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Channel: 天晴れ! HK伝説 ~氷川きよしさんに出会えた奇跡に感謝!~
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美しい富士山が迎えてくれた清水文化会館でのコンサート。

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きよしさん、すごい。
どうして、どうして、そんなふうに歌えるの?
15日に開催された清水文化会館でのコンサート、夜の部で「夫婦春秋」を聴いていたときのことでした。
1コーラス歌いおえた間奏のとき、夜の部はお友だち3人で並んですわっていらので、右隣りにすわっていたOさんと視線をあわせて、うなづきあったのです。Oさんは目をうるませ、からだは小刻みにふるえていました。
わたしはすぐさまきよしさんに視線をもどし、今、なにがおこっているのだろうと、ますます熱く熱く、きよしさんをみつめたのです。
昼の部で、このホールが壁面も木材でできていて、”響きがすばらしい”とおっしゃっていたので、ご自身が誰よりも、歌声の響きを味わい、楽しまれていたのかもしれません。
2コーラスめを歌いだすと、きよしさんは全身を大きくしならせ、自分の心の底の思いをぎゅうっとしぼりだすように少し腰をおとして前かがみに。
そして今度はその歌声を遠く遠くどこまでもとどけようとするかのように全身をグッと上にのばし、さらに右手を上方に高くかかげて、歌唱されたのです。
そんなふうにして歌うきよしさんの歌声の素晴らしさといったら...。
”氷川きよし”は歌うためにこの世にうまれてきた人。
出逢ってからいつでもずっとそう感じてきましたが、この日の圧巻の歌唱に、ただただ感動していました。

そして、あまりの感動に、不謹慎と思われてしまうかもしれませんが、舞台まで走っていって、”もうやだ~”ときよしさんの肩をたたきたいような気持になったのです。
うまくいえないのですが、きよしさんの比類なき素晴らしい歌唱は、神々しく、恐れおおく、それこそ奉りたいようなものに思えたのですが、でも同時に、とてもとても近しいものにも感じられたのです。
なんでなのかな?
と、あらためて考えてみたのですが、
それは、高いステージにたっていても、きよしさんが歌を聴いている人と同じ地にたって、心に寄り添って歌ってくださっているからですよね、きっと。
デビュー17年めにはいっても、”おれの歌を聴け”なんて発想はきよしさんにはみじんもない(あれば皆、感じますものね・笑)どころか、いまだに”あのう、僕の歌聴いていただけますか?”って思っておられるようなんですもの。

と、冒頭にこのときの思いを書いてみたくて...。
とてもとても個人的な思いを書かせていただき、失礼しました。

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※清水駅のホームから、会場が間近にみえます。

ツアー8日め。
セットリスト(昼夜の曲の入れ替えも)や衣裳はかわりませんが、歌唱や振りはますますのグレードアップ!
オープニングの歌舞伎の連獅子の衣裳での振りに客席がわあっとわきます。
きよしさんがいったん舞台袖にはいられると、入れ替わりに登場された司会の西寄ひがしさん。
「お楽しみのところ、申し訳ございません」
と開口一番おっしゃったので、客席からドッと笑いがおきました(笑)。

きよしさんは、トークのなかで、
「最近の趣味、今日は少人数なので、ここだけでお話しします。
ほかで絶対にいわないでくださいね~」
と、いたずらっぽく笑って前おきしてから、野草にはまっていることをおしえてくださいました(きよしさん、内緒っていわれたのに、約束やぶってごめんなさい)。
「雑草でもたべらるんですね。雑草っていうか野草ですね。
僕、野草の本を買ったんです。
今日もコンサートの前に雑草をみにいって、つくしをみつけました。
あっちの公園(地元のかたたちはすぐにおわかりに・笑)には、桜が咲いていました」
きよしさんは、つくしを15本くらいとってきたそうで、つくだ煮にしてめしあがることをお話しされると、前列のかたが、”あく抜きするように”とアドバイスされました。

西寄さんが、「新幹線の車窓からみえた富士山、絶品でしたね」
と富士山の話題をされると、
「富士山がきれいにみえると、静岡が僕を迎えてくれているという思いにさせていただけます」
と。
そして、3月27日に放送される「新・BS日本のうた」 (島根県大田市)では、スペシャルステージを川中美幸さん、田川寿美さん、秋川雅史さんと一緒に4人でつとめられ、美空ひばりさんの「ひばりの佐渡情話」を歌唱されたこともおしえてくださいました。
西寄さんが、
「ちょっと聴きたいなあ」
と、皆の思いを代弁してくださると、きよしさん、出だしを朗々と歌ってくださり、
「ひばりさんのことをしればしるほど、天才なんだなって思って、自分に自信がなくなります。
でも、マイペースで歌うしかないですよね」
きよしさんは、そうおっしゃると、大きな大きな拍手がおこりました。
夜の部ではこの番組の話題の際、
「秋川さんは『柔』を歌ったんですが、また感じがちがうんですよ」
とおっしゃって、突然、「柔」の出だしをオペラ風の発声で歌いだされ、秋川さんが歌いおえるときの両手を前方に掲げる”♪あ、あ、あ、あ~”と歌唱される様子まで再現してくださったので、大うけでした。
きよしさんて、なんでも歌えてしまうのですね。
そんなきよしさんの様子に、サントリーホールがリニューアルしたら、きよしさんだけのコンサートしていただけないかしら?
と、がぜん期待してしまったわたしでした。

イメージ 2


昼の部のふれあいコーナーでメッセージが読まれたおひとりめは2階席のかたで看護師さんで、三島から職場の皆さんと夜勤あけでお越しくださったそうです。
「眠くないですか~? 僕、子守唄歌いましょうか」
ときよしさん(喜)。
”どこからみる富士山が好きですか?”という質問に。
「あ~、考え中です」
とまずはひとこと(笑)。
「新幹線のなかからですか?」と西寄さんがフォローされると、
新富士駅あたりの工場の煙突があるあたりからの富士山や、新幹線の車窓からは反対側からの富士山もみえて、どちらも好きであることをお答えになり、
「僕、よく写メするんですけど、電線が写らないように撮るのむずかしいですよね」
と。
質問されたかたは、富士山が大好きで、いろいろなところに出向いてながめていらっしゃるそうで、なかでも河口湖からみる富士山がお好きだということでした。
「ともどもにがんばってまいりましょう!」
きよしさんは三島からお越しの皆様を激励されたのでした。

おふたりめは1階席後方にすわっておられた19歳の女子大生のかた。
おばあちゃまとおかあさまと三世代ご一緒での参加でした。
大学では外国語を専攻されているというので、きよしさんと英会話ということに(笑)。
きよしさんは、”ベリー プリティ ガール!”と大絶賛。
その日がそのかたのバースデーだとわかると、きよしさんがア・カペラで「素敵なバースディ」を歌ってさしあげたのです。
きよしさんは、”あなた”のところをそのかたのお名前にかえて歌われて...。
そのかたは感激のあまり泣いていらしたようで、ほんとうにほんとうに素敵な素敵なバースイディに。
そして、質問は、”きよしさんはどんな19歳でしたか?”というもの。
「18歳のときに博多から上京して、3年半アルバイトしていました。
主に飲食店で働いていましたけど楽しかったです。
僕、叱られてばかりでしたよ。
”オーダー、早くうけて”とか”うごきが遅い”って。
でも叱ってくれる人はありがたいでいすよね。財産だと思います」
とおっしゃっていたのです。
心にふかくしみる言葉でした。


イメージ 3

「僕より年下のかた?」
きよしさんは夜の部のオープニングトークで客席に問いかけられ、たくさんの手があがった客席を見渡しながら、
「ほぼ全員ですね」
と涼しいお顔でおっしゃったので、場内大爆笑。
客席に伊豆からお越しのかたがおられるとわかると、
「伊豆の佐太郎」をひと節歌ってくださいました(喜)。
そして、磐田からお越しのかたもおられ、
”イ・ワ・タ”...ときよしさんが反芻されると、”磐田の歌!”と、西寄さんがおもいっきり笑顔できよしさんに無茶ぶり!
西寄さんて、やっぱり”S”だったのねと思った瞬間でもありましたが(笑)、きよしさんは、
「♪い~わ~た~ああ~」
と即興で節をつけて歌ってくださいました(喜)。

この日が3月15日で、前日がホワイトデーだったことから、
「お礼もいえない人間だと思われたくないので、この場をかりてお礼をいわせてください」
と、あらためてお礼をおっしゃられたのです。
チョコレートやプレゼント、カードやお手紙をくださったかた、チョコレートを贈る分、CDを購入してくださったかた
、すべてのかたへの感謝の思いを言葉にされました。

夜の部の”ふれあいコーナー”では、先の記事に書かせていただいた”清水の氷川きよしさん”のメッセージが読まれました。

そのことはこちらのアドレスでお読みいただけますので、よろしければ。

おふたりめは1階席のかたで名古屋からお越しということでした。
「昼夜、同じ内容で、あきませんか?」
ときよしさんがおたずねになると、
「あきませんっ!」
と即答。
大きな拍手がおこりました。
その日が74歳のお誕生日で、チケットは娘さんがプレゼントしてくださったということでした。
”私の家の山にタケノコができました。タケノコは好きですか?”
とそのかたが問われると、
きよしさんはその場で小躍りして(もう、子どもみたいなんだから)、”大好きです”とお答えになったのです。
きよしさんは夜の部でも、そのかたへ「素敵なバースディ」を歌ってさしあげると、
”今まで生きてきて今日がいちばん幸せです”
とそのかたがおっしゃったので、わたしはその言葉にじんときてしまいました。


イメージ 4
※きよしさんの直筆メッセージもツアー同行中!


きよしさんは昼の部のあと、気持ちとからだをいったんリセットするために15分ほど仮眠されたのですが、
「畳のあとが顔についちゃって。
『男花』と『御免』を歌っていたとき、あとが消えなかったので、お客様にみえたらどうしようって思っていたんです(笑)」
と。
たしかに双眼鏡でご覧になるかたもいらっしゃいますけれども(笑)。
あの素敵な歌唱と振りで魅せてくださっていたきよしさんのお顔に、”畳のあと”だなんて(笑)。
その落差にまた微笑ましい思いでいっぱいになったことはいうまでもありません。

最後の「白雲の城」で総毛だつほどの歌声を聴かせてくださったきよしさんは、アンコールの「きよしのソーラン節」、「きよしのズンドコ節」を、響きを味わうように、そのひとときを惜しむように、いつも以上にゆったりとていねいに、力をこめて歌ってくださっているようでした。

「僕、皆さんを応援しています!」
きよしさんはアンコールの幕がおりる際、そんな素敵なメッセージを言葉にしてくださったのです。

イメージ 5
※拡大してみると、ココアちゃんとミルクちゃんが×××(笑)。
もう~、きよしさんたら、お茶目すぎますっ!

終演後は清水駅から在来線に乗って、新幹線に乗り換える駅で降車。
神奈川方面に帰るHさんを送って、わたしはまだ売店が営業していたのでおみやげを物色(笑)。
昨年の静岡でのコンサートの際、売り切れになっていたB級グルメとしても有名なおつまみやおやつがたくさんおかれていて、レジにはながい列ができていたのですが、新幹線の乗車時間までまだ15分ほどありましたので、のんびりしていたのです。
先に用事をすませてお知り合いとお話ししながら待っていてくださったOさんのほうへと歩いていくと、
”マルルさん、きよし君もこの新幹線に乗るかもしれないそうよ”と。
新幹線に乗って、おやつをいただきながら帰るだけのつもりで(まあそれはかわらないのですが・笑)、少し前にお手洗いにはいったときに髪もとかさず、すっかり”脱力&のんびりモード”のわたしだったのですが、その瞬間カチッとどこかのスイッチが一応はいったのです(笑)。
でも、改札もいくつかあるので、きよしさんが、どちらからからどんなふうにしていらっしゃるかもわかりません。
他のかたの邪魔になることがないように、自分たちがのる車両に近いエスカレーターの横の行き止まりになっているスペースでふたりで様子をみていました。
HKピュアリバーの皆さんが続々いらっしゃるのがみえましたが、きよしさんの姿はみえません。
今日は車でゆっくりお帰りになるのでは? と発車時刻が気になってきたわたしはOさんにいったのです。
と、そのとき、“西さ~ん”と声がしてきて、西寄さん、つづいてきよしさんもいらしたのでした。
そして、なぜかグリーン車に近いほうのエスカレーターではなく、わたしたちがたっていたエスカレーターにのられたので、Oさんとわたしは超サプライズ状態(喜)。
西寄さんの笑顔が間近にみえ、そしてきよしさんの黒ぶちメガネの奥の優しい瞳がキラリン!

おやつとおつまみを手に、わたしたちもエスカレーターでホームにあがり、列車をまったのです。

すでに幸せいっぱいのわたしでしたが、さらにさらに幸せにつつまれて帰宅したのでした。


※3月15日に開催された清水文化会館でのコンサートのご報告がなかなかできずにごめんなさい。
三連休もひたすらに仕事をしています。
明日22日に相模女子大学グリーンホールで開催されるコンサートには、お友だちのKさんが昼の部もチケット当選してくださったので、しあげが間に合わず昼の部に参加できなくなるようなことがないように、前倒しでがんばっているところです。
きよしさんにお逢いできることを思うと、それだけで力がわいてきて、いつも以上にがんばれます!




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