昨日、三越劇場で「マクベス」を観てきました。
主演・演出は横内正さん。
横内さんはわたしが敬愛する蜷川幸雄さんと深い交流があり、、蜷川さんが演出されたシェイクスピア劇にも5作ほど出演され、いつかは”横内流マクベス”をとおっしゃっていた夢をかなえての舞台でした。
信頼の厚い俳優さんを集めての「マクベス」は、まさかの激しい戦闘シーンもあり、客席も舞台の一部に変え、観客を巻きこむ演出、英国の物語でありながら、和やアジアンテイストを融合させた衣裳やセットなどなど、蜷川さんに通じるものもあり、蜷川さんへのリスペクトをの思いも感じました。
まさに”YOKOUCHIマクベス”の誕生です。
横内さんはじめ、共演された俳優の皆さんの熱演に、こちらも胸熱くなりました。
横内さんはじめ、共演された俳優の皆さんの熱演に、こちらも胸熱くなりました。
上演期間が4日間8ステージのスペシャル公演ですが、当日券があるそうですので、ぜひ!
出演は、田村亮さん、一色采子さん、松村雄基さん、崎本大海さん、加藤頼さん棚橋幸代さん、佐藤正宏さん、佐々木正洋さんといった実力派揃いです。
ところで、横内さんといえば、わたしたちにとっては、「銭形平次 ~きよしの平次 青春編~」で、きよしさんがお世話になったことが思い出されますね。
2011年6月の千穐楽について、わたしは、こんなふうに書いていました。
そして迎えた千秋楽。きよしさんは登場された時からすでに涙されていました。最初の台詞を言おうとして、様々な思いが去来したのでしょうか。母親役の大空真弓さんも涙でした。そしてその二人のやりとりを見守る八五郎役の西山浩司さんも涙され、西山さんは思わず干してある洗濯物で涙をふかれていたのです。”がんばれ、きよし、がんばれ、平次!”きよしさんの一挙手一投足に皆のそんな思いが向けられていたのではないかと思います。西山さんが”最後の柿ですね”とアドリブでおっしゃると、きよしさんはまた涙でした。けれども休憩を挟んで後半になると、きよしさんは俄然キリリとして平次を演じられたのです。台詞はいっそう冴えて、見得も惚れ惚れするほどにキマるのでした。私がとりわけ忘れられないのは、多くを学ばせていただいたに違いない横内正さんとの数々のシーンです。涙を見せず、澱みなく堂々と演じるきよしさんから、教えていただいたすべてを今日ここでお見せし、横内さんに感謝を表したい...。横内さんへの深い敬愛の思いが、ひしひしと感じられて胸熱くなりました。きよしさんほどの感性の持ち主ならば、横内さんの演技に底知れない奥深さを感じ畏敬の念を抱かれたのではないかと思うのです。
さて、明日17日はNHKホールで開催される「長良グループ 新春豪華歌の祭典」にいってまいります。
その一瞬に賭けて、写メがんばってみますね(嬉)。
文末に懐かしい画像を!
それではまたお逢いできますように!