「僕がいちばん好きな場所が、ここ座間なんです!」
この間までは豊橋、そして、次回は松本になるのですよね(笑)。
きよしさんの、コンサートのそんなオープニングトークには、嬉しさのまじった”くすくす笑い”がおこることがあります。
でも、そんなとき、嬉しそうに微笑んでいるきよしさんの様子に、わたしもまたそう思うのです。
だって、わたしには、きよしさんが今いらっしゃるその場所が、どこよりも最高の場所なんですもの!
そして、この記事の最初に、きよしさんにおめでとうをいわせてください!
9月27日にリリースされた「みれん心」(D・E・Fタイプ)が、10月10日付のオリコンシングルチャート 総合で第3位になったそうですね。
おめでとうございます!!!
コンサートでも昼夜、祝福をさせていただきましたが、
「おかげさまでございます。感謝、感謝です」
と、喜びをかみしめている様子のきよしさんでした。
昨日、ハーモニーーホール座間で開催されたコンサートに昼夜、参加させていただきましたが、このホールでのコンサートは8年ぶり2回めの開催だったことを、司会者の西寄ひがしさんからおしらせいただき、はじめてしったのです。
じつは前回は夜の部だけでしたが、お友だちのKさんと一緒に参加させていただいていて。
そのときの記憶が鮮明でだったので2~3年前くらいのことだとふたりとも思っていたものですから、8年ぶりということにかなり驚いたのです。
帰宅して”HKファイル”のなかのチケットをみてみました。
※上が2008年7月8日夜
下が2016年10月2日夜
のチケットです。
2008年の7月といえば、「玄海船歌」が勝負曲でしたね。
でもそう思っても、まだついこの間のように感じられるのです。
きよしさんのおかげでいつも前を向いて歩くことができ、充実した8年間をすごさせていただいてきたからこその思いなのだなあと、経てきた8年間の歳月に思いを馳せつつ、”氷川きよし”とともに歩ませていただき、こうしてまたこのホールでのコンサートにKさんと一緒に参加させていただけた幸せを感じておりました。
今ではおかげでたくさんのお友だちができましたが、ひとりぽっちで参加していたときも、きよしさんのコンサートはあたたかくて、楽しくて、そしてその歌唱に心洗われ、自分でも、どこにそんなパワーがのこっていたのだろう? と思うほどの力がわいてきて...。
いつだって楽園(パラダイス)のようだと思わせていただいているのです。
お恥ずかしいのですが、超・オレ様でつむじ曲がりの父なので、これまで折々に誘っても、誘いにのってこなかったのです。
さて、次のきよしさんの画像のあとにいくつかのおしらせを書き、そのあとの全身パネルの画像のあとからコンサートのご報告を書こうと思いますが、10月は、スペシャル企画として”ハロウィンコーナー”ができ、セットリストもチェンジしていますので、そのこともその欄に書きますね。
先に嬉しいおしらせの1番目ですが、10月22日に「ミュージックフェア」に出演されるそうです。
収録はコンサートの前日の3日におこなわれたそうで、布施明さんと共演され、布施さんの大ヒット曲「シクラメンのかほり」を歌われたそうで、そのながれで昼夜とも「シクラメンのかほり」をアカペラで歌ってくださいました。
昼の部ではサビの部分の手前まで、夜の部ではなんとその先まで!
もしかしたら1コーラス全部歌ってくださるのかしら?
と思っていたら、その少し前でストップ。
西寄さんと一緒に、”ああ~”と声をあげてしまいました(笑)。
そんなわたしたちをよそに、きよしさんはすっきりした面持ちで、
「もう、いいか~」
とひとこと(笑)。
素敵な素敵な「シクラメンのかほり」でしたから、いっそうもう一度、それもすべてを聴かせていただきたい思いが一気にふくらんだのです。
布施さんにはとてもよくしていただいて、楽しい収録だったようですが、
収録後、布施さんは先にお帰りになられましたが、きよしさんの楽屋の入り口のネームを書いた用紙を挟んであるところに、
”きよし君、お先に失礼します。またね。”
と書いた紙を挟んでくださっていたのだそうです。
「布施さん、
優し~い、優し~い。
僕、ぐっときちゃって。
大御所なのに、気さくな方で、布施さんの方から他の出演者のかた(Sexy Zoneの皆さんほかも出演されるそうです)にご挨拶されて。
僕も布施さんのような優しい人になりたい...」
とまた布施さんのことを思いだして笑顔になったきよしさんでした。
そして、もうひとつの嬉しいおしらせは、NHKのサイトで公開されている写真家のレスリー・キーさんの”ポートレートメッセージ”にきよしさんも登場されていることです。
こちらは各界で活躍する皆さんを撮りおろしたもので、皆さま、メッセージボードを掲げていますが、
きよしさんは、
”never give up!! 道はいくらでもある 絶対にあきらめない心”
と書かれています。
すでにご覧になられていらっしゃるかもしれませんが、
トップページのアドレスは、
きよしさんのメッセージにダイレクトにアクセスするには下記をクリック!
そして、動画もあります。
西寄さんが1分59秒のところで、きよしさんが登場されることをおしえてくださりましたのでご参考まで。
振りむきざまにボードを掲げるきよしさんのそのながれるような動きにうっとりです。
きよしさんは、
「僕は”never give up!! ”と書かせていただきました。
絶対にあきらめない心。
人間てうまくいかないと、くさったり、あきらめたりしがちでしょう。
でも、そんな思いはいらないんです。
そういう思いをこめて書きました」
とおっしゃって、動画で公開されているワンショットを再現してくださいました。
※ハーモニーホール座間に飾られていた全身パネルです。
それでは以下はコンサートのご報告です。
先にセットリストですが、
オープニングの「男花」にはじまって、オリジナル股旅演歌を歌うコーナーにつづく”昭和の名曲コーナー”では、”珠玉の古賀メロディーコーナー”とテーマがチェンジ。
「丘を越えて」
「影を慕いて」
そして、「無法松の一生」を歌ってくださいました。
お召しになっていたのは「みれん心」のDタイプのジャケットで着用されているストライプのスーツです。
「丘を越えて」のおなじみの長いイントロでは下手、上手へと移動しながら、歌うふりをされフェイントをかけられたので(笑)、歌いだされる前に場内は笑いでいっぱいになりました。
「影を慕いて」は、高音の響きがあまりに美しくて、古賀政男さんが愛されたマンドリンの音色が聴こえてくるようだったのです。
心の傷や痛みを癒してくれるようなせつせつとした抑制をきかせた歌唱に、後半の思いがとめどなくあふれるような激情の歌唱がきわだって...。
目をとじて(もったいないのですが)、きよしさんの歌声が心の底にしみいっていくのを感じておりました。
アルバムに収録され、コンサートで歌っていたころに聴かせていただいていた歌唱から、いっそう陰影が深まり、
”氷川節”にはこんな響きもあるのだとまたその深淵をのぞきこませていただいたのです。
「無法松の一生~度胸千両入り~」の素晴らしさといったら!
とりわけ夜の部での、うなりをきかせての圧巻の歌唱にぼうっとしてしまいました。
もちろん昼の歌唱も最高!
昼夜とも、”度胸千両入り~までを歌いおえたところで、感動のどよめきと、われるような拍手がおこり、きよしさんはそのすべてを身にうけるようにして、3コーラス目を歌唱されたのです。
歌でその場にいる人の心を鷲づかみにし、あれほどの高揚感を味わわせてくださり、そこにいるすべてが溶けこんで一体になったかのような思いがしておりました。
つづいての”ふれあいコーナー”の前に、Fタイプのカップリング曲である「おじいちゃんちへいこう」を歌ってくださり、楽しいトークでもりあがったところで、
「みれん心」、Eタイプのカップリング曲「木曽路 着流し 気まま旅」、Aタイプのカップリング曲「瀬戸内ブルース」
を歌われ、HKピュアリバーの皆さんのインストロメンタル演奏がはいりました。
”オーレ!”とコーラスの柿沼寿枝さんの声が響くと暗転。
コツコツコツと靴音が響いてきたので、「愛しのテキーロ」? と思いきや、
ギギギギ-ッとドアがきしんで開く音とともに悲鳴が!
怪し気な笑い声がこだますると、この世の者ではないもののシルエットが目にはいったのです。
ステージの照明がつくと、そのシルエットの主であるきよしさんの両肩には羽ばたいているかのような漆黒の羽が!
紫のスパンコールのロング丈の燕尾ジャケットをお召しになり、シャツはパンプキン色であるオレンジのサテン、胸元にはとも布でフリルがついていて、襟元にはジャケットととも布の紫のスパンコールの蝶タイに、黒い羽があしらあれています。
シルクハットは黒のサテンにパープルのテープとリボンがついていたでしょうか。
パンツとカマーバンドは黒のサテン、パンツの両サイドには黒のスパンコールのラインが縫いこまれ、靴は黒のエナメルでした。
その出で立ちで歌ってくださったのは、
「ハロウィン音頭」でした。
西寄さんがスミレ色のマントに身を包み、黒い大きな帽子をかぶった魔女に扮して登場。
皆で、おなじみのふりをして盛りあがりました。
10月31日の山形市民会館でのコンサートまで、”ハロウィン フェスティバル”をつづけてくださるそうですので、仮装も大歓迎。
”ハロウィン コスプレ コンテスト”ということで、スタッフのかたが”コスプレハンター”となって、これはと思うコスプレのかたを写メされ、抽選で20名ほどのかたを会報で紹介してくださる旨のおしらせもありました。
参加される皆さま、ぜひぜひトライしましょうね!
そのながれで、「愛しのテキーロ」はお休みとなり、
「きよしのへっちゃらマンボ」となったので、
このコーナーでは西寄さんがひがみちゃんに早変わりしての大活躍となりました。
ますますバージョンアップするダンスに、柱の陰に隠れるという演出もキイていて(笑)、大爆笑していてまだ笑いがとまらない会場のなか、きよしさんは歌にピシッと集中され、
「黒潮海流」
を勇猛に歌ってくださったのです。
そして、ここで、黒い羽とシルクハットをはずされ、
「次男坊鴉」
「望郷酒場」
「スーダラ節」
と歌唱されたのです。
夜の部では「次男坊鴉」を歌われる前のトークで、
「ええと、ここまで、あれ、なに歌ったんでしたっけ?」
と客席に問われたきよしさん、そのお顔を見かえしてしまいました。
だって、あまりにも素晴らしい歌唱を聴かせてくださったその直後でしたから。
でもほんとうにお困りの様子の
たくさんの”「ハロウィン音頭」”というたくさんの声、
「ええと、それで」
”「きよしのへっちゃらマンボ」!」
とまたたくさんの声。
「すみません、今に生きているものですから(笑)」
とおっしゃって、あらためて、「黒潮海流」までのタイトルをならべて
「3曲お聴きいただきました。
つづきましては...」
とこれから歌う4曲のタイトルをスラスラとおっしゃったのです。
わたし、こんなきよしさんを目の当たりにさせていただくと、それほどまでに”1曲入魂”されていたのだなあと思い、そこまで無私になることができるきよしさんに、それこそが天才たる所以と感じてぞくっとするのです。
夜の部で2日ラゾーナ川崎で開催された発売記念イベントの話題になったとき、西寄さんが、”おととい(一昨日)”とおっしゃったことに、
「えっ、おととい(一昨日)? おとといですか?」
と、きよしさんは聞きかえされたのです。
”そうですよ”というようにうなずかれる西寄さんに、なおも、
「えっ? おととい(一昨日)? えっ?」
とおっしゃり、きよしさんのなかでは実時間以上の時間が経過している様子だったのです。
ここでわたしがいうまでもなく、お忙しいのですものね。
でも、それも”氷川きよし”が選んで、決めた道ですから、ファンができることは心をこめて応援することなのだなと、あらためて感じて、じんときてしまいました。
きよしさんは夜の部のラストトークでこんなことをおっしゃっていました。
「皆さんの思いは僕の思いでもあります。
だからそれを歌でおかえしできたらと思います。
歌で皆さんと一緒になれたらと...。
歌手ですから。
でも、皆さんと僕は同じですよね。職種がちがうだけでしょう。
この世に誰が偉いとかね、そういう上下なんてない。
そんなものは知らんです」
きよしさんの”知らんです”という博多弁の誠実さに心がとろけそうになったわたしでした。
と、皆さま、ここでいったんアップします。
”ふれあいコーナー”のことは、後日書きますね。
その前に明日はNHKホールで開催される「第16回 虹の架け橋まごころ募金コンサート」にいきますので、そち
※以下はまったくの私事&余談です。
皆さま、明日のコンサートを父と観覧することになりました。
なんと、父ははじめて生のきよしさんの歌唱を聴くことになるのです。
長い道のりでした。
今回もチケットをペアで用意して1か月も前からそれとなく誘ってみたのですが、”オレはいかない!”の一点張り。
結局、母が行くことにしていたのですが、人間ドッグのオプション検査日の前日になってしまったので、どうするの? ということになり、昨日の朝、ようやく父が”仕方なく”(素直でないのでごめんなさい)ということでいくことになりました。
明日はまとまった取材があり、お引き受けしたものの時間が1週間前まで決まらず、夜になったらわたし自身もコンサートにいかれないかもと半分覚悟をしていたのですが、お昼に決まったので、大手をふって参加できます。
父は20~30代のときは仕事柄、クラブやバーで午前様の日々だったようですが、フランク永井さん、水原弘さん、バーブ佐竹さんといった方たちの生の歌をクラブなどでたくさん聴いてきている人なので、きよしさんの歌声を聴けば、その魅力はすぐにわかるはず。
なんだか、いつものドキドキわくわくにくわえて、なんだかソワソワしております。
今日は、その前にあるお昼からの大切なお仕事の準備もがんばろうと思っています。