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Channel: 天晴れ! HK伝説 ~氷川きよしさんに出会えた奇跡に感謝!~
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”また恋之介にどこかでお会いできることを楽しみにしていてください” 千穐楽のカーテンコールで、万雷の拍手が、われらが゛きよし座長゛を包みこみました。

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”皆様、大変長らくお待たせいたしました”
と書きかけて、ああ、お芝居では曾我廼家寛太郎さんのこの台詞のあと、、”恋之介さま、はりきってどうぞ!”と送りだされて、恋之介さまが登場するのよね~と思ったりして(嬉)。
なんだか、わたし”恋之介ロス”?
でも、この記事で千穐楽のカーテンコールのことを書いてみようと思いますが、”続篇”という言葉が多くのきよしさんはもちろんのこと、共演者の皆さんからもでていましたから、またお逢いできるでしょうか。

新歌舞伎座さんで5月18日から27日まで開催された、きよしさんの座長公演の千穐楽をみているうちに、なぜかわからないのですが、どんどんきよしさんが「草笛の音次郎」を演じたときのことが思い出されてきたのです。
2003年に名古屋の中日劇場さん、新宿コマ劇場さんでそれぞれ1か月ずつ公演を開催され、年があけて新歌舞伎座さんでの公演で演じ納めになったのですが、ほんとうにさびしくてさびしくて...。
そのあとにさまざな主人公を演じてきてくださり、こころ躍らせながら観させていただいてきましたが、あらためて、この一瞬、一瞬はもうもどってこない時間なのだと実感したのでした。

一瞬一瞬、生きていることが、奇跡のような尊いものであることを思って、深く感動しながらも同時に泣きたくなるほどせつない思いになったのです。
幕間のロビーでの一瞬一瞬までが映画をみているように鮮やかで輝いているようで...。

わたしは、そのとき、ロビーのボードにきよしさんが書きこまれたメッセージの”輝きますね!”という言葉の重みを感じました。

すごい、きよしさん。
きよしさんのステージで大きな感動をくださり、きよしさんの輝きが劇場中に広がって、そしてわたしのこころの奥にまでとどいて...。
だから、見るものがみんな輝いてみえてくるんですもの。
と、そんなふうに思っていた千穐楽だったのです。


イメージ 1
※10日間、ロビーでお出迎えしてくださったきよしさんの分身です!


そして、先に、先の記事で書かせていただいた砂漠のバラ、今朝一輪咲きました(嬉)。
令和という時代のはじまりの月の最後の日に咲いてくれるなんて!

皆様、
「きよしの令和音頭」が聴こえこませんか?

イメージ 2
※令和元年 5月31日にはじめて1輪咲きました。


では以下は、千穐楽のカーテンコールのことを。
アンコールの最後の曲である「きよしのズンドコ節」を歌い終えると、大エンディング。
大きな拍手と歓声が巻き起こって、”氷川きよし日本一!”というような声援もあちこちからきこえてきたのです。
きよしさんは、上手、下手、センターと移動されて手を振りながら「お元気で”」とおっしゃり、お礼の言葉を述べられてはお辞儀をされていました。
エンディングテーマがながれてきたところで、ステージのセンタ-階段にあがることを忘れていたことに気がつかれて、笑いながらあわてて駆けのぼられたのです(喜)。
そんなきよしさんに、いっそう拍手と歓声が大きくなって...。
10日間、16公演の幕がおりました。

鳴りやまない拍手...。
そこで、「恋之介旅日記」がながれてきて、ふたたび幕があきました。
ステージに全30名のオールキャストの皆さんが並ばれ、カーテンコールが西寄ひがしさんの進行でスタートです。
きよしさんはセンターにいらして、アンコールのときにお召しになっていたゴールドスパンコールにヒョウ柄が描かれた衣裳のままでした。

きよしさんご自身が、メインキャストの皆さんにお話をうかがっていくことになり、
トップバッターは花浦愛一朗さん。地元のヤクザ岩鉄を演じた方で、「草笛の音次郎」以来の共演だったそうです。
「今回、氷川さんのことを、なんて呼んだらいいのかなって思って。やっぱり座長っていったほうがいいのかなって?」
と花浦さんがおっしゃると、
「いや、もう”ダチョウ”でもなんでもいいんですよ~」
ときよしさんがおこたえになったので、
「じゃあ、きーちゃんで」
と花浦さんは笑っておられました。

「草笛の音次郎」のときをふりかえって、
「あのときは、こだわりがあって、(時代劇の)カツラをつけなかったんですけど、今、みると、ひとりだけ稽古のままの人がいるみたいで。
あの、やっぱり時代劇でカツラ付けない人ってはじめてだったでしょう?」
と、きよしさんがこのときばかりとおたずねになると、
花浦さんは、
「そうですね」
と即答。

きよしさんは苦笑されていましたが、この記事の冒頭に書かせていただきましたが、お別れがさびしくてならないほど、魅力的な”音次郎”を表出させてくださっていたのですもの、気にされる必要ないのじゃないかしら?
同じように多くの方が”音次郎”に感動されたからこそ、石松、太助、平次、辰五郎、次郎吉とリレーのようにバトンを引き継いできたからこそ、今の恋之介が生まれたのでしょう?
と、そんなことをわたしは考えていました。

イメージ 4


おふたりめは伽代子さん。”いろは姉さんこと佐野川いろは役でオープニングを盛りあげてくださいました。
欽ちゃん劇団の方で、「最上の船頭」のPVでは鳥追い女を演じてくださっていますが、
「ダチョウ? 座長? きよちゃん!
とまず、きよしさんに呼びかけられると、
「気持ちのよい拍手です~」
と冒頭のセリフをおっしゃったので、大きな拍手が客席からおこりました。
きよしさんは萩本欽一さんの舞台をご覧になることもあるそうですが、伽代子がお綺麗で演技もお上手であることをおっしゃると、
「もっといってください~」
とおっしゃったので、場内大爆笑でした(笑)。

つぎは、地元のヤクザ・髑髏の甚兵衛役の山田竜王さん。
お芝居では強面ですが、ふだんは優しい方であることをきよしさんがおっしゃっていたのです。
「明治座では子分の岩鉄を演じていましたので、今回は出世しました(笑)。
10日間、楽しかったです。きよちゃん、ありがとう」
とお礼を述べられました。
劇中、この方が、西寄さん演じる地蔵に扮した茶店の主人のアタマを叩くシーンが毎回あって、痛そうと思っていたのです。
ここでのやりとりで、カツラのなかに鉄板をいれていたので、少しも痛くなかったことを、西寄さんが種明かししてくださいました。

つづいて、おとき役の城山美佳子さんを紹介され、アイドルグループ・パンプキンとして活躍されていたことを西寄さんが話題にされると、
「何年くらい活動されていたんですか?」
ときよしさんがインタビュー。”7年くらい”というおこたえに、
「意外と短いわねっ!」
ときよしさんは黒柳徹子さんの声マネを(笑)。

ここで、”憎っくき六条剛右衛門”を演じた竜川剛さんとなったのですが、開口一番、
「きよちゃん、最高です! 好き!」
とおっしゃり、さらに
「明治座とあわせて40日間、無事終了できました。ありがとうございます」
と胸熱くなるお言葉を。
竜川さんは、邪魔者を次々の亡き者にしようとする冷酷無比な悪役を演じられましたが、後半、どこか憎めないものを感じさせるのは、あたたかなお人柄がにじんでくるからなのでしょうね。

イメージ 5


つぎは、恋之介のお母さん・六条春絵を演じた栗田よう子さん。
「大阪に滞在した12日間に2キロ太りました」
と告白を(笑)。
お綺麗な栗田さんに、皆が、”少しもわからない”とフォローされると、
「着物だとめだたないんです(笑)。
毎日、たくさんのお客様にお越しいただいて、拍手をいただいて、ほんとうに感動しました。
この感動とふえた2キロを東京に持ち帰りたいと思います」
とのこと。

きよしさんは、そんな栗田さんとのシーンを思いかえされ、
「(栗田さんとのシーンでは)、自分の母にいってあげたいなって思うセリフがたくさんあるんです。
実際に(母に)会うと、フンッってなってしまっていえないんですけど(笑)。
でもあのシーンを演じていると、母への感謝の思いがわいてくるんです」
と。

そして、稲葉雅楽頭役の加納竜さんを紹介されようとして、
「加納さんとは今回初めてご一したんですよ。ええと、なんてお芝居でしたっけ?」
と、きよしさんがおっしゃったので、西寄さんが、
「あなたのお芝居ですよっ!」
と突き放したようにひとこと(笑)。
でも、苦笑されているきよしさんに、”「恋之介旅日記」”とフォローされたかと思いますが、
「加納竜さん!」
と、きよしさんが紹介し、西寄さんが、45年前はアイドルとして活躍されていたことを補足されると、大テレの加納さん。
そこできよしさんが、
「うちの母も喜んでいました。”加納さんやろ”、”加納さんやろ”って(笑)」
と。きよしさんのご両親もこの公演に来場してくださったのですね(喜)。
楽屋がお隣どうしだったそうですが、
「お芝居して、歌って。もう感動ですよ~。
私のシーンでは、氷川さんは頭をさげているので、一回くらい、”頭をあげよ!”!っていってみたいと思ってたんですけど、いえませんでしたね~。
千穐楽を迎えられ、お客様に、氷川さんのご両親になりかわってお礼申しあげます」
と結ばれました。

ここでいよいよ曾我廼家寛太郎さん。今回は恋之介の育ての親・嵐源之丞役で八面六臂の大活躍でしたね。
「いよいよ終わりだと思うと、さびしくてさびしくて仕方ありません。
これからも氷川さんと新たな旅日記をつづけていきたいです」
とのお話にじんときてしまいました。
きよしさんが、
「寛太郎さんには背中? 胸をかりてっていうんですか。
ほんとうにいろいろなことを教えていただいて、支えてていただきました」
と、おっしゃると、寛太郎さんが
「いつかかえしてねっ!」
とおっしゃったので大爆笑になりました(笑)。
今回の公演中に寛太郎さんにお好み焼き屋さんにつれていっていただいたそうですが、スジ肉がはいっているものがとくにおいしかったとおっしゃっていました。

イメージ 6


山村紅葉さんは、閻魔のお京役のお芝居とはうってかわって、今の季節にぴったりのさわやかなお着物(青紅葉が描かれていたでしょうか)をお召しになってエレガントなムード。
「きよちゃんは、1回も不愉快な表情をみせたことないんです
お客様が毎回、拍手と声援をくださって、おかげでほんとうに安心して楽しめる舞台でした」
とご挨拶されました。
紅葉さんは宿泊されたホテルの売店にあったダックスフントのぬいぐるみを3つ購入して、きよしさんにプレゼントしてくださったそうです。
「ぬいぐるみをいただいて、おかげでとても癒されました。
おかもちもありがとうございました」
とあらためてお礼をきよしさんはおっしゃいました。

いよいよベンガルさんです。
「大阪の皆様、すごいです。何人か舞台にあがってくるんじゃないかって思いました(笑)。
すごくアクチュアルで楽しんでやらせてもらいました。
次もやれたらって僕も嬉しいです。
でも僕ももう少しで70歳ですから、早くお願いしますよ」
と。
そんなベンガルさんに、”なにをおっしゃるんですか~”というリアクションがそここでおこっておりました。

きよしさんはベンガルさんが演じる佐野川権三郎座長とのシーンを振りかえられ、
「ベンガルさんのセリフには、”こころのままに生きるんだよ”とか、たくさん励まされるものがあって。そのたび、自分自身が励まされていました。
ありがとうございます」
ときよしさんはおっしゃったのです。

とここで、西寄さんが、
「最後はこの方でしめていただきましょう。
嵐恋之介、氷川きよしさん!」
とおっしゃると、しばし沈黙、そして、
「あっ、自分?」
ときよしさん(笑)。

わたしは、そんなきよしさんに、きよしさんが誰よりもこの時間をたいじにされ、楽しまれていることを感じたのです。

きよしさんは感謝の思いを言葉にされると、
「インタビューできなかった皆さんもありがとうございました。
楽団の皆さん、スタッフの皆さん、お客様を誘導したり劇場のおそうじをしてくださった劇場の皆さん。
そしてお越しくださったお客様!
そのひとりひとりがこの舞台の主役です。
そのなかに自分も参加させていただいていました。
これから皆さんもそれぞれの舞台で輝いてください。
また恋之介にどこかでお会いできることを楽しみにしていてください!」
と嬉しいお言葉が!

最後は「きよしのズンドコ節」でお別れとなりました。
”皆さん、歌ってください”といいかけたのですが、インタビューのためのマイクがあるだけだと気づかれると、ご自身が勢いよく歌い出され、共演者の皆さんはその場で一緒に歌ってくださっていました。
ステージと客席が一体になっての「きよしのズンドコ節」に、われらが”氷川きよし座長”はなおいっそう輝きをましながら声高らかに歌われたのです。

きよしさん、
きよちゃん、
40日間、56公演。
あなたの分身のような”恋之介”に出逢わせてくださってありがとう。
そして、熱唱の数々...。
とりわけあなたの「百万本のバラ」には、感動で今もこころふるえます。

幸せな令和元年の最初の月のしめくくりに、7年かけて育てた、わたしのこころのバラを贈ります。

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さあ、いよいよ来週はニューアルバムの発売ウィークですね!
「新・演歌名曲コレクション9-大丈夫/最上の船頭ー」がはやく聴きたいです~(嬉)。

6月3日には池袋サンシャインシティ噴水広場で発売記念イベントが開催されますね。
わたしも参加させていただく予定です。

来週末はふたたび関西へいくことになっていまして、熱い6月になりそうです。
そのことは、「命くれない」への思いと一緒に次の記事で書かせてくださいね。

またお逢いできますように!


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