皆様、こんばんは。
昨夜の「うたコン」、ご覧になりましたか?
きよしさんの「夫婦春秋」、そして「みれん心」、素敵な素敵な歌唱でしたね。
お手紙の朗読をされた栗山千明さんは女優さんのなかでもとりわけ好きな方なので、そのことも嬉しかったのです。
「夫婦春秋」を歌いおえたときの、あの輝く微笑み。
きよしさんにとっても快心の歌唱だったのではないでしょうか。
ステージ下手側の待機席にカメラがスイッチすると、きよしさんは左胸に左手をそっとあてるような仕草をされてから、ご自身も待機席へと移動されたのです。
堂々とした歌唱ぶりから、そんなふうにはみえませんでしたが、じつはとても緊張されていたことをそのとき、感じたのです。
7日に開催されたたましんRISURUホールでのコンサートで、「うたコン」の話題をされたおり、本番で前日のコンサートに来ている皆のことを思い出して、心のなかで呼びかけてくださるという思いをお話しされたのですが、そのときにちらりと”オープニングで”と言いかけたように聞こえたのです。
それで、もしかしたらオープニングはきよしさん? という思いで放送開始を待ちました。
この日のテーマは、”心にしみる手紙でつづる愛の歌”。
暗転したステージのうえには3つのシルエットがかすかにうかびあがってみえました。
司会の橋本奈穂子アナウンサーと谷原章介さん、そしてもうひとつのシルエットは女性?
スポットライトがあたり、橋本アナウンサーと谷原さんがオープニングトークをされたところで、もうひとつのシルエットはこの日、手紙を朗読してくださる栗山千明さんだということがわかりました。
と、そのとき、下手からスタッフに誘導されて、暗転した舞台の上を歩いてくるシルエットが!
着流し姿のスラリとしたシルエットが、きよしさんだとすぐにわかりましたので、ステージの照明がつく数秒間が待ち遠しく、ぐっと目をこらしてそのシルエットをみつめたのでした。
きよしさんの「夫婦春秋」、心にしみる素晴らしい歌唱でしたね。
あふれる愛、そして迫力の歌声...。
魂の奥底から声を発して響かせてくださっていることを感じて、その歌声に身も心もゆだねて、”氷川きよし”の歌唱に聴き惚れるばかりのわたしでした。
山道をひたすら登っていたら、突然、視界が開けてどこまでも見渡せたときのような感動を味わわせていただいたのです。
なんて晴れやかで、希望にみちた励ましの歌だったことでしょう。
今こうしてそのときのことを書きながら、あらためて、”心技体”、そのすべてが拮抗しながら遙かな高みへのぼっていくそんなイメージがうかんできます。
そして、後半では「みれん心」を「Jewel(ジュエル)」がカップリング曲になっている「みれん心」(Eタイプ)のジャケットで着用されている優しいオレンジ系のスーツをおめしになって登場されましたね。
さりげなく抑えたり、ためたりしながらの表情豊かな歌唱に、主人公をどこか俯瞰する目線が感じられて、1年間精魂こめて歌ってこられた「みれん心」が、今ここにきてますます進化していることを感じたのです。
”「みれん心」の主人公も1年間、歌わせていただいて喜んでいると思います”とおっしゃるほどに主人公の心を身近に感じておられるきよしさんが、この2016年の年末に、このNHKホールで、どんな「みれん心」を聴かせてくださるのか、わたしは心底楽しみになってきたのでした。
島倉千代子さんが、紅白歌合戦を辞退することを決意され、NHKに送られたお手紙が紹介されたとき、毎年、紅白歌合戦の出場者が決定するころになると、”今年も出場できるだろうか”と夜も眠れない思いになるというくだりで、きよしさんが(きっと他の歌手の方も)大きくうなずいておられた様子が心に残りました。
デビュー以来の紅白歌合戦への連続出場について、
”当たり前だなんて一度も思ったことはありません”とおっしゃり、コンサートの日に発表がきまったときは涙されておりましたものね。
今年ももう少しで年末のいろいろな番組への出場者が発表になる時期になりますね。
と、ここで、終演後の歌のプレゼントコーナーでのことを書く前にお知らせです。
先の記事で書いていなかったのですが、きよしさんは今年も歌唱曲が「日本作詩大賞」にノミネートされたことを、立川でのコンサートのトークでおしえてくださいました。
ということは志賀大介先生がお書きくださった「みれん心」がノミネートされたということですよね。
デビュー曲の「箱根八里の半次郎」から17年連続、歌唱した楽曲がノミネートされたことになり、そちらも大快挙!
あらためてきよしさんの素晴らしさはもちろんですが、ほんとうに素晴らしい楽曲を先生方が提供してくださってきたことにも感謝の思いを抱きます。
松井由利夫先生、水木れいじ先生、仁井谷俊也先生が大賞を受賞されたときの感動も忘れられませんね。
では以下は、終演後の”歌のプレゼントこコーナー”でのことを書きますね。
終演後は3名の歌手の方から歌のプレゼントがありました。
まずおひとりめは、島津亜矢さん。
秦基博さんとの「蘇州夜曲」のコラボ歌唱、素敵でした。
「阿吽(あうん)の花」を歌ってくださいました。
最近の印象的な出会いをお話してくださったのですが、先日、お仕事の帰りに郡山駅で路上ライブをされている方に出会い、”アルバムを100枚売るまでは東京に帰れません”とがんばっていたので、亜矢さんもアルバムを購入されたのだそうです。
一生懸命がんばっている姿が亜矢さんの心に響いたのだろうなあと思いながら聞いていたところ、最後に、”4年2組”と、わざわざその方たちのお名前をおっしゃったので、亜矢さんからの”応援したい”という思いを感じて、しらべてみました。
双方のブログをお読みになると、”素敵な出会い”にこちらまで嬉しくなりました。
☆4年2組さんのブログ
☆島津亜矢さんのブログ
”歌のプレゼントコーナー”のおふたりめは杜このみさんでした。
杜さんは手紙をよく書かかれるそうで、普段は恥ずかしくていえない思いをしたためるのだそうです。
”どんな文字なんでしょう?”
との谷原さんの質問には、”POPな丸文字です”とお答えになっていました。
先日、郷里に帰った際も、別れ際に”小さな手紙”を集まったお友だちに手渡しされたそうです。
「鴎の海峡」を歌ってくださいました。
杜さんを拍手で送らせていただき、その姿が舞台袖へ...。
そこで、一瞬のうちにペンライトが夜空の星のごとくまたたいて、”きよし君!”と歓声がおこりました。
橋本さんも谷原さんも、その情熱に抗うすべはなく、思いのほかスピーディーに、きよしさんが登場されたのです。
「みれん心」のDタイプのジャケットで着用されているストライプのスーツに衣装チェンジされての登場でした。
谷原さんがオープニングの着流しをほめてくださり、”青がお似合いですね”との言葉に、
「青は僕のラッキーカラーなんです。
デビューが決まらなくて、(デビューの望みをかけて)今の事務所にいって歌を聴いていただけることになったとき、ブルーのセーターを着ていったんです」
きよしさんは”歌手・氷川きよし”の誕生が決まった、長良会長との出会いに、その日のために選んで購入したブルーのセーターを着て臨んだことを、どなたでもわかりやすいように端的にお話しされたのです。
着流しの柄が、”氷のイメージで素晴らしかった”との谷原さんの言葉に、
「はい。”氷川”ですから。でも、溶けないように気をつけていかないと(笑)」
とお応えになり、さらに、”溶けても川のながれのように”といってくださった谷原さんに、
「ながれを堰きとめてください(笑)」
と、トークまで冴えわたるきよしさんでした(嬉)。
谷原さんは、その人が嬉しくなるようなところに、ちゃんと気づいてくださる方だなあと、きよしさんを通してのこの数か月間のおつきあいでますます感じます。
そしてそんな谷原さんを橋本アナウンサーが支えて、回を重ねるごとに素敵なコンビネーションになっているのでしょうね。
『「夫婦春秋」、オープニングでしたが素敵でした」
と、谷原さんがあらためてきよしさんの歌唱を絶賛してくださったのです。
きよしさんは、恐縮した様子で、
「オープニングは緊張しますね~。
リハーサルのときは平気だと思っていたんです。
でも、本番になったら」
とここまでは真顔でお話しされていたのですが、急に、緊張を表現する”おなじみのマイクをぐるぐる回す仕草”をされたのでした(笑)。
そして、
「昨日は早く寝ました。
コンサートだったんですが、帰ってから11時間くらい眠りました。
こんなに眠ったのは久しぶりです」
と。
そして、「みれん心」のオレンジのスーツも素敵だったことを谷原さんがほめてくださると、きよしさんも谷原さんがいつも素敵でいらっしゃることを言葉にされ、
”そんな~”、”いえいえ”、”ありがとうございます”と、西寄さんがときどきおっしゃる、”ほめ殺し状態”に(笑)。
なんだかとても幸せな時間に思えたのです。
そして、あらためて「夫婦春秋」の、
「最後の”♪お前ぇ~”がかっこよかったですよね~」
と谷原さんがおっしゃると、きよしさんは嬉しそうにうなずいて、
「♪お前ぇ~」
と歌ってくださったものですから、谷原さんはその場で軽くとびあがられたでしょうか?
「やっぱりすごい! 氷川きよし!!」
と思わずおっしゃったのです。
ここで「きよしのズンドコ節」を歌ってくださることを橋本さんが紹介してくださり、きよしさんはステージ中央に進もうとされたのですが、
「あっ、ご報告があります」
と足をとめておっしゃったのです。
そして、
「私、氷川きよし、12月14日に、わたくしごとですが、けっ!」
と、強調しておっしゃると、ひと呼吸おいて、
「ていしました! アルバム『新・演歌名曲コレクション4—日本全国 歌の渡り鳥-』をださせていただきます(笑)」
”けっ!...てい(決定)しました”
ともう一度おっしゃるきよしさんに、橋本さんも谷原さんもなるほどという感じで、”けっ! ていしました”と繰り返してくださいました。
ここでも、
「『イヨマンテの夜』とかいろいろはいっています」
とおっしゃっていたので、「イヨマンテの夜」はとりわけ自信作になっているのでしょうか。
すごく楽しみですね。
「きよしのズンドコ節」を朗らかに歌ってくださり、お別れとなりました。
1月19日にウエスタ川越からスタートしたコンサートもいよいよ7日間14公演となりますね。
アルバム発売前にセットリストのリニューアルがあるでしょうか。
それともアルバム収録曲は、「きよしこの夜Vol16」での披露となるのでしょうか?
期待がふくらみ、わくわく、ドキドキしています。
この日は西寄ひがしさんも来場されていました。
座席についてから、わたしの席の左前方にすわっておられるのに気づいたのです。
みるともなくみたのに、なぜだか、西寄さんの姿がすぐに目にはいりましたので、目にはみえませんが人を惹きつけるオーラを発しておられるのかなあなんて、オーラがみえるわけでもないのですがそんなことを考えたのです。
終演後、ホールの外に出ると小雨が降っていましたが、傘はささずに、”プリンスロード”へと移動したのです。
すでにたくさんの人が並んでいたので、屋根のないエリアで傘をさす覚悟で進んだのですが、ちょっぴり隙間があり、お声をかけたら、”どうぞ~”といれてくださいました。
おかげで屋根のあるエリアで、きよしさんを待たせていただいたのです。
待っている間、周囲の方と、
”「夫婦春秋」、最高でしたね~。「みれん心」もますますよかったし”ときよしさんの歌唱の感動でもりあがり、
”11時間眠れてよかった。前の日、12時に眠ったっていっても熟睡できていないでしょう?”
とおっしゃる方がいれば、”そうよね~”と、話すほどに思いが一緒であることを感じておりました。
”あっ、あれ、きよしさんの車じゃない?”
と、どなたかがおっしゃると、”キャー”という歓声がおこりました。
きよしさんを乗せた車は、”プリンスロード”の列に直進すると、ぐうっと左折して、列の至近距離をゆっくりと速足くらいのスピードで走ってくださったので、きよしさんの笑顔が眼前に。
そして、なぜだか、このときは優しくふってくださっている手にわたしは見惚れたのです。
”プリンスロード”と反対側の道路をきよしさんの車が走っていくところまでお見送りさせていただいて、帰途についたのでした。
文末に。
「Jewel(ジュエル)」の、
”いつか運命(さだめ)が分けるまで 小さくても Jewel”
という歌詩の重みを、7日の立川でのコンサートのきよしさんの歌唱から感じていました。
そして、昨年末に大阪でお会いした方が、その日のコンサートできよしさんが歌ってくださった「夫婦春秋」を聴いて、夫婦の在り方やご主人に対する思いを受けとめなおしたことをわたしにお話しくださって、
「また、年若いきよし君におしえられました」
とおっしゃっていたことが思いだされました。
きよしさん同様に、独身で、結婚したことがないわたしですが、きよしさんの歌唱に”人の絆”の深さを感じさせていただき、あらためて、すべてが当たり前ではなく、有り難いもの。
だからこそ、”ありがとう”と感謝して生きていきたいという思いにさせていただいています。
※前後しますが、アップできていない”ふれあいコーナー”でのこと、丸亀から立川の分までアップしていきますね。
そして、ぜひ紹介したかった動画も!
それではまたお逢いできますように。