「いよいよあと2曲となりました」
とおっしゃったあと、
「終わってしまうのがさびしい...」
と、司会の木村佳乃さんが、おっしゃると、木村さんの両脇にたたれているきよしさんと高瀬耕造アナウンサーにもぐっとくるものがあったようでしたが、笑顔でうなずかれ、「第50回 思い出のメロディー」の最後の2曲が「おふくろさん」と「まつり」であることがインフォメーションされました。
森進一さんが「おふくろさん」を切々と歌唱され、大きな拍手がおこりました。
そして、いよいよ最後の曲というところで、司会のお三方のトークがはいりました。
それぞれが感動の思いを言葉にされ、
木村さんが、
「私は歌番組の司会ははじめてでした」
とおっしゃると、、
「私も初めてでした」
と高瀬アナウンサー。おふたりは上手側のきよしさんに向きなおり「先輩!」と(笑)。
きよしさんは即座に、「やめてください~」と笑顔でお答えになって...。
そして、
「今日は、先輩方が歌の道をつくってくださり、こうして僕も唄わせていただき、この番組にださせていただいているんだなあと(あらためて)思いまして。感想しています」
と歌手として、その舞台で歌唱され、司会としてステージじに立っている感慨を言葉にされたのでした。
「まつり」は出演者全員が舞台に勢ぞろい。
そして、HPで公開されているのでここでもふれますが、小林幸子さんが「思い出のメロディー」の50回記念ということで、。巨大衣裳で登場され「おもいで酒」と連獅子姿のダンサーさんを多数したがえてのパフォーマンスでもりあげてくださったのですが、その巨大衣裳も登場し、華やかなステージとなりました。
北島三郎さんが、「歌い手でによかったって感じてるでしょう?」
と、きよしさんにむけておっしゃたかと思います。
うなずかれたきよしさんに、北島さんは、
「きっと出演者の皆がそう思っています」
とおっしゃり、あらためて歌の力、素晴らしさをお話しされました。
北島さんは、歌はその人の人生に寄り添い、一緒に思い出を育んできたもので、その歌が人生の宝物である”思い出”を一瞬にして鮮やかによみがえらせる力を持っているのだということをお話しくださったかと思います。
北島さんの言葉に出演者の皆様は大きくうなずかれ、客席からはわれるような拍手がおこりました。
そして、
「これから『まつり』を唄いますが、今日は、”これが日本の祭りだよ”というところの、”これが思い出 祭りだよ”と唄います。皆さん、私が、”これが思い出”と唄ったら、”祭りだよ~”と一緒に唄ってくださいませんか」
と北島さんがおっしゃると、いっそうの大きな拍手と歓声がおこって、「まつり」のイントロが奏でられたのです。
出演者も観覧者も”祭”のうちわをもって、”ソイヤ!”とかけ声をかけて、もりあがりにもりあがりました。
ディレクターさんから大きな”OK”がでて、収録は無事に終了しました。
「今一度今日の出演者の皆さんに拍手をおおくりください」
と高瀬アナウンサーがおっしゃると、この日いちばんの大きな拍手がおこったのです。
終演予定の10時を30分近くおしていたので、後ろ髪惹かれる思いで足早に退出される方もおられましたが、多くの方がとどまって拍手をおくり、出演者の皆様をお見送りさせていただきました。
ステージにのこったの司会の3人。
何度も何度も客席にお礼をおっしゃり、手をふられるきよしさん、木村さん、高瀬アナウンサー。
そこでまたきよしさんが思いを言葉にされたのです。
「今日は、今まででいちばん楽しかったです。
これまでも楽しかったのですが、今日はそのなかでもいちばん楽しかったんです。
お客様が素晴らしかったから!
ほんとうにありがとうございました。応援をありがとうございました」
と、きよしさんのあふれる感動と感謝の思いがじじんじんとつたわってきて、幸せな思いになっていました。
木村さんも高瀬アナウンサーも、そんなきよしさんに拍手を贈ってくださり、
「歌手の方ってほんとうに素晴らしいと思いました」
と木村さんはおっしゃり、
「歌手である氷川さんがうらやましいですねっ!」
と。
高瀬アナウンサーも同調されて、きよしさんが恐縮されるひと幕も(嬉)。
でも、恐縮されながらも、どこか誇らしげにみえたきよしさんでした。
きよしさんも、木村さんも高瀬アナウンサーも、感動の余韻がのこるステージと客席の空気にまだひたっていたいと思ってくださっていたようで、緞帳はなかなか降りず...。
お三方は、しばし客席に手をふってお辞儀をしてくださり、客席からの声援のひとつひとつに応えてくださっていました。
笑顔のきよしさん。
笑顔の木村さん。
笑顔の高瀬アナウンサー。
そして、きっときっと同じようが笑顔のわたしたち観客...。
こころがひとつになっての収録だったのだなあとあらためて感じて胸がいっぱいになりました。
「今日はありがとうございました。
お気をつけてお帰りください。
またお会いしましょう~!」
ときよしさんがおっしゃると、緞帳がスルスルとゆっくりゆっくり降りたのです。
その緞帳の降りる様子に、裏方の皆様も、同じ気持ちだったのかなあと感じて...。
またじんときてしまいました。
先の記事とこちらの記事と、印象のままに書かせていただきました。
放送日はNHK総合で8月18日午後7時30分から10時です。
番組HPはこちらです。
今回、オープニングはサプライズを楽しんでいただきたいと思い、ふれていません。
それがどうしてなのかは、番組をご覧いただいたあとには、きっと共感していただけるでしょうか。
きよしさんは白のタキシードで登場され、オープニングトークに始まり、お迎えしたゲストの方とのトーク、曲紹介
(曲振り)、リクエストメッセージの代読、歌唱されている皆さんを司会者席で木村さん、高瀬アナウンサーと振り
をして応援され、もりあげておられました。
カメラに映っていないときも、お着換えのときと、終盤の綾小路きみまろさんのコーナー以外は、司会者席におられ、足でリズムを刻み、歌を口ずさんでおられ、司会者として出演者の皆様のステージを見守りながら、観客目線で歌を楽しんでおられる様子だったのです。
北島三郎さんが「函館の女」を歌唱される際は、北山たけしさん、山内惠介さん、三山ひろしさんとともに白いスーツのまま登場され、コーラス隊のようにもりあげておられました。
そして、西城秀樹さんを偲ぶコーナーでは、赤と黒のたてストライプのスーツで「傷だらけのローラ」を熱唱されたのです。
後半、綾小路きみまろさんがプレゼンテーターになられての”歌でつながる時代<歌う!映画スター>”のコーナーでは、石原裕次郎さんが紹介されると、きよしさんがグリーンの光沢のあるサテン調のスーツ(大きめのエリは黒のサテン)をお召しになって登場。
石原さんの出世作である「嵐を呼ぶ男」を歌唱されました。
高瀬アナウンサーが早稲田大学グリーククラブのOBだったそうで、石丸幹二さんが「巨人の星」の主題歌である「ゆけゆけ飛雄馬を歌唱される際、後輩たちにくわわって男声合唱で石丸さんの歌唱をもりあげておられて、印象的でした。
駆け足でのご報告となりましたが、終演後の様子、そして「傷だらけのローラ」のことなど書かせていただきました。
内容については番組HPで公開されていることは安心して(笑)、書かせていただいています。
でもオープニングはサプライズをお楽しみいただければという思いで、またわたしもこの放送を番組をはじめてみる思いで見させていただきたいと思っているので、書くことを控えました。
そういう観点でいえば、「傷だらけのローラ」について、きよしさんの歌唱の前にはどんな言葉も色あせてしまうことをわかってもいたのです。
でも書かずにはいられなかった理由を、文末なので。
以下は、本音をこそっと書きます。
最近、西城さんの「傷だらけのローラ」を他の歌手の方が歌唱されたものを聴く機会が何度かあって...。
どなたも熱唱なのですが、失礼ながたどうしても物足りなさを感じて...。
あなた、そんなに西城さんのこと知ってるの? っていわれてしまうかもしれないですし、言葉が悪いかもしれないですが、”これは借り物でホンモノじゃないっ!”と。
そして、録音や録画でしかあの感動は味わえないというのとなのかと思うと、とてもさびしさを感じて...。
でも、きよしさんだったら、きっと、わたしが求めている、”借り物ではないホンモノ”の「傷だらけのローラ」を聴かせてくださるはず! 思っていたので、今回の「第50回 思い出のメロディー」で「傷だらけのローラ」をきよしさんが唄ってくださるとしったときには、その瞬間が待ち遠しくて、きよしさんに、!いくらなんでも、そんなに期待しないでよっ!!”といわれそうなほどの期待を寄せていたのでした。
だから、そんなわたしの期待が、芥子粒ほどでしかなかったことを感じさせてくださった、あまりにも素晴らしい「傷だらけのローラ」のことを、どうしても書きたくなったのです。
いつもにもましてとりとめなく、そして、言葉及ばずで心苦しくもありますが、そんなにまで感動させてくださるきよしさんの、「傷だらけのローラ」、放送後、語り合いたいですね。
あと、放送されてから、あらためて収録時ののちょっとしたアクシデントや、放送時にカットされている部分などありましたら、裏話的にお話しさせていただけたらと。
放送日当日は伊勢崎文化会館でのきよしさんのコンサートにに昼夜参加させていただいていますので、きよしさんからも”秘話”をきかせていただけるかもしれませんね(嬉)。