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Channel: 天晴れ! HK伝説 ~氷川きよしさんに出会えた奇跡に感謝!~
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会話のなかにも歌がポンポン! 「NHK歌謡コンサート」の終演後も大熱唱のきよしさんでした。

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昨夜の「NHK歌謡コンサート」、ご覧になりましたか?
テーマは「古賀メロディーよ 永遠に」で、出演者の皆さまの熱唱、素晴らしかったですね。
そして、そして、われがら氷川きよしの歌う「湯の町エレジー」のなんて素敵だったことでしょう。
美しい高音の響き、そのたび惹きこまれ、うっとりさせられる七色にキラキラと光り輝くこぶしまわし...。
主人公の吐息や、その心のふるえまでが伝わってくるような繊細で情感豊かな歌唱に、吸い込まれるような思いがしたのです。
伊豆の山々や、湯の煙、きよしさんの向こうにその主人公の輪郭がうかんで次第に濃くなっていきました。

以下は、最初にとても個人的なこと、”☆☆☆”マークのあとに、終演後のアトラクション&出待ちのこと、きよしさんの歌唱の秘密(と思います)を書いていきますので、個人的な部分は興味のない方は読み飛ばしてくださいね。

と、まずはおことわりをして、最初にとても個人的な思いを書きます。
NHKホールでの観覧に参加していたので、帰宅して番組の録画をチェックしていたら、家でテレビで番組をみていた母に、”今日は、みんな素晴らしかったけど、きよし君がダントツだった。ますます歌がよくなって、どこまでうまくなるんだろう、すごいね”
といわれて。
そして、さらに、”お父さんが、”うまいなあ”ってひとこといってたよ”と。
えーっ、ほんとう?
以前、きよしさんがフランク永井さんの「霧子のタンゴ」を歌ってくださったとき、父が”氷川が(フランクの歌を)引き継ぐんじゃないか”とひとこといって。そのことがわたしはうれしくてならなかったのですが、わたしがきよしさんに出逢ってから16年めにして初めて、父が発した”うまいなあ”という、きよしさんの歌唱への賞賛の言葉に天にも昇る思いになったのです。
フランク永井、水原弘、バーブ佐竹といった歌手の生歌唱を、キャンペーンにはじまってキャバレーなどでもリアルタイムで存分に聴いてきた父は、きよしさんのデビュー以来、きよしさんの歌唱を認めてはいるものの、わたしの手前もあるのかもしれませんが、私がいないときであっても、今回のようにきよしさんのことを賞賛したことはついぞなかったのです。

まあ、わたしの父ごときがほめてもほめなくても、きよしさんの素晴らしさは周知のことですが、やはりわたしにとっては、自分の父に自分が大好きなきよしさんが、”うまいなあ”といわれたことは、嬉しくてならないことなのです。
ですので、個人的なことですが最初にそのことを書かせていただきました。
そう、周知のことといえば、昨日の日刊スポーツの朝刊に、人気若手演歌歌手の紹介をするものがあったのですが、そこで、きよしさんについて、”言わずと知れた超人気歌手”と書かれているのが目にとまりました。
ほんとうにそのとおりなんですけど、でもやっぱりそうやって活字であらためみると、嬉しいものだなあと、その部分を何度も読み返したのです。


☆☆☆
この日の「NHK歌謡コンサート」は第934回とのことで、1000回の節目が遠くではありますが見えてきたなあという気がしてきますね。

さて、放送終了後は、”歌のプレゼントコーナー”となり、トップバッターは、川中美幸さんでした。
島倉千代子さんとのツーショット写真を玄関脇の飾り棚に飾っていることをお話しくださいました。
その場所は家に出入りする際、必ず目に入る大切な場所とのこと。
川中さんはいつも島倉さんのことを思っていらっしゃるのですね。
番組のなかで川中さんが島倉さんのお話をしながら涙された様子を思いだしたのですが、またそのときにも涙ぐまれているようでした。
放送時にお召しになっていたお着物姿で登場されて、「一路一生」を歌ってくださいました。

おふたりめは福田こうへいさん。
釣りがとてもお好きだそうで、お休みをいただけると、沖釣りを楽しまれるそうです。
先日も太刀魚を6人で38匹釣ったとのことですが、船を操縦する方が上手だったからと(笑)。
きよしさんと趣味が合いますね。
もしかしたら、楽屋ではおふたりで”釣り談義”でもりあがることもあるでしょうか?
「峠越え」を歌ってくださいました。

さあ、さあ、さあ~!!!
と、この声はわたしの心の声です(笑)。
福田さんが拍手に送られて舞台袖に入られると、一瞬の沈黙のあと、ペンライトがまぶしくまたたき、歓声がこだましたのです。
高山哲哉アナウンサーは、”もう、わたしには何も申し上げることがございません”と思われのでしょうか?
「しめくくりは、このかた、氷川きよしさんで~す!」
と、シンプルに(笑)、おっしゃいました。
さあ、さあ、さあ~!!!
と、またいいたくなっちゃうのですが、ここで登場されたきよしさんはあの黒のライダーススーツをお召しになっていたのです。
なんて、素敵なのかしら?
この衣裳ということは歌ってくださるのは、あの曲?
と期待にドキドキしながら、トークを聞いていました。
12月1日にリリースされる「新・演歌名曲コレクション2~愛しのテキーロ/男花~」の紹介を高山アナウンサーがしてくださいました。
「オリジナル曲6曲、カバー曲6曲、ボーナストラック1曲がついて、全13曲です。
昭和の名曲では、北島三郎さんの『函館の女(ひと)』も入っていますし、美空ひばりさんの『ひばりの佐渡情話』も、」
きよしさんは、そうおっしゃると突然、
「♪(佐渡)さ~ど~~」
と、「ひばりの佐渡情話」の歌いだしをひと節(喜)。
そして、ふたたび、
「ですね。
それから、『夢追い酒』、『弁天小僧』、『もう一度逢いたい』、あとは、村田英雄さんの『夫婦春秋』も入っています」
とおっしゃったところで、またも、
「♪(お前)おま~え~~」
と、今度は「夫婦春秋」のしめの部分をひと節(嬉!)歌われました。
もう、会話のなかに、歌がポンポン! と飛びだしてしまう、きよしさんだったのです。

アルバムの録音はすべて終わったそうで、
「今、アルバムができあがってホッとしてています」
とおっしゃっていました。
いよいよ、来月、きよしさんの渾身のアルバムが、新たに1枚、まもなくこの世に誕生するのですね。
わたしたちが知る得るだけでも、超多忙スケジュールのきよしさんは、いったいいつ、練習や録音をしてアルバムづくりをされていたのでしょう。
想像もつかず、ただただ頭がさがる思いです。
毎回、毎回、これ以上のものはできないという思いで、そのときどき最高のアルバムをつくってこられたきよしさんですから、ニューアルバムを楽しみにせずにはいられず、早く聴きたいという思いが日に日に高まってしまいます。

アルバムのお話をしてくださったあとは、いよいよ歌唱。
衣裳から期待したとおり、「男花」を歌ってくださいました。
客席から、”エンヤーコラ!”のかけ声がすると、先日放送された「BS日本のうた」でもそうでしたが、
”あっ、かけ声かけてくれるんだね~、ありがとう~”
というような表情をしてみせてくださり、嬉しそうに微笑まれて...。
2コーラス、熱い歌声でしめくくってくださいました。

この日は雨が降ったりやんだりで、開演を待つ際も、かなりの雨が降ったりもしたのですが、雨に濡れようが、風に吹かれようが、これから、きよしさんに逢えるのだと思うと、どうしてこの状況が苦にならないのかしら? 
なんて、自問自答しつつ(笑)、列に並んでいたのです。

終演後は雨がやんでいましたが、ところどころに大きな水たまりができていました。
きよしさんを待つ、スタジオパーク付近の”プリンスロード”には、みるみる列ができていって...。
わたしもなんとか列に入ることができたのです。
駅までの路線バスがすべて出たあとだったでしょうか?
きよしさんを乗せた車が近づいてきて、あまりにゆっくり走っていることに驚いたのです。
ゆっくり、ゆっくり、きよしさんの笑顔が近づいてきて、たくさんのペンライトが夢のように揺れていました。
幸せそうな、きよしさんの様子に、こちらまで幸せな気持ちにさせていただいたのです。
車が見えなくなるまでその場にたたずみ、あとは渋谷公会堂側の手すりの方に移動して、道路をみつめていたら、走っていく車のなかから、こちら側に向かって、赤いペンライトが揺れていました。
きよしさんのペンライト!

きよしさんの真心を感じて、またもいっそう幸せな思いになったのでした。


さあ、そして、きよしさんの歌唱の秘密ですが、5日の「氷川きよし節」(文化放送)で、五感をフル回転させて歌唱されていることを、言葉にしてお話しくださっていました。
放送をお聞きになられた方にはご存知のことになりますが、このタイミングでブログにも書きたいと思います。

「喜びも悲しみも幾歳月」がリクエストされて、聞き手の寺島尚正アナウンサーに、
”説得力ある力強い歌声で、歌う情景が見えてきますね”
とその歌唱を絶賛されると、
「歌詩を表現するときに、あたまの中で映像がうかんできて。
言葉では言い表せないいろんな立体的なものが自分の頭のなかにいっぱい出てきて。
それを具体的にPVにしてもらったりもしますけれども。
映像と歌って、また違いますもんね。
歌だけで想像するのもいいんですけど、
絵が入ってくると、そのイメージが出来上がり
目でみるもの、耳で聴くもの、鼻で香る、口で味わう、肌で触れるとか。
人間には五感ありますから」
と、きよしさんはおっしゃっていました。

きよしさんの言葉に、
”五感をフルに使って歌を表現していくんですね”
と寺島さんが感心されると、
「匂いもするんですよ。
歌には匂いはないんですけどね。
歌から(匂いが)するんですよ。
『男花』だったら、潮の香り、『愛しのテキーロ』だったらスペイン風のエスニック的な香りがしてきます」
と。

うーん、また少し、”氷川きよし”の歌唱の秘密がわかったような...。
でもわかったら、またますます、すごいものなのだなあと、その歌唱の深淵の深さをより感じるわたしなのです。

※皆様、駆け足での更新で失礼します。
「新・BS日本のうた」のこと、書けないままでごめんなさい。
ひとりごとも、皆様からいただいたコメントを読んでいたら胸がいっぱいになって、なにをどこからどう書いていったらいいのか、わからなくなってしまいました。
それくらい嬉しいです。

お昼から仕事にがんばって、今夜はまた記事を書けたらと思っています。


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