こんにちは。
ヤフーブログのコメント欄が、以前のようにログインされなくても投稿&閲覧できるようになりました。
4月にはいってからいただいたコメントに、お返事を書かせていただき、また、メールのほうで投稿してくださったみなさまには、その節のお礼と、”コメント欄再開”のおしらせをメールで送らせていただきました。
お返事は書けないことのほうが多いかもしれず、そのことは心苦しいのですが、ブログの記事に反映させていただいたり、また一緒に語りあうスタイルにもどれることがほんとうに嬉しいです。
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。
今夜、わたしはサントリーホール。
10代のころから大好きなマウリィツィオ・ポリ-二氏のピアノリサイタルにいってまいります。
数年に一度イタリアのミラノから来てくださるので、こちらを最優先させていただきましたが、きよしさんは、江戸川区総合文化センターで開催される「金曜7時のコンサート」の公開収録に出演されますね。
どんな歌を歌ってくださるのか、放送を心待ちにすることにします。
そして、放送といえば、放送が延期になっていた「大地の恵み・日本農業賞記念コンサート」の放送が24日(日)午後3時35分からと決定しましたね。
☆NHKHP
こちらで画像もご覧いただけます。
そして、その日は沖縄市で収録された「新・BS日本のうた」が、夜7時30分からNHKBSプレミアムで放送されますね。
きよしさんは吉幾三さんとスペシャルステージをつとめられたそうですが、歌唱された曲のリストに「島人ぬ宝」がはいっているので、きよしさんが(あるいは吉さんと一緒に)歌ってくださるかしら?
と、今からドキドキしているのです。
きよしさんが歌ってくださる南国の歌、大好きなんです。
とくに「島人ぬ宝」は、個人的な思いではありますが、一度はきよしさんに歌っていただきたい1曲。
もしかしたら、吉さんのソロということも?
それはそれで(なんだか吉さんに失礼な言いかたかしら?)期待しております。
そして、近田春夫さんの人気コラム「考えるヒット」の第945回に、”演歌”について書かれているのを読みました。
そのなかで、”演歌は歌で全てを表すアート”だと書いてくださっていて、その言葉が、ずしんと心に響いてきました。
近田さんは、きよしさんにつづく若手演歌歌手のかたたちについて、”ポスト氷川きよし”、あるいは”以降の歌い手”と総称し、
”そもそもが演歌にサウンドの競い合いなんかはあまり意味はないというのも事実。同じ流行歌でもポップスとはそこのところが大きく違う。この分野で聴くべき唯一は歌なのだ。
(中略)
シビアに申せば”面白味”といった点ひとつにしてみてもまだまだそうした”以降”の歌い手たちは氷川きよしと比べると線が細い。
(中略)
”「これだ!」といえる誰の耳にも一発で伝わってくるような独自のスタイルはイマイチ構築できていないようにも思えた。”
と、たたみかけ、ひとりの歌手のかたの新曲をとりあげていました。
それがどなたかは、わたしのこの記事のなかでは重要ではないので、書くことを控えますが、
”歌手そのもののスキルは先ほど述べた通り、プロフェッショナルなのだとして、聴けば聴くほど歌詞をどう掘り下げたのか、俺にはその部分になんだか曖昧なものがどうしても残ってしまうのだ。
いい換えれば、この歌唱からは、冒頭述べたイントロほどには具体的に何かハッキリした景色をリスナーに喚起させる力――jpopでは許されているとしても――はないのである。
演歌は歌で全てを表すアートなのだということをあらためて思った次第である。”
と考察されていました。
さらに、
”自分は今どのような経歴のどのような姿の人間として、その歌を歌っているのかという、一番の大前提をもっともっと強く思い描きながら歌ってくれることをポスト氷川きよしの若手演歌歌手たちには期待したいのである。”
と結ばれていました。
タイトルは、
”「ポスト氷川きよし」に足りぬもの それは歌の掘り下げなのである”
というもので、辛口な論調に思えましたが、愛がなければ“辛いこと”は書けないでしょうから、それらは最近の演歌シーンでの”以降の歌い手”のみなさんへの大きな期待もこめてのことと受けとめたのです。
そして、これほどまでに演歌の真髄や、”氷川きよし”がどれほど魅力的な演歌歌手であるのかを、わかりやすく明瞭に書いてくださったことに、感じ入り、胸がいっぱいになりました。
これまでに、わたしは、きよしさんの歌を聴きながら、”氷川節”の深淵をのぞきこんだような思いになったことがなんどかあります。
感動のあまりゾクッとして、ふるえる思いをしたこともあります。
”氷川きよし”の歌声は、わたしには天上の歌声。
でも、さらにすごいなあといつも感じるのは、その間口の広さです。
はじめて”氷川きよし”の歌を聴く3歳の子どもでも、赤ちゃんでもその歌声の心地よさがわかり、一方で、さまざな音楽を聴き尽くしてきたようなかたもまた、その素晴らしさに惹きこまれていく。
そのことを、わたしは、これまで、コンサートでの”ふれあいコーナー”で、子どもさんをはじめたくさんのかたとのトークを聞くなかで確信するようになりました。
”聴けば聴くほど、会えば会うほど好きになる”
とおっしゃったのは、コンサートで司会をつとめる西寄ひがしさんですが、ほんとうにそのとおりだといつも思います。
”氷川きよし”は、ポピュラーでありながら、マニアックな方や、音楽通、演歌通のかたをも惹きつけてやまないのですよね。
それなのに、当のきよしさんはいまだに、”もう少し歌っていいですか?”なんて調子なんですもの(笑)。
ますます好きにならずにはいられません。
”おれの歌を聴け!”なんてこと、きよしさんは生涯思いもしないで、歌のため、聴く人のために、日々歌のことばかり考えて、血のにじむ思いで勉強し、努力をつづけてくださっているのでしょうね。
わたしは、そのすべての答えが、今現在の”氷川きよし”なのだと、あらためて感じています。
みなさま、週末はトークライブを控えている、西寄ひがしさんのこと、書かせていただこうと思っています。
前々からず~っと書いてみたいことがあったので、ぜひこのタイミングでと。
※以下は、余談です。
少し前に、演歌・歌謡曲を歌う20代を中心にした歌手の方たち10名ほどの歌を聴く機会があって、そのときに感じたのは、プロの方の目にとまってデビューするだけあって、これはという魅力や光るものをもっているということでした。
少し前に、演歌・歌謡曲を歌う20代を中心にした歌手の方たち10名ほどの歌を聴く機会があって、そのときに感じたのは、プロの方の目にとまってデビューするだけあって、これはという魅力や光るものをもっているということでした。
そしてデビューするまではもちろん、デビュー以後ますます磨かれてきたのですから、好みはさまざまだとしても、どこかしら、いいなあと思うところがあるのです。
でも、そこでわたしが思ったことは、それぞれの方たちから感じる”よいと思うもの”が、すべて”氷川きよし”にあるということ。
そして、「満天の瞳」を歌唱してくださった宝塚歌劇団のレビューをみたときも、素晴らしいと思う一方で、きよしさんは、これだけの観客をたったひとりで、その歌声で魅せ、感動をあたえてくださっているのだなあとあらためて思って...。
なぜ、自分が16年を経てなお、ますます惹かれつづけているのか、自分自身でほんのちょっぴり合点がいったのでした。
そういえば、この流れで「エクラ」5月号のことも書けるとよかったのですが、画像も準備したかったので、またの機会に書きますね。
後手後手になっていて、心苦しいのですが、ずっと書きたいと思っている徳光さんのラジオ番組のことも必ず。