Quantcast
Channel: 天晴れ! HK伝説 ~氷川きよしさんに出会えた奇跡に感謝!~
Viewing all articles
Browse latest Browse all 770

”気張りすぎると、すっころぶから。楽しみながら自然体で、応援してくださるみなさんの心にとどくような歌を歌っていきたい”

$
0
0
こんばんは。
秋田からの更新です。
仙台から新幹線に乗って秋田駅に21時5分到着。
車窓からみえるお月さまがまんまるできれいなので、月齢カレンダーをみたら明日22日が満月のようですね。
外が暗いので、かえってお月さまがくっきりはきりとみえ、ニコニコ笑いかけてくれているようだなあと思った瞬間、きよしさんの「月が笑ってる」が耳奥に聴こえてきたのです。

今日は、仙台の親戚の家ですごす時間をたっぷりとって、昨年、急逝した叔母のお墓参りをしてから、お昼をみなで食べ、あとはこころゆくまで叔母の思い出話をしておりました。
いとこが仙台駅まで車で送ってくれて、秋田へとむかいました。

仙台には何度となく来たことがありますが、秋田にいく際、新幹線のルートが盛岡経由だということを、今回はじめて知りました。
これまで仙台から秋田までは1時間もかからないと思いこんでいましたが、2時間10分ほどかかることにまずは驚いたのです。

でも、秋田駅に降りたったとき、ながれている空気に心地よさを感じました。
新幹線に乗っているときから、なんども微笑みかけてくれていたお月さまをながめながら、はじめて訪れた秋田の街を歩いてみたくなり、そのままキャリーバッグをひいて、明日、コンサートが開催される秋田県民会館の近くにある宿泊先のホテルまでとことこやってまいりました。
新幹線の車内で備え付けられている雑誌に沢木耕太郎さんが連載されているエッセイを読んでいたら、縁というものは、人はもちろんのこと、地との縁、”地縁”というものもあると書かれていて、そのことが心に残っていたこともあったのかもしれませんが、くることができ、秋田駅のホームに降りたったとたんに感じた心地よさに、すでに”地縁”のはじまりの予感がしています。


さて、20日に東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)で開催された、きよしさんのコンサートに昼夜参加させていただきましたが、もう、どこからどう書いていけばよいのかわからなくなるくらい、トークがもりあがったのです(笑)。
先の記事に書かせていただいていますが、この日から6月14日にリリースされるニューアルバム「新・演歌名曲コレクション3-みれん心-」のCD音源が解禁になったので、”ふれあいコーナー”では、当選された方のメッセージを紹介してくださる前に、音源を流しながら、ときに口パク、ときにご自身の音源とデュエットし、さらに”このあとが、いいんですよ”と、生歌や生スキャットまで披露してくださいました(喜)。
そんなきよしさんの様子に、ニューアルバムへの、いつにもましての”自信”を感じて、発売がいっそう楽しみになりました。

アルバムが”新シリーズ”になっての第一弾に「石割り桜」をいれてくださっていますが、東北のみなさんへの思いをこめて、東北を舞台にしたオリジナル曲を(そのときどきのアルバムの構成にもよるのでしょうが)いれたいと望まれてのことだったそうです。
きよしさんは、
「おこがましいかもしれませんが、微力でも、歌で励ますことができたらという思いで、いれさせていただきました」
とおっしゃっていました。

この日、昼の部で「瀬戸内ブルース」を歌ってくださる前に、
「僕、この歌の”今日がだめでも 明日があるだろ”という2番の歌詩が大好きなんです。なので、コンサートでは1番と2番を歌わせていただいているんです。
人間だからいろんなことがありますでしょう。
でもね、今日がだめでも、明日があるんだって励まされますね」
と、その曲への思いをお話ししてくださいました。
きよしさんは、そんな熱い思いをこめて歌ってくださっていたのですね。
毎回、聴いていて涙がこぼれてしまうそのわけが、自分自身でちょっぴりわかったような気がしたのです。

今回は、「奥入瀬旅情」(青森県)と「二度泣き橋」(岩手県)の2曲がおさめられていることから、次回は宮城を舞台にした曲をつくってほしいということになると、夜の部では、
「みなさん、宮城のどこを舞台にしたらいいと思いますか?」
と客席に問いかけてくださいました。
松島、青葉城、仙台といった声があがっていたかと思うのですが、そこで突然、
「それでは、今日、ここで、氷川きよし君が仙台の歌を即興で歌ってくださいます」
と、歯科医の西寄ひがしさん。
もう~、西寄さん、無茶ぶりすぎます!
きいているだけのわたしでさえ、ドッキリしてしまいました(汗)。

でも、さすがはきよしさんです。
一瞬、”ええっ!”と全身で驚かれ、大きな瞳をさらに大きくみひらかれたのですが、同時に”負けん気スイッチ”も オンになったようで(笑)、ひと呼吸されると、涼しいお顔で、
”♪ああ~仙台~~”
と、みごとな”氷川節”を聴かせてくださいました。

「二度泣き橋」の紹介では、昼の部では、音源がいいところでストップすると、
「このあとがいいんですよ~」とおっしゃり、そのまま1コーラスめの最後までアカペラで歌ってくださったのです。
”どちらかというと歌謡曲調”と紹介されていましたが、夜の部では、突然、ファルセットで”♪ああああ~、ああ~”という感じで、スキャットを歌いだされのです。
そして、
「この声も、僕がCDでも歌っているんですよ」
ときよしさんがおっしゃったので、驚いてしまいました。
ここで、CDのスキャット部分の音源もながれたかと思います。
きよしさんは、
「僕、自分の声でやってみたいと思って。
もう、なんでもやっちゃう」
楽しくてしかたがないという様子でそうおっしゃったのです。

さて、この記事のタイトルにさせていただいたのは、昼の部の”ふれあいコーナー”でのこと。
”20周年にむけての思いをきかせてください”
と、文末にかかれていたそうで、
「それでは20周年への抱負は、いかがですか?」と、西寄さんが、あらためてきよしさんにきいてくださると、
きよしさんは、開口一番
「豆腐?」
と真顔でおっしゃったのです(笑)。

西寄さんは、「”豆腐”じゃありません。”抱負”です。もう~、20周年にむかって”豆腐”つくってどうするんですか?」
とあきれ顔でしたが(笑)、なんてチャーミングなきよしさんでしょう。
きよしさんは、”ああ、抱負ですね”という感じでうなずかれると、
「20周年にむけて...。
楽しみながら歌っていきたいですね。
気張りすぎると、すっころぶから。
自然体で。
応援してくださるみなさんの心にとどくような歌を、シャッ!と」
そこで、さらに力をこめ、”シャッ”を”シュッ”といいかえて、
「シュッ!!と歌っていきたいです」
そこまでおっしゃると、
「○○○○○さんもがんばってね~」
きよしさんはとても優しいお声で質問者の方を激励されたのでした。

そんな男前なきよしさんかと思えば、夜の部でのこと。
客席にいらしたご主人にお声をかけると、草刈りで忙しい時期ですが、この日は草刈りを休んできよしさんのコンサートにお越しになられたのだとお話しくださいました。
すると、
「そうですか。僕のために、すみません。
草刈り、大変ですよね。
僕、雇っていただけませんか? 
時給300円でどうでしょう」
と、きよしさんはおっしゃったのです(笑)。
西寄さんが、「それは安すぎるでしょう」とフォローされましたが、きよしさんはかなり本気の様子だったのです。
草刈りを休んでまでお越しくださったご主人のお心が嬉しく、ありがたかったのでしょうね。

と思ったら、なにかきよしさんの様子がヘン!
お顔をゆがめていました(笑)。
昼の部のあと、召し上がったごはん(ひとめぼれだそうです)が、とてもおいしかったそうですが、
「ひとめぼれが、歯につまっているような気がする」
とおっしゃって、なんどもお顔をゆがめて、チュッチュッチュッと(笑)。
西寄さんが目でいさめても、きよしさんはどこふく風。
ますます熱がはいって、チュッチュッ(笑)。
きよしさん、飾らなすぎです(笑)。
さすがにみかねた西寄さんが、
「なになさってるんですか、演歌界のプリンスなんですからねっ」
と、あきれたお顔でおっしゃって、きよしさんは、その動作をストップされました。
わたし、おもいきり、きよしさんの”変顔”をみつめみながら、
”そんなお顔、だれにでもみせちゃだめなんだから”
なんて、思っていたのです(笑)。
だって、わたし、父や、弟ふたりのそんな顔、みたことないですもの。

きっと、電車のなかで、きよしさん以外の方がそんなことをしているのをみたら、”何、この人?”と思うのでしょうけど、きよしさんがすることは、なんでもチャーミングにみえてしまうわたし。
”♪いやですね、ばかですね~”
やっぱり、ここで、でてくるのは、このことばしかありませんね(笑)。

さて、”ふれあいコーナー”、昼の部のおひとりめの方は2階席。山形からバスをチャーターして10名でおこしくださったそうです。今年77歳。20周年を一緒にお祝いさせていただくことを楽しみにされているとのことで、先に書かせていただいた”抱負”の話題となったのです。

おふたりめは栃木県那須塩原市からお越しの1階席の方。
小学校1年生のお孫さんが、学校の給食の時間に、きよしさんの「きよしのズンドコ節」がながれたと報告してくださったそうです。
きよしさん、とてもよろこばれていました。
質問は”今、ハマっている食べ物は?”というものでしたが、
「最近、好きなのは水」
とのお答えでした。
このとき、西寄さんが、きよしさんがあんなにスリムなのに、最近はよくお肉を召しあがることもおしえてくだったのです。
”小さな応援団もおりますので、がんばってください”
とのその方のことばに、お孫さんのお名前をお聞きになり、
「じゃあ、○○○ちゃんにメッセージをおくります。
長くなりますので、メモしてくださいね」
と、きよしさんは、前おきされ、
「○○○ちゃんへ、
氷川きよしだよ。」
と、長文メッセージをその場で託されたのでした。

夜の部のおひとりめの当選者は福島県会津美里町からお越しの2階席の方。
デビューのときからの大ファンですが、ご家庭のご事情などで、コンサートに来られるようになったのは10年ほど前から。
小学校6年生の女の子のお孫さんが、「愛しのテキーロ」が大好きで、ふりも上手にされるのだそうです。
今回は翌日、運動会なのでご一緒できませんでしたが、10月の山形でのコンサートには一緒にいらっしゃる予定なので、そのときも、「愛しのテキーロ」を歌っていていただけたらというようなことをお書きくださっていました。

きよしさんは、
「すごく嬉しい~」
と、大感激。
ただ、10月のコンサートで歌うかどうかは、コンサートの構成はどんどん変わるので、今、ここで約束することは難しいことを、ていねいに説明されてから、お孫さんの○○○ちゃんに、またも、長文メッセージをおくられたのでした。
ぜひ、そのときも素敵なメッセージを書いて、当選され、コンサートのセットリストに「愛しのテキーロ」がはいっていなかったとしても、○○○ちゃんに振りつきできよしさんとデュエットしていただけたらなあと思ったわたしです。

おふたりめは1階席から。水戸からお越しのきよしさんより少し年下の方でした。
きよしさんのファンになったおかげで、ご自身のお母さまより年上の方たちと親しくなり、世代を超えたおつきあいをさせていただいていて。
そのことでもきよしさんに感謝されているということでした。
お隣には同世代のおともだちがいらして。
その方と、”きよしさんと西さんのような関係になりたい”ともおっしゃっていました。

きよしさんより少し年下で独身だとわかると、
「どんな方がいいですか?」
ときよしさんはおたずねになりました。
その方が、”お父さんみたいな人”と即答されると、
きよしさんは、
「そんな人、いないでしょ」
と、大人な発言をされ、さらに、
「いや、自分が大きくなって強くならないと、ね」
とおっしゃいました。
ちょっと耳が痛いようなわたし...。
こんなときは、ほえぼれするくらい頼もしいきよしさんですね。

「お仕事、がんばtっておられて、大変でしょう?」
と、きよしさんがおっしゃると、きよしさんの歌を聴いたり、きよしさんのコンサートで、
”毎日すさんだ気持ちが洗われます”
とおっしゃったので、
西寄さんが、
「そんな、おきれいなお顔の方から、”すさんだ”なんてことばがでてくるとは思ってもみませんでした」
とフォローしてくださると、みなも、その方たちも、きよしさんも笑って、ほっこりとしたのです。

ナイス西寄さん!
この日の、きよしさんへの”仙台の歌”の無茶ぶり、許してさしあげます。
なんて、上から目線すぎます?
でも、きよしさんを困らせちゃいや!
きよしさんのことがいちばんだいじなんですもの。

そういえば、HKピュアリバーのリーダー藤林さんの恥ずかしいエピソード。
これは西寄さんがおしえてくださいました。
コンサートの前日、仙台入りした際、きよしさんに用事があって藤林さんがお話ししようとして近づこうとしたら、警備の方のとめられたということでした(笑)。
藤林さんは激しく笑っておられましたが、そのとき、きよしさんはどんなお顔をされたのでしょう?

また最近のいい間違えは、リュックサックを、リュックショックと(笑)。
それって、ほんとうかしら?

※旅先からの更新なので駆け足で失礼します。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 770

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>