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Channel: 天晴れ! HK伝説 ~氷川きよしさんに出会えた奇跡に感謝!~
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2日間3公演、全129曲! あなたの魂の歌声は生涯忘れ得ぬわたしのすべて。”デビュー20周年記念コンサート”の大成功、おめでとうございます!

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自分自身の”現在”と”過去”を歌い、”未来”を描いた「碧し」のイントロがながれてくると、わたしは涙があふれてきました。
3公演に参加させていただいて、いよいよ、きよしさんの20周年の重みを感じて、胸がいっぱいになったのです。
10代のひとりの青年が抱いた、CDを1枚だして歌手というものになってみたいという夢は、今の”氷川きよし”を知る人には、なんてささやかなものだったのかと驚かれるかもしれません。
でも、そのときの彼にとっては壮大な夢だったことでしょう。そして、その夢の第一歩を踏み出せたのは、彼のなかに備わっていた大きな大きな勇気と、周囲の後押しがあってのことなのだと、先日の博多旅で感じた感慨がよみがえってきたのでした。

その前に歌われた「メトロノーム」を涙を封印して見事に歌われたきよしさんでしたが、ふとみると、きよしさんもまた涙されていたのです。
そして、歌いだされると次第に涙声に...。
でも、どんなに涙があふれても、絶句しそうになっても、最後まで、絶対に最後まで歌って、歌でこの思いをつたえるのだという、きよしさんの情熱あふれる歌唱に、惹きこまれて、われを忘れていました。
きよしさんが、涙で声がつまりそうになると、大きな拍手がおこって、きよしさんは、すべての力をふりしぼるようにひと節、ひと節歌われて、”♪ララララ”と歌唱されるスキャットに...。
その響きは慈愛に満ちていて、優しく包まれる思いがしたのです。

ここまでで、41曲を歌唱され、いよいよ42曲目。
空を舞う鳳凰の化身のごとく、空中を舞いながら「あなたがいるから」を歌唱され、後半の、マイクを使わずに生声で歌う部分が近づいてきたのです。
2コーラス目を歌い終えたところで、きよしさんの歌声を鮮やかに支えていた演奏がぴたりとやみ、衣裳の裾をなびかせるためのファンもとまり、その裾がすっと下降して、一瞬にして静寂の世界に。
そこで、きよしさんは、すうっと息を吸われると、歌いだされて...。
ふたたび演奏が奏でられ、衣裳のすそがなびきだすと武道館を揺るがすような大きな拍手と歓声がおこるなか、きよしさんはふたたびマイクを使って後半を歌われました。

なんて美しくて、力強くて、光に満ちた歌声なのでしょう。
”氷川きよし”は歌うためにkの地球に生まれてきた方なのだと、あらためて感じて...。
昼は2階スタンドの天井が間近にみえる天空のお席で聴かせていただいていましたが、そこにもその声はとどいていたのです。

1公演、アンコールの「大丈夫」をいれて43曲を歌唱されたので、この公演で129曲を歌われたことになりますが、11日のお昼は、本番通りにリハーサルをされたそうなので、実際は2日間で172曲を歌われたということに!
3公演129曲をすべて聴かせていただいたわたしは、そのすべてがまごころのこもった、そして20年かけて培ってきた”歌力”というようなものを感じさせるものだったことに、あらためて感動します。

昼の部でお隣になった方たちは母娘での参加ですが、「あなたがいるから」を歌い終え、何度も来場のお礼をおっしゃるきよしさんに、”すご~い、すごかったぁ! お礼をいいたいのはこっちのほうだよね”とおふたりで会話されていて。
最後にもう一度「大丈夫」を歌ってくださるときくと、”夜の部があって大変なのに、なんでそんなにまでしてくれるの~。ほんとうにあったかい人だねえ”
と。
わたしはその言葉にじんときてしまいました。ほんとうにわたしもいつだってそんな思いになるのですもの。


1日目のことを書いた先の記事は、衣裳や演出など、少し補足をいれました。。
長いものなので心苦しいのですが、もしよろしかったらお読みくださいませ。

以下は、セットリストをアップして、そのあとから、2日目のトークで印象にのこったことを書いてみようと思います。
でもその前に、この画像をアップしますね。
昨日の夜の部で、メッセージ入りのカラーテープが頭上にかたまって舞い降りてきたのです。
そのかたまりごとしっかりとキャッチしたのですが、ほぼ全色そろっていたようで...。


イメージ 1

メッセージは下記の2種ありました。
”20周年皆様本当にありがとうございます! ! 心から感謝しております! 龍翔鳳舞! きよし”
”20周年ありがとうございます! ! これからもありのままで輝くことを誓います! !  きよしより”


そして、セットリストです。

【セットリスト 全42曲+アンコール1曲】
「龍翔鳳舞」
「それぞれの花のように」
「勝負の花道」
「星空の秋子」
「さすらい慕情」
「あの娘と野菊と渡し舟」
「みれん心」
「赤いシャツ着て」
「純子の港町」
「櫻」
「出発」
「大丈夫」
「きよしの令和音頭」
「きよしの数え唄」
「きよしのズンドコ節」
「最上の船頭」
「箱根八里の半次郎」
「近江の鯉太郎」
「月太郎笠」
「大井追っかけ音次郎」
「花の渡り鳥」
「三味線旅がらす」
「ちょいときまぐれ渡り鳥」
「番場の忠太郎」
「男花」
「春嵐」
「一剣
「風の男(ひと)」
「男の絶唱」
「白雲の城」
「咲いてロマンティカ」
「ときめきのルンバ」
「愛しのテキーロ」
「虹色のバイヨン」
「酔わせてオルホ」
「情熱のマリアッチ」
「限界突破×サバイバー」
「Jwel(ジュエル)」
「冬のペガサス」
「メトロノーム」
「碧し」
「あなたがいるから」

(アンコール)
「大丈夫」


では、画像のあとからはコンサートの様子を昼夜まじえて。

イメージ 2
※お顔の部分だけシークレットかけました。


「皆さん、あのね!」
と、親し気トークに、皆、くすくすしつつも、”なんでしょい?”と自然と笑顔に。
すると、
「どういう構成にしようか考えまして。
年の数だけ歌おうと思ったんです。
それで42曲歌うことになったんですが、昨日(11日)は、3時間半かかったんです。
皆さん、大丈夫ですか?」
皆の”大丈夫~!”という声に、
「昼の部、”完唱”で歌わせていただきます」
と頼もしいオープニングトークでした。

ピンクのエミリオ・プッチ風のモダン柄の着流しで「大丈夫」にはじまって、「きよしのズンドコ節」まで4曲を歌われると、司会の西寄ひがしさんをまじえてのトーク。
すると、
「いやあ、暑い~。
もう、くそ暑いですね」
と。
西寄さんが、すぐにいさめてくださり、
「20周年。あらためて歌手になってくださったありがとうという思いです」
と、皆の思いを代表して言葉にしてくださいました。

そして、今回のコンサートに向けての体力づくりをなにかされたのかを質問されたのですが、
「何もしないことですよ。
じっとしてたらいいんです。まあ、たまに10分くらい歩いたりはしますけど。
今も布団と毛布をかけて寝ています。
犬も一緒に寝てるので、寒くないように。
ココアはもう高齢だから、10時くらいになると寝ちゃうんですよ。2歳くらいから全盲になってしまったんですけど、ほんとうに一生懸命生きているので、励まされてきたんです。
おととといも、”3人”で寝たんですけどココアはすぐ眠って。
足を広げて寝ているのをみたら、愛しくて涙がでました」
と。

ここでトークの話題になると、
「最初は話すことが決まっていて、それだけしゃべってなさいっていわれて。
おっさんの、厳しいマネージャーさんでした(笑)。
よく怒られて、”すみませ~ん”っていってましたけど、腹のなかでは”このやろう!”って思ってました(笑)。
今だったら、(理不尽なことには)、”このやろう”!”っていいますけどね」
と、初代マネージャーさんの思い出を。
そうはいっても、枕を濡らして眠ったこともあったこと、お話しされていました。

そして、CMの話題になり、これまでのCMのことや、今現在のCMの紹介をされていたら、
「暑い~っ!
なんか蒸し暑いですよね。
着物が足にはりついちゃって、足が開かなくなっちゃって」
と、よほど暑かったのでしょう。
前身頃をめくりあげられたので、思わず”キャーッ”と黄色い声がこだましたのです。
と、また裾をパタパタ(汗)。
またも歓声がおこると、
”ちょっとだけよ!”
と、裾に手をかけられたので、西寄さんのお目目は点に(笑)。 
皆ドキドキするやらおかしいやらで大爆笑していると、きよしさんは、皆のダイレクトな反応に、嬉しそうに微笑まれたのです。
そんなきよしさんに、幸せな20周年を迎えられたことをしみじみ感じておりました。

きよしさんはこれからの思いも言葉にされて、
「好きな歌を、好きなだけ楽しんで歌っていきたいです」
と。そんなきよしさんの歌声を聴かせていただくのが楽しみでなりませんね。

また、
「様々な主人公を演じてきましたが、歌っていて、あの人は歌の主人公のような人なんだろうって思われて、その主人公に見えるようになったとき、歌は本物になるんじゃないかなって思います」
ともお話しされていました。

ラストは「あなたがいるから」と、アンコールでの「大丈夫」とで、投げキッスを連発されたのです。

イメージ 3
※各番組からもお花が贈られていました。


夜の部のオープニングトークで、
「2000年の2月2日に22歳でデビューして、あれから20年です。
皆さんにも20年間、いろんなことがあったと思うんですよね。
いつも思うんです。
今がいちばんといえる人生にしたいなって。
歌が大好きなんです。
でも、歌が嫌いになったこともありました。」
と、その言葉に、驚きの声がきこえてくると、
「20年やっていると、いろんなことがあるんですよー」
と明るくお答えになりました。
そして、
「これまでいきてきて、自分も41歳になりましたから、おこがましいんですけど、自分のことも歌いたいと思うようになりました。
自分が生きてきた証(あかし)として、自分の感じたことや経験したことを詩とメロディーに乗せて歌で表現したいんです。
武道館、3公演、最後です。
武道館で公演させていただるなんてありえないことですよね。
それなのに3公演させていただいて。
それも皆さんおかげなんです、結局は!
皆さんがお越しくださるおかげなんです」
と力説するようにおっしゃいました(喜)。

また、「櫻」を歌唱される前のトークで、
「事務所の長良じゅんプロデューサーが北野武監督にお願いして、”氷川きよし”という名前をつけていただきました。
すごいことだなって思って。その期待に応えなければいけにという気持ちになったんです。
そうしたら、自分でいうのもなんですけど、運をみごとつかみました(笑)。
これまでもずっとそうなんです。
ひとりっ子なので、かけてもらった期待に応えないといけないという思いが強いんです」
そうおっしゃると、その長良じゅんプロデューサーの亡き奥様が、闘病されていたときに、”わたしが死んだら櫻になるわ”とおっしゃっていて、そのことをなかにし礼先生にお伝えして、生まれた作品であることを説明され、「櫻」を歌われたのです。

また、西寄さんをまじえてのトークでは、
「9月6日に大阪城ホールでコンサートをさせていただきます。
その日に41歳になりますが、いくつになっても落ち着きたくないって思っています。
いつも刺激的でわくわくドキドキするテーマパークのような”氷川きよし”でいたいと思うんうです。
浮き沈みの激しい世界なので、だからこそこころが大切なんです。
こころがあるものはつたわるでしょう。
まごころって嬉しいじゃないですか」
と、こころの大切さをお話しされました。

夜の部でも、西寄さんが、
「20年、素敵な歌のプレゼントをありがとうございました。
そして、歌手になってくださってありがとうございました」
と、皆の思いを代弁してくださると、大きな拍手がおこりました。

そして、世界のTwitterトレンドで第4位になったことを西寄さんが話題にされると、
「『勝負の花道』で、(世界へと)決意していました。
”海路は亜細亜へ世界へと”と歌って、自分で宣言しましたから」
と、頼もしいお話しをされたかと思ったら、
「昨日、カレーつくったんです」
と唐突に(笑)。
西寄さんが、
「えーっ、昨日、コンサートのあとにですか?」
と、思いきり驚かれると、
「あっ、おとといです(笑)」
と訂正され、”ここだけの話ですよ~”と突然小声に(笑)。

「1万人の方の前で話すのに、ここだけっていうのもどうかと思いますけど(笑)。
じゃがいも、玉ねぎ、にんじん。にんじんは3個で100円だったので買ったのがあったんです。
そこにイワシの缶詰をいれたんですが、これがなんか臭って(汗)。
事務所のマネージャーの彼に味見してもらったら、”ちょっと臭いますね”って。
もう、次は絶対にイワシはいれませんっ!」
と(笑)。
西寄さんが、
「失敗は成功のもとっていいますから(笑)」
とフォローしてくださいました。
マネージャーさんて、イワシのカレーを味見させられたり、大変なお仕事ですねっ(笑)。

ここで、タマホームさんのCMの話題になると、
”♪ハッピ~ライフ ハッピホーム タマホーム”
と、きよしさんの歌声にあわせて1万人で大合唱。タマホームさんのかた、おられたら感激されたでしょうね。
そして、キメのポーズと台詞を再現してくださり、
「かっこいい~!」
と西寄さんが絶賛されると、
「そういう雰囲気をつくるんですよ~」
と冷静なお言葉(笑)。
もうっ、きよしさんだからサマになるんですよね(喜)。


そして、ラストコーナーでは、
これから歌う、ご自身の”現在”、”過去”、未来”を歌った楽曲についてお話しされ、そのなかで、
「小中学校では友だちもいなくて。
教室の隅っこで膝を抱えているような子でした。
正直、自分なんかいなくてもいいんじゃないかって思ったこともあったんです。
自分は歌に出逢って、歌で思いをつたえることができるようになりました。
そんな自分の思いとか様々な自分を”アレ”して歌っていきたいです。
そういう思いでつくったのが『メトロノーム』です」
きよしさんの、”アレ”は、今回のコンサートで初でしょうか?
すっかりリラックスされていることを感じますね(嬉)。
と思ったら、
「んでもってね!」
まで飛び出して(笑)。
「碧し」については、
「greenさんにつくっていただいた曲ですが、自分がデビューした”2月2日”という歌詩からはじまって、歌うほどに氷川きよしのことが描かれているなあと思うんです」
と語っておられました。

「冬のペガサス」
を勇壮に歌われ、
「メトロノーム」
を、涙を封じて、切々と、そして祈るように歌う姿はまぶしいほそに神々しかったのです。

そして、この記事の冒頭に書いている、「碧し」の歌唱となりました。


2日間3公演、129曲。
あなたの魂の歌声は、生涯忘れ得ぬわたしのすべてです。
これまでよりいっそうあなたが大好きになりました。

そしてたくさんのパワーをいただいて、わたしなりに感謝と勇気をもって、日々を新たな気持ちで生きて行こうと思わせていただきました。

氷川きよしさんに出逢た奇跡に感謝します。

そして、氷川きよしさんにこころからの感謝と祝福を!
日付がかわって、すでに今日の「音楽の日」に生出演されますね。
素敵な歌唱を皆に届けてくださいね。


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