングトークで、奈良に来ることができた嬉しさを言葉にされると、
「奈良に来たら、奈良漬けを買って、鹿をみます(笑)
と楽しそうにおっしゃり、
「今日も1曲1曲、ひと節ひと節魂をこめて、皆様のおこころに”ドーン!”とお届けできるように唄わせていただきます」
と、きいていて飛び上がりそうになるほど力をこめて”ドーン!”という部分を強調され(笑)、
「よろしくお願いいたします!」
とさらに”よろしく”をまたまた力をこめてからだをブルルンとふるわせたので、その瞬間少しながめになってきた前髪がファサッとたちあがったのでした。
ここで唄ってくださった「白雲の城」に魂をひたすようにして聴き入り、
「♪あゝ荒城の秋が逝く」という唄い終わりの魂をグッとしぼりだすような歌声の響きに、人生の深みと、けっしてきれいごとではない底知れぬロマンを感じて、ほおっとため息がでたのです。

光沢のあるグレーのロングジャケットのスーツにお召し替えされ「勝負の花道」を歌唱されると、
「このホールはホッとするんですよ~。
さっき唄った『咲いてロマンティカ』はイントロがガットギターではじまるんですね。
初めて人前で唄うので歌詩を間違えないか心配でしたけど。
まだラジオでもながしていないから。
発売日の5月29日は美空ひばりさんのお誕生日なんです。
(そのことを意識してきめたわけではなく)偶然のながれでその日になったんですよ。
『きよしの人生太鼓は、男のこころ、九州男児のこころが描かれているんです。
今日も後半で唄わせていただきます」
と、きよしさんが一気におっしゃると、司会の西寄ひがしさんが、
「ふんどし姿で唄ってくださる?」
と(汗)。
きよしさんは、涼しいお顔で、
「はい」
とお答えになると、
「こころはふんどし姿で唄います」
とおっしゃったのでした(笑)。

ここで昼夜ともニューアルバムの紹介をきよしさんご自身がされることになったのですが、
「じゃあアルバムの紹介をお願いします」
と西寄さんがおっしゃると、
「はい。あの、あの、あの、あの」
と勢いがつきすぎてしまったきよしさんだったのです(笑)。
「1曲めが『きよしの人生太鼓』です。3年ほど前にいただいていた曲で、”氷川きよしの『無法松の一生』”です。
今日はあとで、着物着て、あれして(笑)、唄います。
2曲目は『郷愁月夜』。ひとりで暮らしている母親を思う歌です。
3曲目の「君に逢いたい」は北海道が舞台で、1コーラス目は札幌、2コーラス目は函館、3コーラス目は旭川が舞台になっています。僕、”君に逢いたい”って何度も唄います(と、客席を指さしたので”きゃあっ!”というどよめきが・笑)。
主人公は結局、君に逢えないんですよね。
4曲目の「のんき節」は岡千秋先生がつくってくださった曲です。
「勝負の花道」ががんばろっていう曲なので、たまには肩の力をぬいて、ね、おならして(笑)」
立て板に水のように、曲紹介されるきよしさんでしたが、ここで地がでてしまったのでしょうか。
なんて、ごめんなさい(笑)。
すかさず西寄さんが、
「今はしないように」
とひとこと(笑)。
そして、5曲目が先に唄ってくださった「咲いてロマンティカ」、6曲目が「勝負の花道」であることをインフォメーションされたのです。

つづいては、カバー曲の紹介。
「7曲めは渡哲也さんの『みちづれ』なんですけどね、僕、あるとき、夢で口ずさんでいたんですよ。”♪おまえと道ずれ~に”って。
それでパッと目が覚めて。ああ、この曲、今度、アルバムにいれようって思ったんですよ」
とのきよしさんの言葉に、
「急にですか?」
と西寄さんが質問され、きよしさんが
「そうです。急に決めました」
とおっしゃったものですから、
「”急シリーズ”ですね」
と西寄さんがまとめてくださいました。

きよしさんは、
「ニューアルバムに賭けて、がんばります!」
と力強くおっしゃったのです。

昼の部の”ふれあいコーナー”で当選されたおひとりめの方は1階席後方の車椅子席の大和郡山市にお住まいの80歳の方。娘さんが連れてきたくださったということでした。
デビュー当時から応援してくださってきた方で3年前まではご自身で歩いてコンサートにいらしていたのですが、圧迫骨折を繰り返して外出は車椅子でするようになったのだそうです。
「そうですか。やっぱり今も痛いんですか?
あのあたためたほうがいいんですか。
僕も年齢を重ねてきていますから、皆さんもいろいろなことがおありだと思います」
と、その方を優しく親身に気遣うきよしさんでした。
その方に、ふだん、どんなものを召しあがっていらっしゃるのかきよしさんが質問されると、
”肉が好きです”
と即答。それも牛肉、ロースがお好きとのこと。そのお返事をうけて西寄さんが、
「残念! 豚肉がお好きだったらわけてあげられたのに」
とおっしゃると、
”それはいらない!”
とぴしゃっと拒絶されたので、場内大爆笑となりました。

きよしさんのことをはじめてしったのはテレビだったそうで、
”こんな息子がほしいなあ思うた”
とおっしゃったのですが、
「じゃあ、僕でよかったら息子になります」
ときよしさんがおっしゃると、
”嫁にもらってください!”
とおっしゃったものですから、先の発言からの急転直下にきよしさんは目を丸くされ、
「あの、僕の奥さんにですか?」
と確認されると、
”はい”とお返事が(笑)。
西寄さんが、
「いうよね~。でも40歳違いもいいですよね」
とある意味、双方をフォロー(笑)。
すると、当選された方が、
”孫ですね~”
と。
そして、
”今日は幸せです~”
とおっしゃったので、その言葉の嬉しそうな響きにじんときてしまいました。
きよしさんは、
「僕も幸せです。またお会いしましょうね」
とおっしゃったのです。


おふたりめの当選者は2階席の方。視覚障害があるので、いつもは誰かについてきていただくのですが、この日は地元駅から乗り換えなしで来られるところだったので、ひとりでお越しになられたということでした。
乗り換えがとても大変なのだそうで、
”今度は京都にも来てください”
とその方がおっしゃると、
「京都、行くきましょう。皆で明日行きましょう!」
と、きよしさんは半ば本気でおっしゃったので、胸がいっぱいになりました。
急には無理だとわかっていても、”でも、身一つでよければ、僕は京都に行って唄いたい”という思いであることがつたわってきたのです。
当選者は、そんなきよしさんに、
”つれて帰りたい”
とおっしゃいました。
そして、飲酒を禁じられているのがつらくて、ときどき飲んでしまい、逆に薬を飲むのを忘れてしまうという当選者でしたが、きよしさんのコンサートに来たいのでまたがんばってみるとのこと。
それにしてもビールがやめられないとの言葉に、
「僕、お酒のめるほうじゃないので~」
としれっと、きよしさんがおっしゃったときには、”ええええ~”と、大きなどよめきがおこりました。
きよしさん、ウソはいけませんよ(笑)。

そして、
「もっと元気になっていただけるように、”元気玉”を贈ります」
とおっしゃると、2階席のその方にむかって、”ハッ!”、”ヨイショ!”とパワーを贈り、その方が感激されると、さらにパワーアップさせて、、”ハッ!”、”ヨイショ!”と、”元気玉”を贈られました。

そして、「勝負の花道」を一緒に唄いましょうというながれになり、
「じゃあ、僕が歌詩をいいますから」
ときよしさんがおっしゃり、ツチヤさんが、急きょピアノでイントロを奏でてくださることになったのですが、どのタイミングで歌詩をいっていいのか、つかみかねて、まごまごされているきよしさん、困ったように西寄さんに横目で視線をおくると、
「お宅の歌ですよ!」
と西寄さん(笑)。
つ、冷たすぎます(笑)。

結局、きよしさんは歌唱に徹して、西寄さんが歌詩を1フレーズずつ読みあげてくださりながら、当選者を中心にきよしさんと一緒に1コーラス唄わせていただいたのでした。

昼の部で、「わたしのふるさと」を歌唱されると、
「僕のふるさとは皆さんとすごすコンサートの場。ここが僕のこころのふるさとです」
とおっしゃったのです。

きよしさんがコンサートのラストのコーナーの最初に「きよしの人生太鼓」を歌唱されると、拍手喝采!
魅力的で、力強さのなかに愁いや希望があって、まさに”氷川きよし”ならではの1曲。
そして、さまざまな響きを聴かせてくださるきよしさんの歌唱があまりにも鮮やかで、心地よくて、最高だったのです。
イントロや曲のなかに「無法松の一生」を想起させるモチーフが散りばめられていて...。
それは作者ときよしさんの「無法松の一生」という曲と村田英雄さんへのオマージュに思えて、数度聴いただけではつかみきれないこの曲の重層的魅力を感じて、いっそうの感動がわいてきたのでした。

きよしさんは、ここでこの日初披露される6曲すべてをみごとに唄いおえて、ホッとされたのでしょう。
「大井追っかけ音次郎」
「ちょいときまぐれ渡り鳥」
と歌唱されたのですが、
”富士の山”の、富士の”フ”が、思いっきり”ス”になってしまい、その瞬間、誰よりもきよしさんが驚かれ、
「申し訳ありませ~ん」
とおっしゃって、再度最初から歌唱されたのですが、イントロで両手をぱあっと広げるところで、いたずらっこのようにおどけてポーズをとられたので、クスクス笑いが起こって、そして、肝心の部分では、普通に唄ってもよいのに(笑)、”フ”を息がこぼれるほど強調されて”富士の山”と唄われたので大うけでした。
そして、唄いおえると、
「ありがとうございました~」
とお礼をおっしゃり、”ふ~っ”と息を大きくはかれたのでした。
そして、
「『きよしの人生太鼓』、お楽しみいただけましたでしょうか。
今日は、緊張しました。何とか無事に唄うことができてホッとしました」
と。
大きな拍手が起こると、
「”スジの山”なんてありませんからね」
とひとこと。
きよしさんらしいですね。

コンサートツアー初年度は80か所160公演をして、1年に2回くらい座長公演をしていました。
こうしてコンサーツアーを今年もつづけられるって、ありがたいです。
どなたもお越しくださらなかったらつづけられません。
また氷川きよしのコンサートを観たい、聴きたいと思っていただけるように、”氷川きよし”として自分らしく輝いて唄っていきたいです」

きよしさんはそう結ばれると、「男の絶唱」を唄ってくださいました。


※ごめんなさい。
ここでいったんアップします。
夜の部の”ふれあいコーナー”、そして、トーク、書ききれていない歌唱への感動は次の記事にかきますね。



Viewing all articles
Browse latest Browse all 770

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>