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Channel: 天晴れ! HK伝説 ~氷川きよしさんに出会えた奇跡に感謝!~
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「僕にはこれ以上の幸せはありません」とおっしゃったきよしさんに、”わたしもです”と心のなかでこたえたのです。

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「コンサートで皆さんと同じ時間を共有してこうして一緒にすごせて、幸せです。
僕にはこれ以上の幸せはありません」
山形市民会館で開催されたコンサートの昼の部のラストトークで、きよしさんは、そんなふうにおっしゃいました。
なんとも幸せそうに輝く笑顔が、わたしには眩しく感じられて、
そして、”わたしも、わたしも、わたしもです”
と心のなかでこたえたのです。
オープニングから「一剣」まで熱唱につぐ熱唱。
きよしさんの頬は熱唱のためとあふれる幸せに紅潮しているようにみえました。

さて、お時間いただきましたが、10月31日に山形市民会館で開催されたコンサートに昼夜参加させていただきましたので、心に残ったことを書いてみたいと思います。
1月19日からスタートした”氷川きよしコンサートツアー 2016~日本全国 歌の渡り鳥~」は11月27日の大阪 フェスティバルホールまでで全61日(122公演)になりますが、この日は52日め。
となると、この回からツアーファイナルまでいよいよカウントダウンにはいったことになるでしょうか。


イメージ 1
※きよしさんがお出迎えしてくださっていました。
いやん、素敵すぎて困っちゃう!

「今いるその場所がいちばん好きな場所であり、ふるさとだと思っています。
今を生きていますからね」
と、きよしさんがこの日おっしゃった言葉になるほどと思わせていただきました。
オープニングトークで行く先々の地を”いちばん好き”とおっしゃるのはけっして社交辞令などではなく、そんな思いがあるのですね。
そんなきよしさんの心がつたわっているからこそ、笑いながらもその地の皆様はいつだって嬉しそうにみえるのだなあと、とても納得したのでした。

昼の部のオープニングトークでは1年ぶりということで、
「ただいま!」
と嬉しそうにおっしゃったきよしさんに、
”お帰り~!”というたくさんの声がかえってきたのです。
きよしさんは、
「わざわざお越しいただいて、ほんとうにありがとうございます。
感謝、感謝です。
おひとりおひとりの心に届く感謝の歌を、ひと節、ひと節心をこめて歌わせていただきます」
と感謝の思いを言葉にされると、深々とお辞儀をされたのでした。
”心に届く感謝の歌を”というきよしさんの言葉が心にしみていくのを感じていっそう幸せな思いになったのです。

「ほんとうに、感謝、感謝の一文字、あ、二文字か(笑)。ね、感謝の思いでいっぱいなんです」
とどこまでもチャーミングなきよしさんでした。
前日、石川県野々市市でおこなわれた「NHKのど自慢」の話題になると、ご自身の曲を歌っていただけるとテンションがあがるのだそうで、チャンピオンになられた「白雲の城」を歌われた方のことをお話しされ、
「グランドチャンピオン大会に出場してほしいですね」
とおっしゃっていたのです。
終演後、5時間ほどかけて山形へ到着されたとおっしゃっていたので、北陸新幹線と山形新幹線を乗り継いでいらしたのでしょうか。

そして、お話しするほどにきよしさんの山形弁がさく裂です(笑)。
「芋煮が食いてえって言ってたら、お昼に食べました。
うんめえんだ~、芋煮と玉こんにゃく」
と、とまりません。
芋煮が食べたい、食べたいとテレビなどで言っていたら、送ってくださったファンの方が多数いらしたそうで、
「気をつかわせてしまって、申し訳なかったです」
ときよしさんは気づかっておられましたが、プレゼントの芋煮はおいしくいただき、ありがたく感じられたいうことでした。


イメージ 2
※帰りに山形駅の売店で購入しました。

来年、40歳になる話題になると、
「若さや健康を保つには努力が必要ですよね。
軽い努力をしています」
とおっしゃったあと、
”軽い”つながりで、
「軽いね、”軽い尿モレ? えっ、なんか空気がかたまったのを感じましたよ」
と。
”軽い尿モレ”発言のリアクションに苦笑されるきよしさんに、
司会の西寄ひがしさんが、
「それはそうですよ。氷川きよしが”尿モレ”なんていうと思っていませんからねっ!」
と諫めがちにフォローされたのでした(笑)。
「僕、育ちはいいんですよ」
とおっしゃると、”オホホホホ”と”化粧声”で笑われたので、場内大爆笑となったのです。

イメージ 3
※全身パネルもお出迎えしてくださっていました。


夜の部では、
「野々市から5時間かけて山形にきました。
山形駅に着いたときは、しんどかった~」
とおっしゃっていましたが、朝は市内をジョギングされたということでした。

「でも負けらんねえ。
自分自身と戦ってっから。
負けそうになっときもあっけど、負けらんねえ。
これでもなあ~」
と山形弁でご自身の信念を語ってくださってもいたのです。

そして、
「あさっては盛岡でコンサートですが、(その前に)明日は福岡に仕事でいきます。
ああ~、体力がほしいっ! 体力ちょうだい?」
と、お茶目モードなきよしさんに、ハードスケジュールをそんなふうに受けとめておられる様子が頼もしく感じられたのでした。

ここで、山形弁の披露となって、
「”あべ”は行くでしょ?
あと、”かねの”は”食べねえの”。
”づんつぁ”は、”おじいちゃん”でしょ」
と客席の地元の方の確認しながらスラスラとおっしゃったので、大うけでした。
そして、”ずっちゃんちへあべ”ときよしさんは、ひとり納得するようにおっしゃると、
「ね、『おじいちゃんちへいこう』は、山形弁で”ずっちゃんちへあべ”ですよ(喜)。
ね、山形弁で歌ってもいいですかね」
ちょうどこのトークのあとに「おじいちゃんちへいこう」を歌唱され、“ふれあいコーナー”という構成だったのですが、きよしさんの突然の提案に場内は驚きと嬉しさいっぱい。どよめきがおこりました。
きよしさんはステージ袖におられるスタッフさんに、”いいですよね?”とおうかがいをされると、スタッフさんからすぐOKがでたのです(嬉)。
そこで西寄さんが、
「(山形弁で歌うのは)一部分だけですか?」
と確認されると、きよしさんは“全部にきまってるでしょ”というリアクションをされたので、
「え? 全部ですか? 一部分だけじゃなくて」
と西寄さんが念押しされてのスタートとなりました。
“♪おじいちゃんちへいこう”
と歌うところを、すべて、
“♪ずっちゃんちへあべ”と歌ってくださり、素敵な素敵な山形バージョンの「おじいちゃんちへいこう」を聴かせていただいたのです。
と、ここで西寄さんにおわびです。
“ここだけです。絶対によそで言わないでくださいね“とおっしゃっていたのに、ここに書いてしまいました。
ここは”よそ“とは思っていないのでお許しいただけるでしょうか。

イメージ 4
※kenjinnさんお薦めの”牛肉どまん中”に
しおバージョンができていました。

夜の部のラストトークでは、
「ずーっと、ずっと、ずっと、歌の道を歩んでまいりますのでひきつづき氷川きよしをよろしくお願い申しあげます」
と、ご挨拶され静かにお辞儀をされたのですが、マイクを通さずにゆっくりと言葉を発しておられたのです。
“ありがとうございます”と、おっしゃっていらしたでしょうか?

圧巻の「白雲の城」の歌唱に聴き惚れ、胸がいっぱい。
そう、胸がいっぱいになっていたところで、
「Jewel(ジュエル)」を歌ってくださって、心があたたかさと幸せに満ち満ちていくのを、もうひとりの自分が見詰めているような不思議な感覚を味わっておりました。
「きよしのソーラン節」、「きよしのズンドコ節」とつづいて、大エンディング。
氷川きよしの“感謝の歌声”に、われを忘れるほどに感動したのです。

きよしさんは「きよしのズンドコ節」を歌いおえると、上手、下手と移動されて手をふり、ご挨拶されますが、下手からセンターへと移動されるとき、
「いつも見守っています!」
とひとことおっしゃると、投げキッスをされました。
それは無骨で、整った仕草ではないように感じられましたが、だからこそのきよしさんの真心を感じたのです。

かつて「NHK 紅白歌合戦」で「番場の忠太郎」を歌唱されたとき、ステージは暗転して、次に歌われる平井堅さんにステージ中央にいらしてすでにスポットライトをあびているそのときに、客席やテレビのむこうのファンに贈られた小さな投げキッスを、わたしは思い出して、またじんときたのでした。


※皆様、先の記事を書いたあと、急遽追加の仕事が出てしまい、そちらを仕上げていたら深夜の更新になってしまいました。
そして、時間的に“ふれあいコーナー”のことを書くのが難しそうでしたので、そちらは次の記事で書きますね。
会話のながれから「櫻」や「流氷子守歌」のアカペラ歌唱を聴かせていただけて最高でした。


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