昨夜の「うたコン」、ご覧になりましたか?
レッド系のロングジャケットの衣裳も、ヘアスタイルもノーブルでエレガント!
プリンスモード全開で「きよしのズンドコ節」を歌唱されるきよしさんを、NHKホールの片隅でただただうっとりみつめ、その歌声に聴きいっておりました。
と、ここで今か今かと心待ちにしていた「新・演歌名曲コレクション7 ―勝負の花道-」のジャケットが公開されましたね。
※ダブルクリックすると拡大してご覧いただけます。
きよしさんがおしらせくださっていたように、”ひと目見ただけで、ハッ!と元気が出て、ヨイショ!と幸せになるような(笑)、華やかなピンク色”ですね。
Aタイプ、Bタイプ個別のジャケットは、発売日前に曲目リストを更新しますので、そのときにアップしたいと思います。
今夜は相模女子大学グリーンホールでおこなわれるコンサートの夜の部にいってまいります。
その前に映画会社の試写室に寄って新作をみせていただかないとならないので、昨夜は先に締切のある原稿のまとめをしていたら、眠気が...。
というわけで朝の更新です。
それにしても昨日は暑くて、暑くて...。
今日も真夏日との予報ですが、そんなに暑いなか、きよしさんにお逢いするとさらに体温が上昇!
もう、ふらふらです~(笑)。
開演前の前説を担当されていたディレクターさんは、緊張されていたこともあるかもしれませんが、どちらかというと淡々とした語り口調の方。
出演者の紹介も淡々とされていったんですが(笑)。
「氷川きよしさん」
と、きよしさんのお名前が呼ばれた途端の大声援と拍手に、
「うわっ、黄色い歓声が!
仕方ないですよ~。
仕方ないです~」
と(笑)。
そう、あえて翻訳するなら、
”黄色い歓声を発するのも、思わず拍手に力がこもってしまうのも、あれほど素敵な氷川きよしさんなんですから、仕方ないです~”
ということになるでしょうか。
なんだか、ほっこりしたのです。
そして、
「今日は氷川さんの”ズンドコ節”でかけ声をかけていただきたいと思いますので、今さらという感じではありますが、練習させてください。
ちょっとだけ、僕が唄いまけど、いいですか?」
とどこまでも奥ゆかしいディレクターさんに、”まかせておいて~”というような大きな拍手がおこりました。
その勢いで、郷ひろみさんの「男の子女の子」のかけ声の練習もして、万全、そして和やかなムードのなか、司会のおふたりにつづいて出演者をお迎えし、放送開始を待ったのです。
二葉百合子さんの「岸壁の母」の素晴らしい歌唱でスタートし、つづいてはきよしさん。
颯爽とした歌唱のなかに、主人公の青年のこころがつたわってきて...。
きよしさんがこの曲を唄うとき、歌の主人公に、状況したころ、そしてリリースした当時の自分を重ねて唄っておられることをあらためて感じたのです。
だから、いつ聴いても何度聴いても、初めて聴いた日のように新鮮なのだと感じ入り、すでにたくさんの錦を故郷に飾られた今も、慢心することなくすっと初心にもどることができるきよしさんに見惚れておりました。
ああ、わたしもそんな思いで生きていきたいと、きよしさんに憧れのような思いを抱いたのです。
印象的だったのでは、天童よしみさんが「きずな橋」(作詩は水木れいじ先生、作曲は水森英夫先生)を歌唱されていたときのこと。
きよしさんは、天童さんの歌声に聴き入っておられるうちに、一緒にくちずさみ、後半は一緒に唄われているかのようでした。
そんなきよしさんを目にして、きよしさん、「きずな橋」がお好きなのかなあなんて思ったのです。
さて、以下は終演後の歌の”プレゼントコーナー”のことを書きますね。
トップバッターは市川由紀乃さん。
中森明菜さんの「難破船」を紫の着物で歌唱され、ムーディーで素敵でしたが、司会の谷原章介さんが、市川さんの足元に気づかれ、ステージのずっと上のほうに2階席、3階席の方が見やすいようにスクリーンが設置され、終演後のこのコーナーのときもステージの様子が映しだされるのですが、足元がクローズアップされると、黒いレースの足袋をはいておられました。
「いやあ、(この足元をみたら)、一瞬、”ナンパ”したくなります」
と谷原さん。
市川さんは、ご自身にとってだいじな曲である「難破船」のイメージをふくらませて、足元にもこだわったことをお話しくださったのです。
出演者のこだわりを見逃さない谷原さん、さすがですね。
市川さんは丘みどりさん、杜このみさんと3人で、ユニットを結成されたそうで、現在は仮称で”新演歌三姉妹”とされ、ユニット名募集中だそうです。
興味のある方は下記で確認してみてくださいね。
☆キングレコードHP
市川さんは「うたかたの女」を唄ってくださいました。
おふたりめは半崎美子さん。
放送時の真っ白な衣裳をお召しになっていました。
いろいろな場所で唄ってきたなかで、”受け取る力”が身に着いているのかもしれない”とおっしゃっていて、その言葉がこころにのこりました。
「あるときはお客さんがおじいちゃんと犬ということもあって。
そのときは、もし犬が吠えたら終わりみたいな状況でした(笑)」
とお話しされ、NHKホールでの歌唱された感想をたずねなれると、
「どんな場所でも唄うんだという思いでやってきましたから...」
と前置きされたあと、
「お客様がいてくださるので、安心して気持ちよく唄えました」
というようなことをおっしゃっていたのです。
半崎さんは”受け取る力”とおっしゃっていましたが、どんなときもお客様がみえている方なのだなあと好感をいだいたのです。
唄ってくださったのは、「明日への序奏」でした。
さあ、そして、ラストの3人目の方は?
半崎さんをお見送りさせていただくと、谷原さんと小郷知子アナウンサーがなにもいわないうちに、ペンライトが星のようにまたたきはじめ、歓声がおこったのです。
「もう、待ってください、待ってくださいよ」
と、谷原さんが無駄な抵抗を試みたのですが、すぐに観念され(笑)、
「それでは、皆さんが呼んでください!」
と。
きよしさんも番組のなかでお召しになっていた衣裳で登場されました。
番組でも紹介された「きよしのズンドコ節」の当初の歌詩の話題になると、
「3コーラス目は、もともとは恋の歌で、コンビニの店員の女の子に惚れて、通いつめて、歯ブラシ買って」
とおっしゃったながれで、
「♪た~ま~り、たまって50本」
と唄ってくださったのでした(喜)。
「デビュー3年目で忙しくさせていただいていたので、家に帰れなくて。
僕ひとりっこでしたから」
と、きよしさんが過去形でおっしゃったところに、
「えっ? ひとりっこはずっとひとりっこでしょ? ね、何年経ってもね」
と谷原さんがつっこまれておりました(笑)。
そして、
「”氷川きよし”っていったら、”ズンドコ節”っていうイメージが”あれ”しているみたいですけど」
とのきよしさんの言葉には、
「はい、”あれ”してますね」
と息ぴったりの谷原さんでした。
「もともとは”やだねったらやだねのおにいちゃん”だったんですけどね」
と、きよしさんがおっしゃったのです。
谷原さんが、
「”ズンドコ節”の歌詩がそのままで恋の歌だったら印象がちがっていたでしょうね」
とおっしゃると、
「そうですね。(今の歌詩だと)気合、入れて進んでいくぞ~っていう気持ちになるんですよね。
だから、なんとかここまで生き残れたんだなって。
(『きよしのズンドコ節』は)最初、5コーラスあったんですよ。
すごい長いなあって思って。
でも、会社の偉い方たちが相談されて3コーラスになったんです(笑)。
今は、ありがたいなあって思って唄っているんですが」
と、ここまでお話しされると、ご自身で話題をチェンジされて(笑)、
「お疲れのところすみません。
5月29日にアルバムをださせていただきます。
『新・演歌名曲コレクション7-勝負の花道-」です。オリジナルとカバー曲の全13曲がはいってございまして。
氷川きよしの「無法松の一生」を唄いたいと思ってつくっていただいた、『きよしの人生太鼓』という曲もはいっています。
僕のここころ、九州男児のこころが、”ちょっとだけ”はいっています。
九州男児のDNAが、”ちょっとだけ”あれして(笑)」
と自らPRされていました。
そして、唄ってくださったのは「勝負の花道」でした。
胸のすくような気持ちのよい歌声に、一緒にかけ声をかけ、気分爽快になったのです。
終演後はステージセンターで大きく大きく手をふってくださっていました。
きよしさん、素敵な歌唱とパフォーマンス、そしてまごころのトークをありがとうございました。
※以上駆け足で失礼します。
あ、そして、今日から明治座さんでの1か月座長公演(9月30日~0月29日)の抽選予約がスタートしますね。
公演は下記の二部構成。
第一部 母をたずねて珍道中 お役者恋之介旅日記
第二部 氷川きよしコンサート2018 in明治座
詳細は下記でご覧いただけます。
きよしさんのおかげで嬉しい忙しさ!3月後半の不調、そして風邪が治って、健康のありがたみをしみじみ感じています。
また、今夜お会いできますように!