「ヒデキ～！」
きよしさんが「傷だらけのローラ」を唄いおえた瞬間、西城さんの熱烈ファンの男性が渾身の”ヒデキコール”をされました。
その声が響いたとき、一瞬、えっ？という空気が漂って、でもすぐにきよしさんの熱唱が、西城さんのファンであるその方のこころに、在りし日の西城さんが蘇えらせたのだということを合点して、きよしさんの歌唱にいっそうの大きな大きな拍手がおこったのです。
唄いおえた瞬間、天を仰いだあと、しばし脱力された様子のきよしさん．．．。
稲妻にうたれたかのように、声を震わせ、その魂までもを震わせて、西城さんを偲び、そして、その世界を、誠実に、”１００パーセントの氷川節”で唄いあげたのでした。
西城さんを深くリスペクトされ、その振りや、歌の特徴は意識されていたかと思いますが、あくまで”１００パーセントの氷川節”での「傷だらけのローラ」だったからこそ、もっともっと深い部分での西城さんとの再会という奇跡のような体験を味わわせてくださることができたのだと、わたしは思って、胸がいっぱいでした。
こんなこんな歌唱が聴けるなんて！
なんて、なんて幸せ。
”氷川きよし”のファンになり、こうして奇跡のような瞬間を一緒にすごさせていただけたことにファンとしてあふれてやまない幸せをかみしめるように感じていました。
赤と黒のたてストライプのスーツ。シャツは黒だったと思います。
下手側の司会者ブースへと、歩かれ、スタッフの方が乱れた髪を整えてくださると、つづいて歌唱される野口五郎さんと司会の木村佳乃さん、高瀬耕造アナウンサーの方へと歩まれたきよしさんは、まだ現実にもどることができていないようでした。
下手側の司会者ブースへと、歩かれ、スタッフの方が乱れた髪を整えてくださると、つづいて歌唱される野口五郎さんと司会の木村佳乃さん、高瀬耕造アナウンサーの方へと歩まれたきよしさんは、まだ現実にもどることができていないようでした。
そのときに、野口さんがききよしさんに手を差しだされ、握手をされたかと思います。
西城さんを愛する野口さん、そして”ヒデキコール”をされた”ヒデキファンの方”にもそれほどに喜んでいただけるなんて！
氷川きよしの歌の力に、そして、これからどんな世界に誘（いざな）ってくださるのだろうかと想像して、わたしは嬉しさに身震いしたのです。
昨夜、NHKホールでおこなわれた「第５０回 思い出のメロディー」の公開収録でのこと。
放送はNHK総合で、８月１８日午後７時３０分～１０時までの２時間半。
ぜひぜひ、もう、ほんとうにぜひぜひご覧くださいませ！
出演者の皆様の熱唱や、番組の構成もみどころ、聴きどころ満載で、ご覧になると、皆様それぞれのヒストリーがうかんでくるのではないかと感じました。
きよしさんの司会の素晴らしさはいうまでもありません。
これまでどんなことがあってもだいせつにして、貫いてきたきよしさんの生きざまが、その言葉や振る舞いに大きな説得力をもたせてくださっていることを感じました。
司会者としてゲストとのMCや、曲振り、そしてリクエストメッセージの代読など、まごころこめて対応されてこころに響いたのです。
番組HPはこちらです。
※入場時に配布されたパンフレットです。
サプライズ復活されたWinkさんのお名前は載っていませんね。
サプライズ復活されたWinkさんのお名前は載っていませんね。
「第５０回 思い出のメロディー」のテーマは、”名曲でつなぐ 昭和と平成 わたしと明日”でした。
収録開始前、ディレクターさんの前説がおわると、いよいよ司会者の登場です。
上手からきよしさん、木村さん、高瀬アナウンサー。
今回は３人でのシーンは終始この並び方でしたが、”誰が年上からいいませんが３人は同世代”とのお話しがあり、木村さんが、何度かきよしさんや高瀬さんの肩を軽くたたいて合図されたり、うちとけたコンビネーションがここちよかったのです。
きよしさんは真っ白なスーツをお召しになって登場。襟と、シャツのピンタックの部分に大小のスワロフスキーが施されていたかと思います。
「今日はお世話になります」
ときよしさんがご挨拶され、木村さんもご挨拶。
そこで高瀬アナウンサーが、
「あ、ところでまだ名乗ってませんね～」
と冷静にフォロー（笑）。
あらためて名乗られ、同世代という話題もでたのです。
木村さんは音楽番組の司会ははじめてということでしたが、なんと高瀬アナウンサーもはじめてとおっしゃって（汗）。
でもとても頼りになるおふたりで、きよしさんも緊張されていたでしょうけれども、出演者の方が歌唱されているときも、木村さん、高瀬アナウンサーとともに司会席におられ、足でリズムを刻まれ、一緒に歌を口ずさんでおられ、ほんとうに楽しんでおられる様子がつたわってきて、わたしもまた幸せな思いにさせていただいていました。
以下はきよしさんの歌唱された曲や衣裳など、番組の内容に少しふれますこと、ご了解くださいませ。
オープニングで放送時間の関係で、童謡コーナーを先に収録。
安田祥子さん、由紀さおりさん、大角ゆきさん、児童合唱団の皆さんと一緒に出演者の皆さなや、きよしさん木村さんもも登場され、
「ゆりかご」
「里の秋」
「みかんの花咲く丘」
などの名曲を一緒に歌唱されていました。
少し準備があり、オープニングからの撮影となりました。
このオープニングがどんなものだったのかは、みてのお楽しみということで書くことを控えたいと思います。
そのくらいにほんとうに感動的なものでしたので、真っさらなお気持ちでご覧いただけたらと。
出演者勢ぞろいでのオープニング歌唱のあと、まずきよしさんが、「第５０回 思い出のメロディー。司会の氷川きよしです」
とおっしゃり、
「木村佳乃です」
「高瀬耕造です」
とそれぞれ。
そして３人で声をあわせて、
「よろしくお願いします」
とお辞儀をされました。
この日の出演者は３１組。
きよしさんが、北島三郎さんに、
「北島さん、よろしくお願いします」とおっしゃると、
「まかせてください！」
と頼もしいお返事がかえってきました。
第１回の「思い出のメロディー」を振り返るコーナーには、その回に出演されていた北島さんとともに、菅原都々子さん、森進一さんが登場。
菅原さんは今年９１歳になられたそうですが、美しくお元気で、「連絡船の唄」を歌唱されました。
きよしさんが、ステージまでエスコートされたのですが、そのままステージにとどまり、菅原さんに寄り添われ歌唱の時もずっとエスコートされたのです。
「そろそろ帰りましょうか」
とおっしゃると、うなづかれ、舞台下手袖へと。
その時に、きよしさんが、エスコートされたことを高瀬アナウンサが説明されると、
「わたくしは、あなたでよかった」
と菅原さんがおっしゃったお声がきこえたのです。
昨年以上に菅原さんとこころ通う、素敵なシーンとなりました。
※パンフレットの裏面です。
ちなみに表面ともに、開演直前のNHKホールの椅子の上で写メしました。
そして。北島さんが「函館の女」を唄われる時には北島さんを中心に下手から三山ひろしさん、きよしさん、上手から山内惠介さん、北山たけしさんが立たれ、コーラスグループのように全員が白のスーツをお召しになってて、北島さんの歌唱をもりあげられ、楽しくこころあたたまったのです。
野口五郎さんが司会者ブースに登場され、西城さんとの思い出をお話しされました。
そして、この記事の冒頭に書かせていただたいた、きよしさんの「傷だらけのローラ」の歌唱となったのです。
きよしさんの熱唱につづいて、野口さんがステージに。
野口さんの隣には、西城さんのためのスタンドマイクが置かれていました。
おふたりの思いでのショットが映し出され、かつて野口さんのスタジオで録音されたという西城さんが「ブルースカイブルー」を歌唱された音声がながれて．．．。
野口さんの歌声が重なって、広がって。
西城さんが今、そこにいるかのように、いえ、いらしゃることを感じたのです。
野口さんと西城さんの歌唱が終わり、割れるような拍手がおこりました。
おふたりの深いｷｽﾞﾅﾆ結ばれた友情に、そして西城さんが旅立たれたとい埋めようのない悲しみを感じて、涙がこぼれたのです。
話し出されてはまた涙。
そんなきよしさんに木村さんが真っ白なハンカチを貸してくださいましたが、木村さんもまた涙。
高瀬アナウンサーが、
「私も言葉になりません」
とおっしゃり、、そんなところでも司会者３人の素晴らしいコンビネーションを感じたのでした。
と、まだ途中なのですが、たくさんの方がアクセスしてくださっておられるので、ここで一度アップしますね。
今日は仕事なのです。
その様子やエンディング、そして大感動の終演後の様子もぜひぜひおつたえしたいです。