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Channel: 天晴れ! HK伝説 ~氷川きよしさんに出会えた奇跡に感謝!~
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座長公演9日目。大熱唱・大熱演のきよしさんでした。

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皆様、こんばんは。
今日は明治座さんへいってまいりました。

やっと、やっと! 
と、いわずにはいられない思いで、きよしさんの”のぼり(幟)”がはためいているのをみつめて...。
嬉しさいっぱいで写メしようとしたのですが、いたずら好きな風が吹いていて、くるくると向きを変えて、なかなかひとつところにとどまらず、さらに下部が棹に巻きついたりして(笑)。
もう~、きよしさんみたいっ!

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なんて~(笑)。
もし、きよしさんだったらとてもそんなことできませんが、”のぼり(幟)”ですから、端っこをそっとひっぱって巻きつきをといたのでした。


そして、こちらは西寄ひがしさんの、”のぼり(幟)”です。

イメージ 2


日々、進化する恋之介さま!
さっそくに”西さんいじり”が進化していました(笑)。

前回からちょうど1週間が経っていましたが、役者さんどうしの息があってきているのはもちろん、客席との掛け合いも絶妙で、こちらも息がぴったり。
ライブ感いっぱいのお芝居になっているなあと感じたのです。

第2部のコンサートでのトークで、恋之介はまったくオリジナルのキャラクターなので、ご好評いただけたら、シリーズをつくりたいという思いがあることをお話しされていました。
それは素敵なプランですね。
きよしさんのみならず、山村紅葉さんや、西寄さんはその方が演じることを想定して”当て書き”してくださっていますから、ますますきよしさんの魅力を掘り下げて、そして恋之介に昇華してくださって新しい物語が紡がれていったらいいなあと思わせていただいたのです。

昨日、一昨日と昼夜2回公演をおこなったきよしさんですが、今日はオープニングの「勝負の花道」からエネルギッシュな歌声を聴かせてくださいました。
前半は、歌い終わりを意識的に大きく響かせるような力技の歌唱がつづいて、なんだかドキドキしてきたのです。

そして、衣裳について熱く語ってくださったのです。
「”勝負”というと何色を思い浮べますか? 
やっぱり赤ですよね。
オープニングの『勝負の花道』は、赤だって、パーっとイメージがわきました。
17年間、コンサートの曲目や順番、セットリストは、マネージャーさんが考えてくれているんですけど。
衣裳はどうするか、あれこれ考えるんですよ~。
ないアタマを使って、」
きよしさんはそうおっしゃってから、アタマに右手をあてられると、
「あっ、(アタマ)けっこうあるか~(笑)」
と笑わせてくださると、
「自分は自分でしかないので、いろいろ、たくさん考えます」
と。

そして、オープニングにお召しになっている、バラをあしらったローブ調のロングジャケットの衣裳について、
「バラをつけまくっています。
華やかにしたいと思って。
そして、このたなびく感じ!」
とおっしゃると、裾をたなびかせて1回転され、
「ようこそ!」
とエレガントにおっしゃったのです。
そして、
「”愛”といえば、それも”赤”。
ニューアルバムに愛の歌をいれました」
と前置きされ、「愛の翼」を歌ってくださいました。

黒地に赤いバラが描かれた着流し姿で、「ちょいときまぐれ渡り鳥」を歌唱された折、客席との掛け合いで、
「気をつけておいきなせえよ」
ときよしさんの台詞に、
”はーい”
と客席がこたえると、
「うーん」
とお答えになったきよしさん、わたし、初めての経験でした(喜)。


”氷川きよしが歌う愛の歌”のコーナーのラストで、「愛の讃歌」を歌い終えると、舞台上手へとすすまれたきよしさん。
その大熱唱への熱い熱い拍手に、上手袖手前で足をとめ、
「ありがとうございます」
とお礼をおっしゃったのです。
いっそう大きくなった拍手に、
「どうもありがと」
とひばりさんの声マネでおっしゃるといよいよ袖へともどられたのです(喜)。

「男の絶唱」を颯爽と歌唱されたあと、
突然、
「どうも!」
ときよしさん(笑)。
それは美川憲一さんのマネだったそうなのですが、唐突すぎて、皆がポカンとしていると、
「美川さんなんですけど...。あれ、あんまりうけない~。やめときます」
とシュンとしたきよしさんに、

「ひばりさんや、黒柳徹子さんのマネ、お上手じゃないですか」
と西寄さんがフォローしてくださると、
「黒柳徹子でございます」
と徹子さんの声マネをされ、今度は大きな拍手がおこりました。

「め組の辰五郎」で共演された中村メイコさんが素敵な紫のお花をくださって、それが嬉しくて、化粧台近くに飾っておられるようでしたが、
「中村メイコさんに、おととい電話したんです。
前々回の公演でおばあちゃんを演じてくれたんですけど、ひばりさんとお揃いで購入したブローチをくださったんです。
”今の時代は人情とか恩とかいうものを知らない人が多くなってるから大変よね~”っておっしゃっていたので、そういうものを伝えていかれたらって思っていますって、僕、いったんですよ。
メイコさんは、詩をくださったんですよね。『おばあちゃんのお豆』っていう。
いつか歌にして歌わせていただきたいです」
とおっしゃると、前回(昨年)、お母さんがわりを演じてくださった星由里子さんとの思い出をお話しされ、
「星由里子さんは、僕のこころのなかに永遠にのこっています」
と、星さんへの思いを言葉にされたのです。
明治座さんですごす日々のなかで、あらためて思いおこされることがたくさんおありなのかもしれませんね。

そして、9日目を迎えたきよしさんに、西寄さんが日々健康でおられることを話題にされると、
「そうですね。健康です。
昨日は11時30分くらいに、ひとりで寝て!」
と”ひとり”を強調されたきよしさんに、西寄さんが、
「”ひとり”じゃなかったら、誰とってことになりますよ~」
とあわててフォロー(笑)。

きよしさんは、狙っておっしゃったわけではなく、真実をおっしゃっただけだったようで、
「今、犬が調子が悪いのであずかってもらっているんですよ。いつもは一緒に寝てるんですけど。
それで5時くらいに目が覚めて。
そうしたら、おなかが空いて...。
夜の公演のあとは食べないようにしてるんですよ。
それで、なにかないかなって探したら、インスタントラーメンがあって。
”コレステロールゼロ”の赤いやつ。
それであの、”カネヒラ”でしたっけ? ”ヒラカネ”?」
と、きよしさんがおっしゃると、

「”ユキヒラ(雪平)”!」
と西寄さん(笑)。
いいんです、わかってるんですから~(笑)。

きよしさんの夜食談義はまだまだつづいて、
「野菜をいれたかったんですけど、野菜がなかったんですよ。
だから何もいれなくて。
それで袋をみたら、賞味期限が2017年になっていて(汗)。
でも、どうにかなるわけじゃないと思って。
あっ、でも、それで今日は様子がおかしいのかな(笑)。
できあがったら、鍋からそのまま食べて。
洗い物するのめんどくさかったから(笑)。
でもすごくおいしかったんです。
しょうゆ味のスープがしみて...」

ほんとうにおいしかったんだなあという様子のきよしさんだったのです。
空腹は最大の調味料といいますが、公演中は食事のタイミングそうやってバランスをとっておられるのですね。


そしてきよしさんが歌っておられる「ゲゲゲの鬼太郎」のエンディング曲「見えんけれどもおるんだよ」が、昨日放送分からながれていることを西寄さんがおしらせされると、きよしさんはレコーディングのときのことをお話しくださいました。

イメージ 3
※10月23日発売です!



「レコーディングには、水木しげる先生の奥様と娘さんが来てくださったんです。『見えんけれどもおるんだよ』っでいうタイトルで、水木先生の娘さんの水木悦子さんが作詩されたんです。
水木先生やご家族は米子に住んでおられると思っていたので、米子から(わざわざレコ―ディングに)来てくださったんだと思っていたら、東京にお住まいだったんですね。
デジタルサウンドでつくっています。
今日はご年配の方も多いので、歌うのは?
えっ? そんなことないですか。
じゃあ、僕より年下の方?」
ときよしさんがおたずねになるとたくさんの手があがったので、歌ってくださることになりました(喜)。

きよしさんは、伴奏まで、ボイスパーカッションで再現して、「見えんけれどもおるんだよ」を披露してくださいました。
なんて楽しいんでしょ。
このバージョンも収録してくださったらよかったのに! と思ったわたしとお友達のKさんでした(嬉)。


10月2日にリリースされたニューアルバム「新・演歌名曲コレクション8-冬のペガサス-勝負の花道~オーケストラ」の話題になると、
「皆様にぜひ! 聴いていただきたいアルバムになりましたっ!!!」
と大きな声でおっしゃると、
「僕もまだ若輩者ですが、それでもこれまで生きてきて、歌ってきて、感じたこと思ったことを、作家の先生にお話ししてつくっていただいた作品もあります。
自分の思いを、自分の命とこころをとおして伝えたいんです」
きよしさんは、熱い思いを言葉にされました。

ヒット曲を世に送り出すこと。
名曲を歌い継ぐこと。
歌の技、独自の歌の世界をきわめること。

デビュー以来、その歩みをとめることなく走り続け、多くの方を勇気づけ、励まし、笑顔にしてくださってきたきよしさんが、歌手として、アーティストとして、ほんとうにほんとうにたいせつにされているものが、ご自身の魂の結晶ともいえるアルバムなのですね。
あらためてそう感じでおりました。

と、わたしがシリアスモードになったところで、収録されているカバー曲の紹介になり、きよしさんの”モノマネコーナー”がスタート(笑)。
西寄さんが収録曲のタイトルをおっしゃると、きよしさんが歌ってくださるのですが、
「風雪ながれ旅」で北島三郎さん、「襟裳岬」で森進一さんの歌マネを”熱唱系”でされたのです。
きよしさんが、
「森さんに怒られないですかね」
と、かつて森さんの付き人兼司会をつとめていらした西寄さんにおたずねになると(笑)、西寄さんが”大丈夫ですと”というように、笑顔で、
「CDには”モノマネ”ははいっておりません」
とおっしゃったので、
きよしさんが、
「CDには氷川節で歌っています」
と胸をはって補足されました(嬉)。

「ラヴ・イズ・オーヴァー」では、
「菲菲(フィーフィー)よっ!」
とかわいらしく声マネ。
さらに、「ヨイトマケの唄」では、美輪明宏さんの歌マネを数フレーズされると、そのままビブラートいっぱいの美輪さんトークへと(笑)。
”なんで笑ってるの~”とおっしゃったでしょうか。

この日はきよしさんのご近所の方が来場してくださっていたそうで、
「今日は僕の近所の方が観にきてくださっています。どなたかはいえませんが。
僕、ご近所づきあいをさせていただいて。
やっぱり、しゃべり倒して(笑)、コミュニケーションをとって地域を活性化させないと」
と熱弁されると、(笑)
西寄さんが、
「将来は町内会長さんですねっ!」
とおっしゃいました。
きよしさんが町内会長さんになってくださるなら、その町に住みたいですね(喜)。

そして、「きよしの人生太鼓」を歌ってくださったのですが、3番と2番の歌詩の一部が入れ替わってしまったそうで。
”そうで”というのは、わたしもニュアンスできよしさんの歌唱に身をゆだねて聴いているので、気づかなかったのですが(汗)、
きよしさんは、歌い終えると、おわびをされ、
「どこがちがっていたかおわかりになります?」
とおっしゃると、正誤を律儀に解説され(笑)、
「大変の申し訳ございません」
と、再度おわびされたのです。
どんなときも、それほどまでに歌詩を大事にされているのですね。

この日は昼のみ1回公演ということもあったでしょうか。
きよしさんのトークがはずみにはずんだのです(嬉)。
初めての座長公演の話題をされ、
「初めての座長公演は24歳のときで、名古屋の中日劇場で1カ月公演をさせていただきました。
やりましょうって、事務所にいわれて(笑)。
山本一力先生が書かれた「草笛の音次郎」というオリジナル作品でした。
時代劇なんですけど、僕、カツラ付けてないんですよ。
カツラ付けたくないっていって。
若かったからこだわりがあったんですよね。
こだわっていても、やっぱり時代劇だから、今になってみると、時代劇なんだから、カツラを付けていた方がわかりやすかったって思うんですけどね。
やっぱり若かったから(笑)。
その次は、”森の石松”をやらせていただきました。
そのときに台本を書いて演出してくださった沢島忠先生は、今年、90歳でお亡くなりになられたんです。
お世話になった方が亡くなると、ほんとうにさみしいですね...」
後半はかみしめるようにおっしゃいました。

ほんとうにそうですね。
わたし自身。その思いで胸がつぶれそうになることもあって...。
きっとニューアルバムに収録されている「千秋万歳」にはそんなきよしさんの思いがこもっているのかなあと勝手ながら感じています。
だって、原文彦先生が書かれた、2番の”辛い日も 泣いた日も 過ぎ去れば 美しい 思い出ですか”は今のわたしの心境なのですもの。

きよしさんは、
「皆さん、からだに気をつけてくださいね。
日々、健康で幸せにありますようにと、祈っています。
わたくしごとではありますが、来年は20周年を迎えます。
良い20周年を迎えられるように、がんばって歌ってまいります」
と結ばれました。


きよしさん、大熱唱&大熱演をありがとうございました。
2日間、昼夜2公演がつづいてのこの日の昼の部でしたから、お疲れがないはずはないでしょうに、そんなものを微塵も感じさせない真っ向勝負の歌声と演技に胸熱くなったのです。

終演後はKさんと出待ちをしました。
楽しく語らいながら、きよしさんを待つ時間のなんて幸せなことでしょう。

スタッフのNさんが先導されながら、きよしさんを乗せた車がゆっくりと近づいてきて...。
メガネをかけていないキラキラとしたまなざしを、見送るわたしたちにかえしてくださいました。
きよしさんの笑顔にいっそう幸せな思いにさせていただいたのです。


今回、終盤まで夜の部にうかがう機会がないのですが、この連休中に夜の部に参加されたKさんから、夜の部のアンコールは、「星空の秋子」と「きよしのズンドコ節」とおしえていただきました。
昼は「ハロウィン音頭」と「きよしのズンドコ節」ですから、昼夜で曲を入れ替えてくださっているのですね。
そういえば、「きよしのズンドコ節」で、客席に歌ってほしいところて、゛どうぞ~!゛と、きよしさんがおっしゃる新演出(?)がありました(喜)。
今後、定番になっているのでしょうか?

それでは、またお逢いできますように!


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