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Channel: 天晴れ! HK伝説 ~氷川きよしさんに出会えた奇跡に感謝!~
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”純な心を忘れない。おれの心は変わらんばいっ!” きよしさん、芸道17年おめでとうございます。

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中野サンプラザホールでおこなわれたコンサート、夜の部に参加しました。
この日は氷川きよしの”デビュー記念日イブ”ということで、日本全国のみならず海外からもファンが会場にかけつけ、開演前から熱気ムンムン、”きよしコール”も司会の西寄ひがしさんが声をかけるより早くまきおこったのでした。

オープニングに「きよしの日本全国 歌の渡り鳥」を歌われると、客席にご挨拶されたきよしさん、客席に台湾や韓国のファンの方をみつけられるとお声をかけられ、あらためて国境を軽々とこえて広がる”氷川きよし”人気を実感したのです。
「世界はひとつです。
人を思う気持ちは同じ。大切な人を亡くしたら誰だって悲しいし、親が子どもを思い、子どもが親を思う気持ちも一緒です」
と、きよしさんはそんなふうにおっしゃっていたかと思います。
きよしさんの髪は短めでキリリとした印象をうけました。


”ふれあいコーナー”にはいる前の西寄さんとのトークでは、この中野サンプラザで初のワンマンコンサートをおこなったことから、
「はじめてのワンマンコンサートをやるよっていわれて。
チャレンジするステージだからって。
僕、プレッシャーでしたね」
と、きよしさんは当時をふりかえっておっしゃり、自分ひとりだけのためにお客様がチケットをわざわざ買って会場にきてくださることへの大きな責任感をいだかれていたのでしょうね。
「”チャレンジステージ”というタイトルで昼夜2回公演でした。
そのときは演出家の先生がいらして。
”(大きなホールだから)オーバーにやりなさい”っていわれて。
僕、まじめだからぁ~、こんなふうにやっちゃって」
と、きよしさんはそのときの3割増しくらいのオーバーアクションをされたので場内大爆笑。
きよしさんも笑いながら、
「だから僕、はずかしくて、その映像みられません(笑)」
と。

そして、全国各地をまわったキャンペーンの思い出もお話しくださいました。
「キャンペーンは楽しかったんです。
”夜キャン”っていうのかな?
今はあんまりしないみたいだけど、スナックやバーで歌わせてもらうんです。
泥酔している人もいましたね~。
着替えの部屋も1畳くらいしかなくて。
そこにゴキブリがでてきて、ギャーッって(笑)。
もう、いろんなところで唄いましたよ~。
北海道だったかなあ。
団地で奥様がカラオケ教室をされているところにもうかがって「箱根八里の半次郎」を8トラックで唄いました。集まっていた生徒さんがCD6枚買ってくださって。
先生が、”わたしが漬けたのよ~”って漬物をご馳走してくれました」
きよしさんは懐かしそうに、そして行く先々で人の心を感じることができたのだとお話しくださったのでした。


西寄さんによりますと、きよしさんは会場に到着されると、今の思いを書をしたためたそうです。
その書をステージで披露してくださったのですが、終演後ロビーに展示され、写メOKでしたので、ここでアップしますね。

イメージ 1
※きよしさんがこの日、ホールに到着してからしたためた書です。

”芸道十七年 感謝”
というこの文字をみつめていると、胸が熱くなってきます。

昨年の大みそかの「NHK紅白歌合戦」で、熊本城から生中継で歌唱された「白雲の城」の素晴らしさを、
「日本の歴史、雅、美しさを表現できるのは氷川きよししかいないと確信いたしました」
と西寄さんが讃えてくださると万雷の拍手がおこりました。
きよしさんの歌唱で、わたしたち日本人は日本の素晴らしさを再発見し、忘れているものにきづかせていただいてきましたし、海外の方は日本の魅力を感じとって海を渡って日本にきてくださっているのだと思うのです。
この日もきよしさんは2020年の東京オリンピックへの抱負を言葉にしてくださっていました。
”氷川きよし”の歌声が、日本中を明るくし、世界中にその魅力がつたわっていくイメージがどんどんふくらんできますね。

そして、30代最後の年という話題になると、
「40代になったら、自分の幸せもたいせつですけど、やっぱり自分の幸せだけではなく、いろんな人のために(僕にできる)いろんなことをしていきたいです。
もう、40歳っていったら、いいかげん、大人でしょっ!
ねっ、おっちゃん!
おじちゃんです(笑)」
きよしさんは、そういって皆を笑わせてくださり、さらに、お風呂のお湯をまこうとして、同じ動作を繰り返していたら、ぎっくり腰になってしまった比較的最近の体験をお話しくださり、
「だからからだは鍛えて。
若々しい心をもってオシャレな大人になりたいですね」
といい添えておられました。

もう、これまでだって、いつも自分のことをあとまわしにして皆のためにがんばってきてくださったきよしさんなのに、さらにそんなふうに思っておられることに胸が痛くなるほど感動したのです。


イメージ 2
※開場後は階段横にめだたなく置かれているこのボードに
なぜだかいつも心惹かれて写メするのです。

”ふれあいコーナー”では、2階席の三郷市からお越しの方が当選されました。
昨年の「NNK紅白歌合戦」でのきよしさんの歌唱に感動し、この日は”初コン”。
きよしさんの大ファンの妹さんにチケットをとっていただき、ご用事のため2日のみに参加する妹さんにペンライトを貸していただいての参加ということでした。
しきりに、”妹に申し訳ない”とおっしゃり、この日も帰宅したらすぐに報告し、色紙は妹さんにプレゼントされるとお話しされていました。

おふたりめの当選者は1階席におすわりの茨城からお越しの方でした。
大阪で生まれたその方はお父様も結婚されたご主人も転勤族でさまざまな地で暮らした経験がおありで、きよしさんの郷里の高宮に住んでいたときに、ご主人と出会いご結婚されたそうです。
そのご主人が3年前に他界され、悲しくさみしい思いをきよしさんが癒してくださったことをメッセージ用紙に書いてくださっていたのですが、あらためて、
”主人が亡くなってから、ほんとうに氷川きよしさんの歌に癒されています。ありがとうございます”
と、その方はていねいにお礼をきよしさんにおしゃったのです。
その方の思いや、きよしさんの歌声への感動がわたしの胸にもまたつたわり広がっていきました。
きよしさんは丁寧にお礼をおっしゃり、お子さんのことをうかがうと、息子さんおふたりと娘さんがいらっしゃり、同居はされていないようですが、心の支えになってくださっていることをお話しくださったのです。

ここで、
「かあさん日和」と「Jewel(ジュエル)」を唄ってくださったので、わたしもまたさまざまな人生模様を思い描きながら、心洗われる思いにさせていただきました。

「おとこの詩」を唄われたあとのラストトークでは、きよしさんの言葉を待ちきれないように、”きよしコール”がおこったので、きよしさんは、”あら、どうしましょ”という様子で、笑顔でうなずかれていたのです。
そして、
「ありがとうございます」
とお礼をおっしゃったところで、きよしさんのつぎの言葉を待って”きよしコール”はぴたりとやみました。

きよしさんんは、あらためて明日からデビューまる17年。18年目に突入することについて、
「おかげさまで18年めです。明日から...。
芸能界って浮き沈みの激しい世界ですね~。
ブームがあるとブームの流れのほうにいきたくなりますでしょ。
僕だってそういうこともあります。
でも、流されない強さも大切だと思うんです。
いちばん大切なものってなんだろう? って考えると、それは”心”だなって思います。
そういうことをひとりの歌手として、ひとりの演歌歌手として、」
きよしさんはそこまでおっしゃると、すこしはにかんで、
”おこがましいですが、アーティストとして”
と、前置きしつつも、”アーティスト”にとりわけ力をこめておっしゃると、
「つたえていきいと思います。
僕は命あるかぎり唄います。
この命をまんべんなくつかって唄ってまいります」
と結ばれたのです。

そんなきよしさんに、
えっ、なんで今さら照れるの?
と、わたし思ったのです。
だってきよしさんのことを今や多くの方が”アーティスト”とうけとめているでしょうし、わたし自身ももういつからだったか思いだせないくらい前から思っているのに...。
でも、そこがきよしさんの正直で照れ屋さんなところなんでしょうし、ご自身が本気でそう思っているからこその自負に裏打ちされた照れなのだろうなと受けとめて。
やっぱりそういうところが素敵だなあとまた感じておりました。

これから「男の絶唱」を唄うということで、
「1年ぶりの新曲を3月7日に発売させていただきます。
『男の絶唱』という曲です。
泥の中に咲く水連のように生きたいという思いが描かれています。
この主人公のように泥の中にいても純な心は忘れたくないと思います。
世のなかも人の心もいろいろ変わっていくものだと思うけど...。
おれの心は変わらんばいっ!
この歌が皆さんにとっても人生の応援歌になることを願っています」

きよしさんは「男の絶唱」についての思いを語られると、フルコーラス、鮮やかにエネルギッシュに唄ってくださったのでした。


「白雲の城」の圧倒されるような迫力の歌唱にただただ聴きいり、
アンコールの「イヨマンテの夜」、「きよしのソーラン節」に、これほどまでに自分を感動させ、熱狂させてくださる”氷川きよし”の無尽蔵の魅力に、心がいっそうわくわくしたのです。

そしてラストは「きよしのズンドコ節」。
「よろしかったらお立ちください」
とのきよしさんの言葉に、その場で立ちあがり、きよしさんがマイクを客席にむけてくださったところでは大きな声で唄わせていただいたのです。
歌唱につづけて”きよしコール”もいれるので、嬉しい大忙し状態の客席でした。

さあ、明日はいよいよデビュー記念日ですね。
夜の部に参加させていただきますので、またご報告させていただければと思っています。


そして最後にこの画像をご覧くださいませ~。

イメージ 3


きよしさんの書を写メする図でございます。
終演後の幸せいっぱいの空気がつたわりますでしょうか。
先にアップした画像を撮るのは至難の業でした(汗)。
もまれもまれて、少しずつ中央に移動して、前後左右を囲まれながら、息をとめてシャッターをきりました。
その努力の甲斐あって(?)、先の画像には静寂がただよっておりますでしょ(ちょっと自慢・笑)。
でも実際はこんな状況だったのです。



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