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Channel: 天晴れ! HK伝説 ~氷川きよしさんに出会えた奇跡に感謝!~
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黒衣の麗人、その人の名は、き・よ・し! 大阪上本町からお届けします。

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照明をおとしたステージの上手上方に、シルクハットと裾の長いローブをまとったすらりとしたシルエットがうかびあがりました。
そのひとはずうっとステージ中央に歩をすすめると、ローブの裾を大きくひるがえしたのです。
スポットライトに照らされたそのシルエットは黒衣の麗人。
レース織りのシルクオーガンジー化軽やかなローブドレス、胸にはパールが美しい模様をかたどり、首回りと手首にはパールが連式にあしらわれていて。シルクハットには黒色のベール。
マイクには黒バラが一輪...。
あなたは誰?
わたしはその黒衣の麗人がきよしさんだとわかっているのに、でも、そうたずねずにはいられなかったのです。

その人が歌ってくれた最初の曲は「百万本のバラ」でした。
こころがふるえて、ふるえて...。
きよしさんの魂に共鳴して、にじみだすように涙があふれてきたのです。
もし、その人が、わたしのわからない国の言葉で歌っていたとしても、わたしはやはり、同じ思いになったことでしょう。
なぜだかそう確信して...。

昨年の椿山荘でのクリスマスディナーショーではじめて歌ってくださったときに押し寄せてきた感動がまたさらなる感動へと上書きされたのです。

わたしは、その瞳とまなざしをみつめ、歌声にすべてをひたすようなおもいになって。
このひとが、どこのだれであってもいい。
女性であっても、男性であっても、わたしはこのひとに惹かれ、魅せられずにはいられない。
そう、思ったのです。

そのひとは、艶然と微笑むと、続けざまに、「愛の讃歌」を歌いだしました。
もう、こころの準備がまにあわず...。
自分がどんなふうにして聴いていたのかよく思い出せません。
ただただ、そのひとが輝かしくて、眩しくて、そして、わたしは、たまらない幸せに包まれていたのです。
2019年5月25日、大阪上本町の新歌舞伎座でのことでした。

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皆様、こんばんは。
大阪上本町、新歌舞伎座さんがはいっているYUFURAが見えるホテルにいます。
公演8日め、わたしが参加した夜の部は16公演中の13公演めでした。

旅先でスマホからの更新なので、コンサートのことをながれにそって、書いてみたいと思います。
お芝居については、後日、観させていただいた公演を振り返る形で後日あらためて書きますね。

さて、オーブニングは、まさかの゛食い倒れ太郎゛のきよしさん。
赤と白のストライプの燕尾服に、丸メガネ。髪には、赤と白のストライプのヘッドドレス的なミニサイズのシルクハット!
スーツのボタンや縁取りはブルーのサテンで、マイクにもブルーのサテン地があしらわれていました。
男女6名ずつ12名のダンサーさんをしたがえて、歌ってくださったのは、
「大丈夫」
でした(喜)。
華やかなオープニングでした。
つづいて、
「大阪とんぼ」
を歌われました。

ステージは暗転。
「面影の都」のインストロメンタル演奏
となり、同時に演奏されているチームHKのメンバー紹介に。
司会の西寄ひがしさんが、prayerの皆さんをおひとりずつ紹介されると、それぞれがソロ演奏をされて。
どなたも、そのお人柄を感じさせるとても素敵な音色でした。

ここで、グリーンに白菊が描かれた着流し姿できよしさんが登場されました。
帯と半襟は少し輝きを抑えたゴールドです。
明治座さんでの公演でおめしになっていた着流しと色ちがいでしょうか?
「最上の船頭」
を歌われ、そのまま一気に、
「越後の雪次郎」
「惚れたがり」
「きよしのよさこい鴎」
と、「大丈夫」と「最上の船頭」のカップリング3曲を歌われたのです。
ここで、ご挨拶とオーブニングトークがありました。

かつて、なんばに新歌舞伎座があり、そこで1か月座長公演をされたときの思い出をお話しされて。
「13年前、28歳。『きよしの森の石松』の公演3日めのとき、なんばのペットショップでココアにあいました。お世辞にもきれいとはいえないところでしたけど、10匹くらいいるなかで、振り向いたら目があって。
゛助けてくれ゛っていってるみたいでした」
と。
そのまま楽屋で飼って、東京へと。
それからずっと家族というか、親子なのだとおっしゃっていて。
昼の部のあと、様子を電話でうかがったこともお話しされました。

9月6日の大阪城ホールでのデビュー20周年記念コンサートの話題になると、
「42歳になりますから。
オリジナル曲だけで42曲歌いたいと思ってるんです。
もう、う~~わああ~~って(笑)。
衣装もバンバンかえて、
゛これがお祝いじゃ~!
みてーーーっ!!゛て」
と、いきおいこんでおっしゃって、期待がいっそうふくらんだのです。

そして、令和という
新たな時代への夢を語られると、
「きよしの令和音頭」
を歌ってくださり、
お芝居にちなんで、
「恋之介旅日記」
を。
そして、股旅演歌の決定版!
「ちょいときまぐれ渡り鳥」
「大井追っかけ音次郎」
「箱根八里の半次郎」
を歌唱されました。

ここで、ステージはふたたび暗転。
「Jewel」のイントロメンタル演奏となり、そのあと、この記事の冒頭に書かせていただいた黒衣をまとったきよしさんがあらわれ、
「百万本のバラ」
そして、
「愛の讃歌」
を歌ってくださったのです。

ラストは薄い水色のお着物に今色に菱形紋様が描かれた袴におめしかえされて、
「男の絶唱」
そして、
「白雲の城」
を歌ってくださいました。

アンコールではゴールドスパンコールにヒョウ柄が描かれたスタイリッシュなまのでした。
上着の襟に黒のスカーフがアクセントのように小さく結ばれ、パンツの裾は大きく広がったベルボトムのようで、60年代風の懐かしさを今現在にアレンジしたものでした。
靴は黒でした。
「大丈夫」を、センターで歌唱されたオーブニングとはうってかわって縦横無尽に。
そう、縦横無尽すぎて、ステージの袖までいってしまったり、ダンサーさんとぶつかりそうになったりしながら(笑)、歌ってくださいました。
もうっ、最高ですっ!

そこで、
「え~っ、
はあ~っ!
くたびれたぁ~!」
ときよしさん。
お芝居につづいて、これだけの熱唱とステージパフォーマンスなんですから、それはそうですよね。
それも昼夜似回公演でしたから。

でも、そうおっしゃると、
「皆さんが、元気になってくださるなら、なんにだってなります。
犬にだって、猫にだって。
それで笑顔になってくださるならなんにだってなります」
と。

そして、
「きよしのズンドコ節」を歌われると、
きよしさんは、
「お元気で!」
と、なんどおっしゃったことでしょう。
ステージ上手側からぐるっと大きく投げキッスをされて。
ステージ上段にのぼって、両手をおもいきりふられて。
いよいよ、幕がおりだすと、
「終了!」
と声たからかに(笑)おっしゃったのです。

終演後は出待ちをして、夜の上本町の街中にあっても、ひときわ輝く笑顔のきよしさんをお見送りさせていただきました。

お友だちと合流して、食事をしながら感動を語りあい、ホテルへと。

お風呂にはいってブログを書きだしたら、日付がかわっていました。
あと3公演!
奇跡のようなステージを楽しませていただき、こころからの声援と拍手をおくらせていただこうと思います。

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