昨日、茨城県立県民文化センターでおこなわれたコンサートに、昼夜、参加させていただきました。
水戸駅からホールにむかう道々、ひざしが強く、日傘をさすひとをみかけたほどで、半袖でも汗ばむ陽気だったのです。
オープニングの「男花」から絶好調の歌唱を聴かせてくださるきよしさん。
オープニングトークで、地震がつづくなかがんばっておられる熊本、大分のみなさまへのお見舞いと励ましのメッセージを言葉にされました。
そして、東日本大震災で被災された茨城のみなさまが、今尚がんばっておられることに、あらためてねぎらいの言葉をおっしゃり、
「氷川きよしも、どっかぬけてるとこあるけど、がんばっているんだから、わたしだってと少しでも思っていただけたらという思いで今日も舞台にたたせていただいています。
ねっ、”ヤツ”もがんばってるからって。ねっ」
きよしさんは、ご自身のことを”ヤツ”とおっしゃって、その反応に念押しするように、”ねっ”と二度おっしゃいました(笑)。
そこで司会の西寄ひがしさんが、募金箱を会場に設置されたことをインフォメーションされると、
「もう、絶対に誰にもさわらせませんっ!
お預かりした募金は、ちゃんと被災地のみなさんに責任もっておとどけします」
きよしさんは、”おれにまかせとけ”とバーンと胸をたたく勢いで、そうおっしゃったのでした。
そして、茨城にはデビューキャンペーンや「旅の香り」のロケなどで、これまでになんどもお邪魔させていただいて大好きな場所であることを説明されると、
「1年に一度じゃ少ないですよね。
1カ月に3回くらいは来たいです。
このホールも一体感があって(ワンフロア―なのです)、音響もよくて大好きですし、ホールの周囲も自然があって、空地にたくさん雑草がはえているんですよね。
今日も、収穫があったんです」
そこまでお話しされると、嬉しそうにめを丸くされて、
「ノビルをみつけて。ひっこぬいたら球根みたいのがついていました(喜)。たくさんとりましたよ」
と報告してくださり、さらに前日、青梅で、ある番組の撮影をされたことをお話しくださいました。
「昨日、ロケで青梅にいったんです。
川沿いで写真を撮っていたとき、ハッとみたらセリがあったんですよ。
川の水は透明ではなくて少し茶がかっていて、ささやかな? そう、せせらぎという感じだったのですが、さらになにをみつけたと思います?
そう、クレソンもみつけたんです。
もう、“たっくさん”あって。
それで地元のかたに、一応とっても大丈夫なのかうかがって大丈夫ということだったので、たくさんとらせていただいたんです。
僕、撮影スタッフのみんなに食べていただきたくなって、地元(川の近所のかたということでしょうね)のかたにボールをお借りして、スタッフにコンビニでオリーブオイル、塩、こしょう、酢。それにミニトマトを買ってきてもらったんです。
クレソンをあらって、ミニトマトをきって、あえたんですよ」
おいしそう~。
きよしさんの楽しそうな思いがつたわってきて、”口福レシピ”のひとつにいれさせていただこうと思いながら聞いていました。、
青梅ロケのエピソードはさらにつづいたのです(喜)。
「食べ終わったら、ボールをあらって、お借りしたお宅に返しにいったんですよ。
そうしたらご主人もでてこられて、”前の晩、BS(「新・BS日本のうた」のことですねっ!)に出てたでしょう?」とおききになられたのだそうです。
ご主人は脳梗塞になられたため杖をついているものの、順調に回復されているのだということまでお話しされて、タケノコを5つももたせてくださったということでした。
「きよし君、すごいじゃないですか。
川沿いに生えていたクレソンがタケノコになったんですから」
西寄さんがそうおっしゃってから、タケノコをどう料理されたのかをお聞きになると、
「そうですね。倍返しですよね。ありがたかったです。
そういうふれあいが、ほんとうに嬉しかったですよね。
僕、家に帰ってから、タケノコの”ガワ”をむいて、”かす”で(ここで西寄さんが”米ぬか”とフォロー)? あっ、米ぬかで煮て。
崎陽軒のシウマイのお弁当についているタケノコの角煮みたいなのをつくりたいと思ったんです。
それで角切りにして醤油で煮ました。
それと、メンマみたいなのをつくりたいと思って、細くきってごま油でいためたんです。
タケノコは足がはやいですから。はやく料理しようと思って」
タケノコは足がはやいですから。はやく料理しようと思って」
ちなみに勝手に”崎陽軒さんのシウマイ弁当”の画像、載せちゃいますね。
※崎陽軒さんのシウマイ弁当。
左端に”タケノコの角煮”がありますね。
「あさってはBSで(山形県新庄市でおこなわれる「新・BS日本のうた」の公開収録のことですね)、秋田にいきます」
と、きよしさんがおっしゃったので、ごそんじのかたがたが(一応わたしも)、くちぐちに、”山形ではないかしら?”ときよしさんにむかってもうしあげ(笑)、舞台袖にマネージャーさんも飛んでいらして、”山形”とおっしゃったそうで(笑)、きよしさんも山形であることに気づかれたのです。
「その回では、五木さんと福田こうへいさんと、三山ひろしさんと一緒に歌わせていただきます」
と、”スペシャルステージ”ということばはだされていなかったのですが、お話の流れからしますと、スペシャルステージなのではないでしょうか。
そのときに、高田浩吉さんの「大江戸出世小唄」を歌唱されるということで、
「今、練習しています」
とおっしゃり、なんと、なんと、歌ってくださったのです。
なんて、粋で色っぽい歌声なんでしょう。
西寄さんが”公開リハーサルでした”としめくくってくださいました(笑)。
アルバムにも収録していただきたいですし、放送が楽しみです。
そして、前後しますが、”干し芋”の話題でもりあがり、「旅の香り」でおとずれた干し芋屋さんから、今でもときどき買い求めておられるのだそうです。
☆番組HP
☆干し芋屋さんHP
と、ここまでで食べてみたいものがたくさんできました。
昼の部の”ふれあいコーナー”のおひとりめは横浜からお越しのかた。
仙台会場で開催された”ファンクラブふれあい会”に参加されたのですが、緊張してひとこともお話しできなかったのだそうです。
きよしさんの”ありがとうございます”とおっしゃることばの響きに、きよしさんの変わらない真心や誠実さを感じるのだとお書きくださっていたでしょうか。
日曜日に放送された沖縄市での「新・BS日本のうた」での歌唱も絶賛されていました。
そして、”沖縄のことばをどうやって覚えたのですか?”と用紙に書きそえておられたようで、その話題となったのです。
「1週間前くらいに、この歌を歌ってくださいといわれるんですが、『ハイサイおじさん』は、聴いてみて、とにかく覚えるしかないと思って練習しましたね~。
でも言葉の意味も理解しないとならないので、調べて...。
僕、実家の母に電話かけたんですよ。
それで歌ってみせたりして」
あのびっくりするほど素敵な「ハイサイおじさん」の歌唱のかげには、きよしさんといえども相当なご苦労があったのですね。
そして、そのことをすべてご存知のお母さまから、放送が終了すると、
”きよし~、(以下、実際は博多弁でした)もう心臓飛び出しそうだった~。もう、ことわりなさい、あんな難しい曲は”というようなことを博多弁で書かれたメールがとどいたのだそうです。
お母さまのお気持ちを想像したら(とてもしきれるものではありませんが)、いっそうじんときてしまいました。
そして、お母さまのことも、とても愛しくおもえたのです。
きよしさんは、
「沖縄のみなさんに失礼のないようにという思いで一生懸命歌わせていただきました。
最初はじっと聞いてくださっていましたが、歌いおわったら拍手をしたり、たちあがって喜んでくださっているかたもいて。
やらせていただいてよかったとおもいました。
たいへんでも一生懸命やらせていただくことがいいんだなと感じさせていただきました」
と、しめくくられましたが、「ハイサイおじさん」、前半をアカペラで歌ってくださって、最高だったのです。
”グィン”という琉球民謡や島唄独特のこぶしも心地よく聴かせていただきましたが、だいぶ研究されたものなのかもしれませんね。
おふたりめは桜川市から、おばあちゃんと、おばさまふたりと4人で、きよしさんのコンサートに初めてお越しくださった看護師さんをされているかた。3歳の娘さんもきよしさんファンだということでした。
おばあさまに、「女性に年をきくのは失礼ですが、おいくつですか?」と聞こうとして、
”おいくらですか”と聞いてしまったきよしさん。
西寄さんが、”おいくつでしょう”と即訂正してくださったのですが、おこたえは、よくとおるお声で、
”7500円です”というものでした(笑)。
「うわあ、僕、ファンになっちゃう!」
と、きよしさんは嬉しそうにおっしゃったのです。
そして、お名前を呼ばせていただくことになり、4タイプから選んでいただくことになりました。
「1.ニヒルな男性像。
2.子どものような男性像。
3.やかましい男性像。
4.落ち着いて色気のある男性像」
と、楽しそうにきよしさんが4パターンの説明をされると、”4”をリクエストされたのです。
さらに、呼ばせていただくお名前はちゃん付け、さん付け、呼び捨てのどのパターンがよろしいかもうかがったのです。
いやん、わたしは、迷わず、呼び捨てにしてほしいんだけど。
と、わたしがきかれているわけではないのに、ドキドキしてしまいました(笑)。
「○○○さん!」
”きよし君!”
「これかも、元気でいてくれよなあ」
クールななかに色香ただよう素敵な男性像でした。
3歳のひまごさんにもよろしくという話の流れで、西寄さんが、
「保育園のみなさんにもっよろしくお伝えください。『みれん心』もぜひお遊戯でおどっていただいて...」
というようなことをおっしゃったのですが、これがわたしのツボにはまってしまいました。
『みれん心』のきよしさんの歌唱にあわせてかわいらしい女の子たちがおどってくださるところがどんどんうかんできたのです。
ぜひぜひどちらかの保育園でやってくださらないかしら?
と、こうしていてもまたまた想像がふくらんでしまうわたしなのです。
きよしさんの歌唱は絶好調。
とりわけ「三味線旅がらす」や「大利根ながれ月」にこれまで以上のおもしろさを感じて、ドキドキしたのです。
そして、「みれん心」のカップリング曲からは昼夜とも「瀬戸内ブルース」を歌ってくださったのですが、夜の部でわたしは感動のあまり、涙がぶわっとあふれだして...。
それから、あるシチュエーションでは、みてはいけないもの(キャッ!)をみてしまったり、いろいろなことが夜の部でもありましたので、少しゆっくり書かせていただけたらと思い、今夜、あらためて書くことにします。
きよしさんもおっしゃっていたように、ホールの近くには偕楽園があり、とても自然にめぐまれているのです。
ホールまで桜川に沿って歩いていったら、白鳥に遭遇しました。
※桜川沿いにホールに向かってあるいていくと、白いものが。
動かないので、オブジェと思っていたら、動きだしました。
あれ、白鳥?
動かないので、やっぱりオブジェと思ったわたし。
動きだしたので、怖くなりました(笑)。
だって、間近で白鳥をみたら、思っていたよりずっと大きいんですもの。
※こんなふうに目をつぶって首をやすめていました。
近くでみると意外と大きいので、ちょっと怖いような気もして...。
※キャッ! 近寄ったら、目があきました。
目と目をなんどかあわせているうちに、ようやくかわいいなあと思えてきました。
それでは、また今夜お逢いできますように!