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Channel: 天晴れ! HK伝説 ~氷川きよしさんに出会えた奇跡に感謝!~
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”今の自分の歌がいちばん好きだから、今の僕の歌を聴いてほしい” きよしさんの言葉に、歌手としての矜持を感じて、惚れ惚れしたのです。

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「僕、今日、水を飲むとき、のどが鳴るんですよ」
きよしさんは客席にむかってそうおっしゃいました。
「きよしのへっちゃらマンボ」を軽快でコミカルなダンスをおりまぜて熱唱されたので、会場の熱気もあいまって、きよしさんは少々息があがっていました。

「少し水を飲まさせていいでしょうかねえ?」
と先に遠慮がちにおたずねになり、
”もちろん、どうぞ”というみなの拍手をうけて、
「すみません」
と申し訳なそうに小走りに舞台上手袖へ。
22日に秋田県民会館でおこなわれたコンサートでのこと。
それは昼夜同様だったのですが、
夜の部では、スタッフがお水を手渡したとき、のどが鳴る発言をされたのです(笑)。
そして、
「ね、聞いてみます?」
とおっしゃたかと思うと、マイクをのどに近づけて...。
”ごっくん!”
もう、きよしさんたら、子どもみたいですね。

でも、みなさま、きよしさんの”のどが鳴る音”、はっきり聞こえたのです(喜)。
ただあまりにとうとつに、”のどが鳴る”ことをおっしゃり、さらにその音を聞かせてくださったので(笑)、客席のリアクションが追いつかなかったようで、それを、きよしさんは、反応がうすいように思われたのでしょうか?
「誰でも鳴りますよねっ(笑)」
と、自分だけはしゃいじゃったかな? という様子で照れくさそうに笑っておられました。
きよしさん、そんなことないんです。
リアクションが追いつかなかっただけで、子どもみたいなきよしさんに、心は、”わあっ!!”と嬉しさいっぱいになっておりました。

そんな小さな男の子のようなきよしさんかと思えば、この日は歌手として、ふだん心に秘めておられることを、歌唱のおりおりにことばにしてくださったのです。

昼夜ともオープニングトークで、
「今日は、みなさんと歌で対話をさせていただきたいです。
歌で、”こういうことだよね”、”そうだよね”とみなさんと会話しているように歌いたいという思いです。
最後の最後まで完全燃焼でまいります!」
と、ご挨拶されていました。

そして、夜の部の、”ふれあいコーナー”にはいる前の司会の西寄ひがしさんとのトークで、
「やっぱり東北4公演の最後になると、疲れがでてますね~。
生身の人間なんだなあと思います」
と、オープニングから熱くあざやかな歌唱をつづけているきよしさんからは想像もつかないことばが飛びだしました。
西寄さんもそう思われたのでしょう。
「オープニングからこれだけの熱唱をされていて、なにをおっしゃっているんですか?」
とフォローしてくださると、”ちょっと疲れちゃったから、いってみたかっただけだよ~ん”といように笑われて、朝、秋田の町をジョギングされたこと(先の記事にも書いていますが)を、楽しそうにお話しされ、
「満喫しました~」
と、おっしゃり、いずれは秋田の歌を歌いたいという話題から、オリジナルご当地ソングの1曲である「霧の中の愛子」の話題になりました。
「四国を舞台にしているんですよね。
あのときは、若かったから、僕、がなって歌っていましたね~...。
僕、今の自分の歌がいちばん好きなんです。
(ずっと歌ってきたなかで)今の歌がいちばんいいと思っています。
その今の自分の歌を、聴いてほしいです」
と、堂々とおっしゃったきよしさんに、歌手としての矜持を感じて惚れ惚れとしたのです。

1曲にこめる”入魂”の度合いが歌うほどに深まっていることを感じています。
だから、エネルギッシュにダンスや振りをすることととはまたちがったエネルギーをものすごく使ってくださっているいるのではないかなと感じておりました。

これまで新曲や初カバー曲を聴くと、ああ、こんな歌声が”氷川きよし”のなかには眠っていたんだと、その新たな魅力に出会わせていただいてきました。
そしてその一方で、それ以前の曲をコンサートやテレビやラジオの歌番組で聴かせていただいて、1曲たりとも”懐メロ”と感じさせられたことがないばかりか、きよしさんの深まる歌唱により歌の意味を感じるようになったり、こんな歌い方があったのかとか、この曲をこんなふうにも”氷川きよし”には歌うことができるのだなあと思わせていただいてきています。

先の記事にも書きましたが、きよしさんの「ひばりの佐渡情話」を聴いていて、”身をよじる”ってこういうことなんだなってわたしははじめて知ったのです。


イメージ 1
※ツアートラックです。
これ、じつはとっても貴重な1枚(?)なのです。

昼の部がおわって、ホールの外にでると、この画像の手前の手すりの横にポールがおかれ、それ以上は近づけなくなっていて、さらにその手前も指定車両しか入れないようにこれからロープでしきるところだったようで、
係の方が、”このエリアにははいらないでください。撮影はご遠慮ください”とおっしゃったのです。
その場にいたのはわたしをふくめ5~6名ほどでしたが、残念だけど仕方ないと移動しようとしたら、
”1枚だけにしてくださいね”
と係の方が(笑)。
わたし、きよしさんのファンになってから、こんな“ひとこと”をいっていただいたのは初めてでした。
きよしさんも、コンサートのなかで、”秋田は食べ物も土地もいいけど、やっぱり人がいい”とおっしゃっていましたけど、ほんとうに、こんななにげないやりとりでも、つたわってきますね。

というわけで、写メさせていただいた1枚でございます。

そして、先の記事にアップさせていただいた、きよしさんのポスターの”お願い”の内容はこちらでした。

イメージ 2
※ポスターに、こんな”お願い”が添えられていました。


昼の部でのこと。
「秋田弁、なにかおしえてください」
ときよしさんがおっしゃると、いろいろな声が聞こえてきて、ひときわ大きく聞こえてきた声に、
「入れ歯?」
と、聞きかえされたので、場内大爆笑。
それは、”いでば”。”えでば”とも発音するそうですが、”いいから”という意味の秋田弁なのだそうです(笑)。
きよしさんは合点されると、”えでば”から、オヨネーズの「麦畑」のなかの”おら おめえで ええでば”を思いだされ、すぐに歌ってくださいました。

イメージ 3
※ニューアルバム収録曲を6/14の発売に先駆けて歌ってくださいました。
そのときの衣装はこのイメージジャケットに似ているようにみえました。


昼の部の”ふれあいコーナー”のおひとりめは2階席の仙台からお越しの方。
”ニューアルバムの聴かせどころはどこですか?”という質問を書かれていましたが、すでに紹介をしたあとで、すっかり言いつくしてくださっていたので、逆にきよしさんが感想をお聞きになると、
”カバー曲はオリジナルの方も素晴らしいですが、きよし君がカバーすると、きよし君の味がでていて最高です”
とお答えになり、3歳のお孫さんが、「男花」と「愛しのテキーロ」にあわせて踊って、それがとてもかわいいのだということもお話しくださいました。
そして、お友達が腰を痛めてコンサートに来られなくなっていることもをお伝えすると、きよしさんはその方のお名前をお聞きになり、
「○○○さんにメッセージを贈ります。
いいですか? 長くなりますので、書いてくださいね」
と、前置きされて、”長文メッセージ”をその方に託され、きよしさんが一息されたところで、その方が”ありがとうございます”とおっしゃると、
「あの、まだあるんです」
と、さらにメッセージをつづけられたきよしさんでした(喜)。

イメージ 4
※会館の周囲にあった”ババヘラアイス”。
ひとついただきました。


お二人目の当選者は1階席の最後列。大館市からお越しで、”恥ずかしい~っ”とおっしゃっていました。
話のながれで、
きよしさんが、「お宅に泊めてもらおうかな?」
とおっしゃると、その方は、思わず、”えっ!”と大きな声(笑)。
地方にいったとき、その土地の家ですごしたいという思いがわくのだそうです。
西寄さんが、
「きよし君を泊めてくださる方?」
と聞いてくださると、ほぼ全員の手が挙がったので、
「ありがとうございます。これでこれからはホテルの心配がなくなりました」
と西寄さん(笑)。
以前、”地元のお宅に泊めていただく”という企画のテレビ番組に、きよしさんも出演されたことありましたものね。


イメージ 5
※2色のアイスをヘラですくってだんだんにバラの花に!
わたしが”素敵”と感激すると、
ババとお呼びするにはお若い方お店の方が、
”最初は、うまくできんかった~”と。


夜の部の”ふれあいコーナー”で、当選されたおひとりめは、2階席の方。
昨年11月に放送された「紅葉の絶景いい旅 スペシャル」で、きよしさんがグッチ裕三さんとうかがった、”マタギの湯”である阿仁(アニ)の打当(ウットウ)温泉から姉妹でお越しになっていました。
お父さまがマイクロバスの運転をされていて、放送された番組にも映っていたのだそうです。
30歳で独身ということで、”どんな人が好きですか?”という質問には、”きよし君のような人”との模範的回答(笑)。
”秋田でいちばんおいしかったものは?”という質問には、
「アミタケ(網筍)!」
と即答されたきよしさんでした。

おふたりめの当選者が1階席におすわりの潟上市からご主人と娘さんと3人でお越しの方でした。
「今日はお車で?」
ときよしさんがおたずねになると、
”汽車できました”と(喜)。
そして、畑仕事をしているので、ラジオをかけているそうですが、「氷川きよし節」で、きよしさんの曲がながれると、ご主人が農作業の手をとめて、その場で自己流で踊られるのだそうです。
奥さまは、”そんな主人が、いやですね、ばかですね”と書き添えておられたのですが、もちろんきよしさんも西寄さんも大感激です。
”みなに見えるようにホールの真ん中の通路にでて踊ってみてください”とのリクエストに、HKピュアリバーのみなさんが「みれん心」を演奏してくださり、その演奏にあわせてご主人が踊ってくださいました。
きよしさんが、すぐにご主人の踊りをまねられて、さらにもりあがったのです。
奥さまが、”きよし君、田植えしてみたくないですか?”と質問されると、
きよしさんは、”田植え? してえ!”
と、おっしゃったでしょうか(笑)。
きよしさんは、ステージの上で、ていねいに田植えをしてみせてくださったのです(喜)。
西寄さんが「氷川きよしコンサートで”田植え”をしたのは初でございます」と”ふれあいコーナー”をしめくくってくださいました。
きよしさんは、奥さま、ご主人、娘さんにあらためてお礼をおっしゃり、客席のみなさまにお礼をおっしゃると、つづいて、「みれん心」の歌唱となりました。
ステージセンターでお辞儀をすると、下手側に進んで1コーラス目を歌唱されますが、その際、先ほど、ご主人に伝授されたばかりの踊りを、きよしさんが踊られたので、大爆笑。
もう、最高でした。
終演後、ホールの外にでると、そのご主人と遭遇(嬉)。
周囲の人たちが“お上手でしたね~”と、大絶賛。
ご主人、その場で“さわりを“踊ってくださったのです。
素敵なサプライズでした。


※楽しかった東北への旅。心のままに印象に残ったこと書かせていただきました。
帰宅したら思っていたより忙しくなり、更新にお時間いただきました。
ニューアルバム、楽しみですね。

それではまたお会いできますように。

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